気になるこの人 『女王の教室』そして『家政婦のミタ』

遊川和彦（ゆかわかずひこ）　テレビドラマ脚本家


賛否両論。しかしセンセーショナルだった『女王の教室』
真矢は『スターウォーズ』のダース・ベイダーがモデルって知ってました？

このドラマの中で、子どもたちが先生を（大人を）困らせようと考えた質問....真矢の答えが印象的でした。
「先生、どうして勉強しなきゃいけないんですか？」
「先生、なぜ人を殺しちゃいけないんですか？」
まるで禅問答の世界。大人であるあなたは子どもたちにこう訊かれたらどう応えますか？
答えが気になる方はどらま・のーと「第10話より」の項 にセリフが掲載されてますから参照ください。

今ふっと、こんな質問が浮かびました。
よく車内で他人の目も気にせず（無視して）延々化粧をしている女子を見かけます。
若い子の中には以下のような意見を持つ子が多くなってきています。
「なぜ車内で化粧をしちゃいけないんですか？人に迷惑をかけていると思わないんだけど」と...
さてこう女子に訊かれたらあなたはどう答えます？　


今年度平均視聴率最高のドラマとなる『家政婦のミタ』


あくまでフィクションの世界

ドラマの出来がどうのこうのでなく

この人（遊川さん）が発するメッセージが興味深く
（日本が、世の中が忘れてしまったものを）改めて気づかされることがあります。



『女王の教室』最終回ラストシーン。
中学生になった和美（志田未来）が「先生アロハ（アロハ=愛しています）」と言い目の前を元気に走り抜けていく。
その後姿を目で追い、それまで冷酷な真矢が封印し続けていた笑顔をはじめて見せたシーン。
たくましくなった（成長した）教え子にほほ笑む真矢。イイ笑顔でした。


恐らく『家政婦のミタ』もこのパターンであろうかと思うのですが...
喜怒哀楽を見せず無表情の三田灯。実母や義母から「お前の笑顔が何もかも台無しにした。死ぬまでもう二度と笑うな」と言われ、笑顔を決して見せない三田。
さて彼女に人の心（笑顔）をどうやって取り戻させるのか...

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