先日お誘いを受けて、映画好きの方々の集まる「シネマDEりんりん」という会合に行ってきた。
5月31日から新宿南口「テアトルタイムズスクエア」で公開される「山桜」の話を篠原哲雄監督から聞こう、というのが今回のテーマだ。
原作は、藤沢周平の時代小説「山桜」。
文庫本で20数頁ほどの短編だから、たった一行で片付けられている描写をいかに見せるか、とか田中麗奈さんをはじめとするキャストにまつわ . . . 本文を読む
中村仁君のインド音楽リサイタルにお手伝いに行ってきた。
ムコセからも手伝ってやってねと言われていたのだが、実の所全く自信がなかったのだ。なにしろ卒業以来30年以上劇場の裏に足を踏み入れていないのだ。
しかし、さすが顔の広いムコセ、照明コースの後輩を見つけ出してきた。
彼女の名は樋口さん、どっかで聞いたことのある伝説のお名前。中講堂の音響ブースではその名を轟かせていたお方じゃないか!
2年生と . . . 本文を読む
東京・三軒茶屋キャロットタワーで、「活版再生展」を観てきた。
再生というのは、つまり、今の時代活版印刷がいかに廃れてしまったかということなのだ。
しかし、活版印刷の持つ手造りの温かみを愛する人々が年々増えているのもこの企画展が実施されることの証しでもあるわけだ。
大学時代はガリ版で台本を刷ったし、年賀状は版木を彫刻刀で苦戦したし、とアタシはアナログ・活版世代だ。
広告代理店に入ってからは企 . . . 本文を読む
実は、樋口一葉をちゃんと読んだのはここ4,5年前のことなのだ。
最初「大つごもり」を読んだが、これがなかなか面白い。
文語文だから声をだして読んだ、するとすごくよく判る、一遍で好きになった。
2004年に集英社新書から出た「樋口一葉『いやだ!』と云ふ」田中優子著、を読んで以来ますます感化され、今は「一葉」の文字があるとどうしても反応してしまうのだ。
で、銀座1丁目にあるポーラ・ミュージア . . . 本文を読む
デービッド・ブルさんの展示会に有楽町交通会館まで行ってきた。
去年、友人のS崎さんが紹介してくれたので観に行き、なにしろビックリして、それ以来平成の浮世絵・版画師はデービッド・ブル、と思い込んでいるのです。
彼のホームページは
→こちらです。
初めて観たとき、昔の版木を使って摺っているのかと思ったのだが、そうじゃなかった。
信じられるだろうか、あの浮世絵の版木を自分で彫っているの . . . 本文を読む
あけましておめでとうございます。
年々お正月らしさが薄れていくような感じをうけるのは気のせいでしょうか。
昨年の暮れはタカをくくっていたわけではないのですが、突然年末がやってきたようでした。暖冬で公孫樹並木の葉も落ちきらない不思議な景色のせいなのでしょうか。
ともあれ、年が明けました。
今年も同期生のご活躍をお祈りしつつ、噂を聞くこと、現場に行くこと、お伝えすること、など楽しみにしています。
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仕事納めが終わってから、東中野の「東京演劇集団風」の納会に行ってきた。
会場では、久しぶりに松原剛先生にもお会い出来、お元気に中国をはじめ国内も各地を飛び回っていらっしゃるお話を伺った。
今年は色んなことが起こってあっという間に年末を迎えたが、「風」においては来年のほうがもっと色んなことが起こりそうな気配だ。
1月にはベルトルト・ブレヒト没50年記念公演「マハゴニー市の興亡」、
2月はイ . . . 本文を読む
よみうりランド前、ムコセ御用達のお店「忠ちゃん」で忘年会をやった。
実は、良多君が2週間程前に手術入院する際ムコセに退院後のお祝いは「忠ちゃんでモツ鍋」と既にご指定だったようだ。
え、病名? それは、一文字、です。
術後の経過もすこぶる良く本人至って元気ですからご心配なきよう。
で、集まったのは良太夫妻にムコセとアタシ、それにご覧の後輩二人、理評コースの4年生です。
聞くところによると卒論の . . . 本文を読む
新宿紀伊国屋ホールに地人会の公演「飢餓海峡」を観に行ってきた。
誘ってくれたのは、ひかきちかさん。
以前は東京演劇集団「風」にいたのだが、今は芝居だけでなくテレビにも出て、活躍中の女優さんである。前回の明治座には行けなかったので今回はどうしても観にいきたかったのである。
3時間を超える舞台であったが、時間を全く忘れて観てしまった。いい舞台だった。ひらきさんの芝居も東中野以来何年ぶりかな、であった . . . 本文を読む
11月18日、一泊二日で風の月夜野ツアーに参加してきました。
例年この時期に風では劇団支持会員との意見交換や親睦のため月夜野にてりんご狩を実施しています。
今回ムコセは参加出来ませんでしたが、麻美子さんがお嬢さんと一緒に参加しました。
劇団では現在「星の王子さま」と「肝っ玉おっ母」の二班が学校公演で地方巡回中なので在京の数少ない劇団員で我々アトリエ会員を迎えてくれました。彼らとて日曜日には「 . . . 本文を読む