Minstrel

流離が人生

The meaning of "Can do it alone!"

2010-11-16 06:48:17 | DIY
皆さんが思っている以上にこのバイス完成はうれしいものでした。

うれしさのあまりタイトルの意味に当たる文章を全然語っていませんでした^^;

私も学生のころは技術家庭科の授業でドライバと折りたたみ椅子、与えられた材料での自由作製(木工)はやったことはありますが、そんなに得意な分野ではありませんでした。そのとき作製したドライバは今も使っておりますが、センターにある真鍮の加工で削ったり穴をあけたりしております。しかし記憶に残っておりません。


そんな技術家庭科授業程度の素人が「金属加工」などとは夢にも思ってませんでした。というより何となくですが「出来るはすがない」とまで思っていた Amon です。




Vice を作製するに当たり、最初は稼動する台はナットで絞め殺せば大丈夫ぐらいに思って作業に入りました。が、実際に組んでみてナットを絞め殺すとネジが回転せずに、どうしてもナットとネジを固定することを余儀なくされました。

瞬間接着剤も考えましたが、ちょうどそのときに持っておらず考えあぐねていました。(今考えても瞬間接着剤ではうまくいかなかったでしょう)


週末作業ということで、ただ考えていても勿体無いと思い作業場の整理整頓を始めると、奥から「鉄工用ドリルセット」が出てきました。

まだ知識も何もないころ、インパクトドライバと一緒に買ったドリルセットです。最初のころ穴を開けるのに木材に鉄工用ドリルで穴を開けていたのです。程なくして間違えに気付き木工用ドリルを買い揃えるのですが、それ以来奥に眠っていた鉄工用ドリルを目にして

「ダメ元でナットに穴を開けちゃろうかぁ」

インパクトドライバにドリルをセットして穴を開けようとスイッチを入れますが、開けたい位置からドリルが逃げていきます><


そもそも鉄工用と木工用のドリルの違いって何?

素人目にも分かる範囲では、先っぽが違うということぐらい。
本来金属に穴を開けるときにはポンチという道具で少し穴というほどではないくぼみをつけてそこに向けて穴を開けていきます。何もない平らな金属面ではドリルはいろんな方向に逃げていきます。

ポンチは持っておりませんので、釘で代用しようとしますが、釘よりもナットのほうが硬いため傷をつけるどころか釘のほうが曲がってしまう始末^^;

そこで考えた末出した答えが

見えずらいですが、ネジが入っている場所の下には「M12」という文字の突起があります。その「M」と「1」の間にドリルを固定して何とか穴を開けることに成功したのでした。

開けた穴の径は「3mm」。ネジの径に合わせたのですが、ネジを打っても緩い様に感じてしまい、もう片方の穴は「2.5mm」径の穴にして、同じネジを打ちますが…ネジが切れました><
他にも金属に穴を開ける際に切削油なるオイルがいるらしいのですが、今回は Kure55 で代用w(大丈夫か?)。その切削油が無いとドリルの先がなくなってしまうそうです^^;


と、いろいろ学びながら完成した失敗 Vice なのでした。

そのおかげで今回作製した Vice にはポンチも購入して、問題なく金属加工できたというわけです。



今まで出来ないと思い込んでいた「金属加工」もある程度できることがわかり、前回のタイトル「ひとりでできるもん!」を思いついたのでした。

が、今見返してもあまりタイトルの意味は無かったように思えてきている今日この頃ですw


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