Minstrel

流離が人生

Space Cruiser Yamato: The New Voyage

2009-12-19 06:55:29 | Weblog
ヤマトづいてます。

サントラ第一弾を買ったのをきっかけに、映画を初日の一本目に見に行って、そして今回サントラ第二段を買ってしまいました。

改めてヤマト Love な自分に驚いてます。

親父に
「面白そうなマンガやっとるでぇ~」(当時はアニメ・漫画共に「マンガ」といっていた)
と誘われて以来、「ヤマトよ永遠に」まで熱心なファンだっとように思います。いつの間にかアニメーション自体を見なくなり、気が付いたときには「完結編」は終っておりましたが、LD BOX までそろえてしまっていた Amon ですw




映画の内容は控えさせていただきますが、残念なことが2つ。

一つ目は、効果音の変更。特に「爆発音」「ヤマトの主砲の音」「波動砲の音」が面影もなく変わってしまっていたこと。もし目をつぶって映画を聞いたら「ヤマト」とは気が付かないと思います。

二つ目は、音楽に新曲がなかった(これは私の誤解で後で説明します)こと。特に音楽が好きだった私にとって、シリーズそれぞれの音楽があり、それをバラバラと使われると、昔の方の映像が頭の中に浮かんでしまう現象が映画鑑賞中に起こってしまいました><


映画の感想は「よくも悪くも『ヤマト』だったなぁ~」と。
…………う~ん、語りだすと限がなさそうなので感想はこの辺で……。


さて、今回の主題は「宇宙戦艦ヤマト 復活篇 オリジナル・サウンドトラック・アルバム」についてです。
映画を見て新譜が無いと思い込んでおりました。が、たった1曲半ありましたw

全16曲、以前の曲抜き出し1曲。編曲・再演奏が7曲。クラシックからが6曲。新曲2曲です。

一曲づつ感想を…

1. 無限に広がる宇宙

タイトルを見て「無限に広がる大宇宙」の間違えだと思いましたw この曲は「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」の序曲の抜き出しでした。川島和子さんの天使の歌声による「ヤマトの宇宙感」を非常によく表したいい曲です。

2. カスケードブラックホール

この曲はクラシックで、マーラーの交響曲第2番「復活」第一楽章だそうですが、私はこの曲を聞いたことがありませんでした。曲単体であれば、よい曲だとは思いましたが、ヤマトの「遊星爆弾」「白色彗星」「重核子爆弾」「惑星破壊プロトンミサイルを打ち込まれた太陽」「アクエリアス」に並ぶ今回の障害「ブラックホール」の曲にしては…大人し過ぎ!

3. 古代の帰還

映画鑑賞中、最初に映画とは違う映像が頭に過ぎった曲です。元曲は「新たなる(宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち)」の「別離」という曲。私の頭の中には、守とスターシャと赤ちゃんのサーシャが別れるシーンが浮かんできていました。…が、不思議なもので家に帰り「新たなる」を聞きなおして、今回のこの曲を聴くと…ちゃんと古代進が乗る「ゆき」の映像が出てきましたw 再演奏ということで微妙に違うんですよね。今回の古代の哀愁が漂っていい選曲でした。

4. 若者たち
この曲は「新たなる」の「ヤマト新たなる旅立ち」という曲の一部ですが、本来は歌詞付きの曲です。映画鑑賞中、この曲に合わせて私の頭の中で
「ちきゅうは~いつしか~たたかい わす~れ…」と歌っておりましたw

5. 氷塊に眠る

この曲は「ファイナル(宇宙戦艦ヤマト完結編)」の「ヤマト葬送のテーマ」だそうですが、私はこのタイトルを知りません。このころのアルバムは漁ってまで集めておりませんので、よく知りません。が、私が持っている「ファイナル」のアルバムでは「ヤマト悲愴なる出撃」の一部だと思われます。前半は男性コーラスで、後半はオーケストラになるのですが、今聞いても「ファイナル」しか思い浮かびません><

6. ヤマト発進

これはいわずと知れた「さらば~ちきゅうよ~たびだ~つ ふねは~」を THE ALFEE が新たに歌っている曲です。前半は今回このアルバムの編曲者 山下康介氏のオリジナリティを感じた曲でした。THE ALFEE の歌うヤマトは…軽すぎる気がしました^^; 発進シーンはやっぱりオケが一番ですね。

7. 戦火の渦へ
この曲は2部構成になってます。前半部は「新たなる」より「新コスモタイガー」の編曲「2009バージョン」。旧来の曲のままですが、もともとテンポが良い曲をさらにテンポよくした感じで、楽器の選曲とともに良い曲だと思います。後半部にようやく新曲(おそらく)が入ります。副題に「ヤマトの戦い」とありますが、とても戦闘中の曲には聞こえません。ですが、戦闘中の曲と思わずに聞くとそこそこの曲だと思います。山下康介氏がんばれ!

8. フライバイ・ワープ
この曲は「ファイナル」から「驚異のニュートリノビーム」という曲をそのまま持ってきたもので、アクエリアスをワープさせるためにビームを発射していた時の映像しか思い浮かびません。残念な選曲です。

9. アマール
ここからクラッシックの曲が続きます。私はこの曲は「何処かで聞いたなぁ~」程度だったんですが、チャイコフスキーの「スラヴ行進曲」という曲でした。惑星というか国というか、そのイメージに使われていますが、もともとこの曲に色が付いてない(私が)ので、すんなりと受け入れられました。

10. ゴルイ
これもクラッシックですが、聞いた瞬間にベートーヴェンだとわかりましたw が、曲名までは思い出せません。(というより知りませんでした)「エグモント序曲」という曲だそうですが、これも色が付いていなかったので、すんなり受け入れられました。

11. 女王イリヤ
このクラッシックはまったく知りませんでした。ショパンの「ノクターン#1」だそうです。劇中どこに使われたかも思い出せません><

12. 未来への戦い
これは有名(私の中で)なベートーヴェンの「月光」。ですが、曲のタイトル「未来への戦い」というイメージでとらえると「どうなの?」と言わざるをえません。というか私の中ではイメージがあったので、余り受け入れることができない曲でした。

13. SUS大要塞
これもクラッシックでグリーグの「ピアノ協奏曲イ短調作品16」。ピアノ協奏曲ということでピアノがメインで使われます。非常にわたし好みの曲です。が、「さらば(さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち)」でのガドランティスから出てきた超巨大戦艦的なシーンで劇中使われたのですが…出だしはイメージは良かったのですが、途中から全然合わないと思いました。良い曲だと思ったのですが残念です。

14. 「復活篇」のためのシンフォニー
この曲はヤマト胎動編「我が心の不滅の艦」BGM となっているのですが、全然知りませんでした。調べてみると 1994年に「ヤマト・我が心の不滅の艦(ふね)-宇宙戦艦ヤマト胎動篇-」というドキュメンタリービデオだそうで、「YAMATO2520」のためのものだったそうです。知りませんでした。ヤマトらしい曲ではありますが、これから聞き込んでいきたいです。

15. メッツラー
ようやく1曲まるまる山下康介氏による作曲の曲です。ヤマトの曲としては申し分ないと思います。タイトルから「メッツラー」というキャラの曲ですが、イメージが難しかったのか、劇中では効果的な曲ではありませんでした。山下康介氏がんばれ!

16. この愛を捧げて
これも新曲ですが、こちらはシングルカットされる THE ALFEE の高見沢俊彦による作曲です。「さらば」の時の沢田研二、「永遠に(ヤマトよ永遠に)」の時の布施明の域は出ていません。高見沢俊彦ということでロック調なつくりですが、エンディングテーマとしては激しいかな~と思っていました。しかしスタッフロール後に表示された文字を見た後ならこの曲がしっくりくる感じでした。(すいません。ネタバレになるので何があったかは伏せます)


以上つらつらと書き連ねましたが、これから聞き込んで「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」の曲にするものだと思いますので、しばらく聞き込みますw



(あくまで私の現在の情報を元に書いたもので、間違った情報などもあるかと思いますが、私の意見ですので…アシカラズ)


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