どこでも旋回

フットサルチームメンバーによる。旋回しながらのブログです。時折ケブラが入ります。(笑)

☆フトゥーロ戦感想☆

2006年04月28日 16時06分40秒 | Weblog
フットサルを始めた時にアミーゴ中嶋監督に借りたDVDがあった。入門編と個人技特集のDVDで日本のフットサル界を引っ張る有名選手がたくさん出ていた。

その頃は誰一人知らなかったがそのテクニシャン揃いの中で一際(ひときわ)目立つ鮮やかなグリーンのユニフォームに身を包んだ選手がいた。彼は右足でボールを転がし左足でボールを止める。それを高速で何回も繰り返しやっていた。

一緒に見ていたヤスタカ、タケ、は『こいは簡単やろ』と言って次の練習の時に真似したが、『マジで難しか!できん。』
と言ってすぐに諦めてた(笑) 我々を一瞬にして諦めさせた“彼”に“畏怖”と“尊敬”の念が交ざり合い、いつの日か『緑のテクニシャン』と勝手に呼び、ちょっとしたアイドルとなっていた。

そう、彼こそが『魔法の左足』の異名を持つFUTURO NO.4 渡辺英朗選手である。

そして同時期にフットサルの入門編のDVDを見てたが、ピボやパラ、浮き玉の説明をしていた優しい顔のお兄さんが、FUTURO NO.5 上村信之介選手。。


元日本代表、関東BEST5が所属し、そしてイタリアフットサルセリエAに移籍した選手を輩出するチーム。そういった日本を代表する“超”名門と対戦する事になろうとは、当然ながらアミーゴ選手、スタッフ、関係者、誰一人として、夢にも思わなかった。

DVDで勉強し始めたのが昨年の九月の事だからわずか半年程前の出来事。

その映像でしか見たことない選手達が目の前にいる。いつものように挨拶をし、握手をしてゲームが始まった。。

『DVDの選手達が目の前にいて、もの凄い違和感というか高揚感みたいなのがありました。どのぐらい上手いんだろ?どのくらい通用するんだろ?って感じで。。結局憧れの渡辺ヒデ選手にあっさり交わされました(笑)本当に上手い人達ばかりでした。選手にとって得難い素晴らしい経験だったと思います。』
コーダイ NO.5

『一つ一つのプレーが全てにおいて高い次元。渡辺ヒデのフェイクには心の底からひっかかりました(笑)ループシュートは気まぐれです。応援に来てくれたみんなの声援が心強かったです!ありがとうございました!』
ヤスタカ NO.7

『きっちり計算された動きとパス。あれが本物のフットサルかと感心しました。ただ1対1など通用するとこも分かったので次に繋げたいと思います。』
坂口 NO.11

『(1点目を決められた時)あのシュートは本当は止めていたはずです。脇をすり抜けてしまって・・
アンラッキーでした。次やるんだったら勝ちます!』GK柴藤

『前半のGKとの1対1を決めれたら流れはこっちに来ていた。悔しい気持ちはあるけど1点を取る事が出来て嬉しいです。たくさんの事を吸収出来たんでこれをリーグで活かしたい。』
ゴッチン NO.9

『適当に攻めて、適当に蹴りました。やっぱり適当じゃダメっすね。フトゥーロは適当じゃなかってんで(笑)帰ったらたまにマジメにやります。』
修平 NO.10

『佐世保に携帯とシューズを忘れてしまい大変でした。東京は全てにおいてエキサイティングです(笑)フトゥーロも渋谷も。。楽しくやれましたが、次回は結果も付けたいです。』
ショーイチ NO.8

『インフルエンザで朝から調子が悪くて朝ご飯も三杯しか食べれなかったのが悔しいです。試合はコンディションさえ良ければもっとやれました!そこが1番悔しいです。あと帰りの飛行機に乗り遅れたのもかなり悔しいというか・・』
タケ NO.2

『フトゥーロ戦はベンチで見てましたが、柴藤さんは凄かったです。ただ自分が出た他の2試合は集中して、本来のプレーを取り戻す事が出来て安心しました。今度は自分が最初に出るつもりで練習頑張ります!ヤスタカさんのメガネ最高でした!!』
シンジ GK

☆FUTURO☆1st Match

2006年04月28日 11時53分32秒 | Weblog
PIVO CUP全国大会初戦の相手は関東League所属、前年6位の『東京FUTURO』。 元日本代表、関東オールスターファン投票1位の上村信之介選手、関東リーグBEST5に選出された渡辺英朗選手等が所属する超強豪が全国でのオープニングゲームとなった。

アミーゴは初の全国、そして相手がフトゥーロだったが堅さも緊張も全くなく、集中した立ち上がりを見せた。

1分。オープニングシュートはフトゥーロ。中盤でボールを貰った渡辺英が得意のフェイントで一人交わすと一気に加速し豪快な左足のシュートを放つ。(枠外)

アミーゴは後藤のコーナーキックから修平がボレーシュートを放つがゴール左にそれる。

フトゥーロの早いパス回しと高い個人技でなかなかボールを奪えないが、自陣ゴール近くでは素早いチェックでフリーのシュートはほぼ打たせない。

4分。フトゥーロ上村信之介のシュート。ボールはポストに当たるが跳ね返りを柴藤がうまくセーブ。

5分。アミーゴ後藤がGKと1対1になるビッグチャンス。しかし、GK大黒がタイミングよく飛び出し得点ならず。

7分。フトゥーロのシュートを柴藤が弾くがボールは再びフトゥーロ選手の前へ。ダイレクトのシュートはゴールから大きくそれる。
9分。フトゥーロのゴール前での短いパス交換から、渡辺淳一が抜け出すが柴藤が素早い判断で前に出てシュートを防ぐ。

0対0で前半終了。

アミーゴはGK柴藤を中心に坂口、中村が集中した守りを見せ名門チームと互角の戦いを見せた。

後半に入り戦える自信を持ったアミーゴは積極的にプレスをしかけフトゥーロゴールを目指す。

2分。フトゥーロのシュートを柴藤が好セーブ。しかし、弾いたところに再びフトゥーロの選手。これをダイレクトでシュート。しかし柴藤が再びファインセーブ。 しかし、、ボールは三度フトゥーロの元へ。 柴藤はこれもストップするがボールは無情にもラインを越えることに。。
フトゥーロ先制。

4分。どうしても得点が欲しいアミーゴはハイプレスから前掛かりになる。
ボールを一度奪うもフトゥーロ上村に再びボールを奪われ、カウンターを受ける。逆サイドを駆け上がったフトゥーロ11番がダイレクトで流し込み、0-2となる。

5分。後藤がペナルティエリアぎりぎりで倒されフリーキックのチャンス。キッカーは中村泰隆。フトゥーロの不意を付くループシュートはあっさり止められるハメに(笑)

6分。再び後藤が倒されフリーキックのチャンス。宮崎修平が思いきり適当に蹴るがシュートは枠外に(笑)

6分。ディフェンスで貢献していた坂口が激しいチェックからゴール前に。相手GKと接触しイエローカード。

7分。右サイドでボール持った渡辺ヒデがピボ(前線の選手。センターFWみたいなもの)に当てる。縦に抜けると見せ掛け、中に切り込む見事なフェイク。ピボの選手も渡辺をよく見てリターンのボールを出す。 走り込んで来た渡辺ヒデは豪快なシュート。
マークに着いていた中村泰隆は『あんなに完璧なフェイクは初めて見た。。完全にやられた。』と脱帽。
柴藤も止める事が出来ない素晴らしいシュートで絶望的な0-3となる。

しかし決して諦めない“魂”を持つ選手達はここから反撃を見せる。

8分。相手GKからのボールをキャッチした柴藤はゴール前の後藤に“WORLDスロー”をワンバウンドで送る。後藤は反転しながらヒールでゴールに流し込み(会場を興奮させるGREATゴール!!)、待望の全国初ゴールを記録。1-3となる。
沸き上がるベンチ、スタンド!!

ここから更にアミーゴのハイプレスが始まる。

9分。後藤のしつこいディフェンスから渡辺ヒデがたまらずバックパス。しかしこれがアミーゴのコーダイへのミスパスとなる。名手渡辺の信じられないパスミスで会場は一瞬凍りつく。コーダイは追い抜いた後藤へのパスを選択するがこれをGK大黒が弾く。

再びルーズボールを拾ったアミーゴはショーイチが豪快にシュート! コース、スピード共に最高のシュートは再びフトゥーロ大黒が弾いてコーナーに。

コーナーキック。ヤスタカからコーダイへ浮き玉のパス。コーダイのヘディングシュートはまたもフトゥーロ大黒がファインセーブ。
残り30秒。再び後藤がプレスからボールを奪いシュートするがボールはわずかにポストの横へ。

タイムアップ。 1-3。
黒星スタートとなる。


悔しそうな選手達に東京や関東周辺から集まってくれたサポーターのみんなから温かい拍手と声援が。。
惜しくも敗れはしたが、次の試合に繋がる素晴らしい試合だった。


NEXT GAME → ディアボロ SPFC