東京・三軒茶屋キャロットタワーで、「活版再生展」を観てきた。
再生というのは、つまり、今の時代活版印刷がいかに廃れてしまったかということなのだ。
しかし、活版印刷の持つ手造りの温かみを愛する人々が年々増えているのもこの企画展が実施されることの証しでもあるわけだ。
大学時代はガリ版で台本を刷ったし、年賀状は版木を彫刻刀で苦戦したし、とアタシはアナログ・活版世代だ。
広告代理店に入ってからは企 . . . 本文を読む
実は、樋口一葉をちゃんと読んだのはここ4,5年前のことなのだ。
最初「大つごもり」を読んだが、これがなかなか面白い。
文語文だから声をだして読んだ、するとすごくよく判る、一遍で好きになった。
2004年に集英社新書から出た「樋口一葉『いやだ!』と云ふ」田中優子著、を読んで以来ますます感化され、今は「一葉」の文字があるとどうしても反応してしまうのだ。
で、銀座1丁目にあるポーラ・ミュージア . . . 本文を読む
山崎健二クンから芝居の案内が届きました。
案内状によると、
この作品は、主演の橋爪功が巨悪を演じたいという思いから、作・演出の宋英徳が様々な歴史を紐解きたどり着いた書下ろしです。先の戦争で、軍の医療関連の特殊機関に所属し倫理に反しながらも、その研究成果と引き換えに戦犯を免れたという男をモデルとした、フィクションとして描いています。
事実・歴史を検証するのではなく、演劇としての面白さを追及し . . . 本文を読む