大山勝美さんのドラマ、いっぱい共感して胸が熱くなったなぁ...

2022-02-14 22:07:52 | レビュー

先週末、BSで出演者(松たか子・井上真央・鹿賀丈史・大滝秀治・檀ふみ・高橋恵子ほか)が気になるドラマがあって録画

再生して観たらとてもやるせない設定(時代背景、医療、戦前の風俗・風習も含め)にドラマに久々に引き込まれちゃった

ドラマは宮尾登美子・原作の『』(くら)

...大正 ~ 昭和初期、越後の銘酒『冬麗』の蔵元・田乃内家を舞台に、跡取り娘の盲目の美少女・烈(れつ)を軸に苛酷な運命を生きる家族の愛憎と絆を描く 

第一話を観て、エンドロールのクレジットに演出:大山勝美さんの名前を発見

大山さんと言えば、アマル世代で山田太一さんのドラマを昔からよく観ていた人であればご存じの方も多いでしょう

かつてTBSを「ドラマのTBS」と言わしめた全盛期を築き上げた演出家&プロデューサー。奥さまは女優の渡辺美佐子さん

テレビドラマ畑一筋の人で、このブログでもしばしば取り上げている山田太一さん脚本の「岸辺のアルバム」「想い出づくり」「ふぞろいの林檎たち」「深夜にようこそ」などを手掛けられてました

アマルも若いときから山田さんの脚本と大山さんの演出のドラマは家族(父・母・子)や若者(男・女)の細やかな心情描写に共感して多く観てきたのですが、TBS退社後に独立して作られた作品はあまり多く観ていなかったので、この『』(くら)を観て久々に大山演出に触れました

最後は心が温かくなるエンドで良質なドラマを観た満足感を味わえました

若い人にはピンと来ない時代感でしょうが、シニアクラスでテレビドラマがつまらないと感じている方で、まだ『』(くら)を観ていない方がいらっしゃったら一度ご覧あれ!

このドラマで流れるBGM(古代中国の楽器、秦琴の音色)が雪深い新潟の風景や女性の心根の強さなどにマッチして実にイイです

深草アキ Aki Fukakusa NHKドラマ『蔵』サウンドトラックCD プロモーションムービー

【ご参考】『』受賞

    第13回(1996年)ATP賞テレビグランプリ グランプリ、優秀賞(フィクション部門)、ベスト20番組
    第33回(1995年度)ギャラクシー賞 テレビ部門 奨励賞


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