今度の少年ジャンプは土曜日発売ですか!
これは感想UPを急がねば!と、いつもよりは急いだつもりなのですが・・・。
結局発売日前日の夜になったという。(orz)
今回もジャンプ本誌の方の感想をちょっとばかり述べさせてもらいまーす。
≪暗殺教室≫
烏間先生が(色々な意味で)凄すぎて、もはや笑うしかない。
今人気投票を行ったら絶対烏間先生が一位だなあ~、と思っていたら、次回その人気投票の結果発表とのこと。
それはいいんだけども・・・。
え?カラーじゃないの???
≪僕のヒーローアカデミア≫
爆豪勝己。
ヒーロー目指してる筈なのに、やってることはもう完璧にヒール。
一方で、「よっしゃらあああ」のコマがシュールすぎ(笑)。
≪巻末コメント≫
目が釘付けになったのは、作家さん方の欄ではなく左下の編集者さん方の欄。
『ヒックとドラゴン2』を、台湾で鑑賞してきたとのこと!
う、羨ましすぎる!!(><)
そうなんですよね!真の良作の前には、言葉の壁なんて無いんですよ!!
あ~~~!本当に後生ですから、どうか劇場公開してください日本映画業界!!
それはそうと、『食戟のソーマ』単行本9巻無事ゲットしました~。
同時発売のジャンパックの方は・・・、購入しないつもりです。今回は。
でも、第9巻の単行本感想を書く機会がきたら、軽く感想(っていうか印象?)を述べようかと思っています。
それでは『ソーマ』の感想の方へいってみましょう!
・・・と、その前に。
ここで警告を。
すみません、今回の感想はえりなファンの方はどうかご覧にならないでください。
多分、いえ、きっと不快感を抱いてしまうと思われますので。
それでも興味を持たれた方は、どうか自己責任で閲覧のほどを宜しくお願い致します。
週刊少年ジャンプ2014年41号掲載。
掲載順第7位
第85話 【一口目の秘密】
遂に始まった、秋の選抜準決勝第一試合。
創真VS美作戦!!
今回は第一回戦のVSアリス戦とは異なり、対戦者同士の対峙や鉢巻を締めるシーンに照準はそれほど当たっておらず、淡々としたスタートですね。
試合形式の場合、大体開始時は同じような流れになりがちですが、細やかに描写を変えている所に作者の気配りを感じます。(^^)
ここの創真の立ち姿、スタイリッシュで素敵v
この膝の軽い曲げ具合が良いんだなこれがv(マニアック)
そして紹介される、準決勝の審査員達。
まずは審査委員長であろう、堂島銀。
続いて久方振りに登場の乾日向子、水原冬美。
そしてなんと、ここにきて新キャラ導入!
1人目はスペイン料理を営む、『角崎タキ』。
2人目は洋食専門店のシェフ、『木久知園果』。
以上遠月卒業生5名が、今回の審査を務めることに。
なにこの女性率の高さ!!( ̄□ ̄;)
年輩男性100%だった第一回戦の審査員達とは真逆すぎる!
しかも待遇まで違いすぎ。
彼らの時は名前が明かされたのは大泉のお爺ちゃまだけだったのに、今回の彼女らは全員フルネームで紹介。しかも見開きで。
ちょっとこれはあからさまなのではありませんか附田&佐伯先生?
確かに男性読者は大喜びでしょうけども(爆)。
まあでも、私から見てもこの見開きは中々良いですね!
天然マイペースな乾、クールビューティーな水原、そして攻撃的なSキャラ角崎、気弱で大人しい木久知と、皆しっかりした個性ある外見&キャラクターばかり。
しかも、彼女達一人一人のファッションもこれまたとても良い感じ♪
そのいずれも個性が反映されながらもセンスあるコーディネイトになってます。
ついこの前はモデルさんな創真&タクミも扉絵で登場していたし、キャラクターの私服のセンスが光るようになってきた気がする今日この頃。
もしかして、キャラの服は森崎先生が考案なされるようになったとか?
森崎先生もお洒落な方ですからね~。(^^)
それにしても堂島先輩以外は全員、十傑の第二席に在していたのですか~。
水原の代の第一席は四宮だったけど、乾の代の第一席は誰だったのでしょう?
考えられるのはやはりドナート梧桐田・・・?
キャラ的に第三席以下かと思ってたのですけども。(←失礼)
堂島先輩や水原達と違って、創真とは初対面な角崎と木久知。
創真が定食屋の出身という事から、二人は創真の勝利は難しいと判断します。
その理由は、定食屋特有の「味付け」。
えりなが創真のビーフシチューにダメ出ししていたのも、二人と同じ理由でした。
どうやら定食屋の味付けは毎日通っても飽きさせないことを重視して「やさしい味」にされているのに対し、今回のお題は『洋食の“メイン”の一品』ということで、主役に相応しく印象的で「強い」味が求められているとのこと。
創真のビーフシチューは優し過ぎると。
そ れ が ど う し た 。
私は創真の料理のそういう所が本当に大好きです!!!
心から好きです!!!
「料理はそれを作った人物の人となりそのもの」と考えている私としては、ここのえりなの言葉は創真自身の優しさまで否定されているようで本気でカチン★ときました。
それに!!
「優しさ」と「強さ」は両立出来ますもの!!
それはラーメン対決で恵が証明してくれましたよ!!
合宿で創真の実力を知っている乾は、創真の肩を持ってくれています。ありがとう!!
ってゆーか、今回の栗うさぎはヒナコさんとめっちゃ気が合いました(笑)。
そしてそれは堂島先輩も。
表には出さずとも、創真を見守ってくれています。(^^)
せせら笑うえりな。
創真が敗北するであろうこの日が、楽しみで仕方なかったと。
すみません、コイツに鍋投げつけていいですか?
相変わらずのこの性格の悪さ。ほんと腹立ちます。
ただ創真の敗北する姿を見たがっていたのなら、投げつけたいのはスリッパぐらいに抑えておきましたよ。(←え)
ですが、創真にとって今回の勝負は退学どころか料理人人生が懸っているという、非常に重要なもの。
それを知っていながら、敗北を楽しみにしているなんて・・・(怒×100)。
そんな中、創真が取り出した肉に目が留まるえりなと郁魅。
ここの郁魅の顔可愛いな~。
第53話(単行本第7巻100ページ3コマ目)の時もそう思ったけど、郁魅のキョトン顔って私のツボかもしれない。
創真が選んだ肉、それは牛テール!
・・・・・・・・・・牛テール、ですか・・・・・・・・・・。
えー・・・ゴメンナサイ。
そんな珍しいお肉ではありませんでしたね・・・ハハハ。(^^;A)
少なくとも私の感覚では、タンと同じくらいビーフシチューによく用いられているお肉といったイメージです。
う~~~ん、肉の選択の時点で既に、私の予想大空振り・・・(苦笑)。
えりなの「お題を理解していない」という言葉。
「何杯でも食べられる」と言った早津田の言動。
そして郁魅の差し入れの中に入っていた牛テール。
それらによって、創真は自分の品の至らぬ点に気付けていたのでした。
そして、その問題点の打開策も見事見つけていた創真。
テール肉のゼラチン質による「とろみ」によって、白味噌の風味を壊すことなくコクを深めることを狙っていました。
それは新戸のスッポンバーガーで用いられていた技術の応用!!
おお~~~!!
振り返ってみると、創真って相手の調理している様子をじっくり観察することってこれまで無かったんですよね。
ラーメン対決やハンバーガー対決で黒木場や新戸の調理を見ていた創真。
あの表情は、ただ“観戦”していたわけではなく、“観察”していた表情だったというわけです。
そういう影的描写も、背景としてきちんと活かしてくださるとは・・・!(^^)
こういう作風の姿勢や創真の姿を見てると、「無駄な事なんて無い」と凄く自然に感じられます。
えりなに、否定の言葉を返す創真。
このシーン最高!!!(Σd(>▽<))
ここはまさに創真とえりなの関係性そのもの!
不敵に笑みながら見上げる創真。
見下ろしながらも悔しげなえりな。
創真の精神的優位性が感じられてめっちゃ嬉しかったです♪♪♪
そんなえりなとは対照的に、微笑んでくれてる郁魅。(^^)
自分の差し入れを創真が活用してくれたのを嬉しく思っているその姿は、まさに正統派ヒロイン☆
文字で書くと同じ「ツンデレ」なのに、どうしてこうも違うのか。
まさに天と地の違い。
月とスッポン。
お日様とスリッパ。(←?)
星と消しゴム。(←??)
・・・へ?前回も同じような事を書いているって?
えりなが創真のことを認めない限り何度だって言ってやりますよ。
そうして更に、やさしい風味を活かしつつコクを深める調理を重ねていく創真。
創真の料理の進化振りに、歯噛みするえりな。
創真は良い子だから、こういう言葉は言わないでしょう。
だから、代わりに私が言わせてもらいます。
ざまあみろ♪♪♪(Sうさぎ無限増殖)
ですが・・・!
忍び寄ってきた美作のトレース!
おいこらヘビさん!なに創真の腕に巻き付いてんだ!
ハッキリ言ってヘビさんは嫌いじゃない!(←)
だけど創真の邪魔をするなら、たとえヘビさんであろうが許さない!(←←)
っていうかこのヘビさん、美作のイメージだけあってちゃんと頭がドレッドモヒカン☆
創真がこの一週間で、何を買ったか、誰と会ったか、どんな事を試したか、全部把握していると言う美作。
そうして、同じテール肉を用い、完璧に創真の調理手順を辿っていきます。
やはりえりなや郁魅、早津田との関わりも知っていましたか。
・・・でも。
この一週間で、創真が会っていない人物が若干1名いるのですがね。
周到なトレース、そしていよいよ創真の料理を追い抜くためのアレンジに入る美作。
吊り下げたのは、特大の肉。
さて、その肉は一体・・・?
今回審査員として初登場となった、角崎と木久知。
個人的には引き続き大泉のお爺ちゃまが審査員になって欲しかったのですがね~。
・・・決勝戦にて再び審査員になってくれないでしょうか・・・?
無理だろうな(苦笑)。
そういうわけで一気に年代が若くなった今回の審査員勢ですが、特に当の角崎と木久知は創真達とたった3~4歳しか違わず。(一番年下の木久知は19歳・・・若!)
それでありながら既に自分の店を持ち、ベテラン勢と対等にやりあっているというあたり、この二人も相当の実力者の模様です。
角崎は口調は郁魅や北条と似て粗暴な感じ。
ですが、これほど攻撃的なSキャラはいませんでしたし、新しいタイプといえますね。
まあ、暴力に訴えようとするあたり、かつての四宮やえりなのようにかなり敵を作りやすいタイプでもあるでしょうが。
一方の木久知はキャラクター的には、恵や倉瀬と同タイプと言えます。
ですが、そこに決定的な違いとして用いてきたのが「バスト」。(^^;A)
これまでで一番豊満な女性は乾と思っていたのですが(※「えー?」と思われた方は、第18話のラストをご覧ください(単行本第3巻84ページ))、それをも凌駕するキャラが現れるとは(苦笑)。
でも個人的には、それと同じくらい「眼」が印象的でしたね。
眼の綺麗さだけならえりなが一番でしたが、そんなえりなとは対照的でありながらも匹敵するほど綺麗な眼に思えました。
さて、えりながダメ出ししていた「お題の意味」ですが、そういう“今回のみ”のものだったのですね。
てっきり、“選抜全体”のお題に隠されている意味かと思ってしまいました。
ああ勘違い。お恥ずかしい。
・・・・・でも。
ここまで偉そうに述べておきながら、もし違っていたら・・・。
もはや赤っ恥どころじゃないなあ~~~。(冷や汗ダラダラ)
今回、創真の味にダメ出ししていたえりなの批評が述べられていましたが、その中にかなり気になった一文が。
それは、創真の「定食の味」は「おふくろの味」と言い換えられていたこと。
これはかなり前から感じていたことですし、時々この感想内でも述べさせて頂いていたことですが(VSアリス戦等)、創真の料理って温かいんですよね、とても。
以前の『ジャンプNEXT!!』で掲載された番外編にて、過去の城一郎のゲテモノ料理に対するイメージ画が描かれていましたが、それを見て思ったことは。
「創真だったら絶対ありえないイメージ描写だな」
強烈なお色気表現なため気付きにくいのですが、創真の料理のリアクションはそのほとんどが本質的に優しいものとなっています。(選抜予選のリアクションでは審査員方を殴り飛ばしてはいますが、殴られた方は恍惚の表情でしたし)
過去の城一郎が攻撃的な料理だったのに対し、温かい創真の料理。
加えて、今回のこの表現・・・。
もしかしなくとも、創真の料理の味は母親由来のものだと思います。
美作がかつての食戟相手から、亡くなった母親の形見を奪っていたという事を聞いた時の創真の反応。そして今回の表現。
少しずつ、でも確実に母親のエピソードが明かされる下地が出来上がってきているように感じます。
そうして前々回からのいきさつから、今回のお題『洋食のメイン一品』に求められていたものに気付けた創真。
この定食の味云々のくだりは、半年前の創真ならまず気付けなかった点だったと思います。
実家の定食屋を中心にしていた、これまでの世界観の変化。
それが、まず今回は示されていましたね。
その一環として発揮されていたのが、新戸の手法のエッセンスを用いるという、“遠月学園に来てからの経験”の活用。
元々創真は「経験」を重視する子でしたが、いよいよその姿勢が「吸収力」となって発揮され始めましたね。
そしてそれは、美作の「模倣」との対照性も示されていたように感じました。
意図的に相手と同じ食材、手法を丸写しにする美作。
それに対し、相手の根幹的発想や技術から学んだことを、違う食材や方面で応用・発展させた創真。
「真似」と「学習」の違い。
それらが非常に良い形で描かれていたと思います。
これまでの経験やライバル達との関わりを糧にして、更に己を磨き上げる。
まさに創真は、場数を踏めば踏むほど無限に強くなっていく子ですよね!!
しか~し。
さすがは「周到なる追跡者」。
これほどの創真の閃きや工夫もしっかり把握していました。
ですが。
思えば、出会った当時から美作は掴んでいたんですよね。
創真には、「他人を観察する時片眉が僅かに上がるクセがある」ことに。
危惧していた通り、ハンバーガー戦の様子を一緒に観戦していたことは、美作に今回のアイデアに繋がる情報を与える結果になってしまいました。
主人公がかつての経験を活かしているならば、敵側も過去の出来事をしっかり踏まえている。
この公平かつ巧みな描写・・・もうどれだけ敬服すればいいのやら。
さて、そしてアレンジとして美作が取り出したのは特大の肉。
吊り下げたお肉・・・といえば。
思い浮かぶのは、創真にとって初めての食戟であった丼物対決で、郁魅が用いた「A5ランク」の牛肉。
ここが美作という“料理人”の最も残念なところなのですが、美作はわざと相手の“大切なもの”を傷つける手段を用いてきます。
このことから察するに、美作は創真と親しい人物の得意分野やかつて用いた技術を使用して、創真の料理を超えようとしているのではないのでしょうか。
人一倍仲間想いな創真。
そんな創真が、その仲間達からの技法で敗北し、料理人の道を閉ざされたらどうなるか。
美作はそれを狙っているのでは・・・。
ううう、想像するだけで凄く苦しいのですが・・・!(><。。。)
勿論創真はそんな思惑に負けないと信じてますけどね!!!
前回の描写から、創真が美作に勝つ鍵はこれらかと読者に思わせておきながら、それらは踏破され。前々回冒頭の美作の一人劇場からの考察も、これまた踏破され。
前回&前々回で私が推測した、残る勝利の鍵は一つ。
それがタクミの十八番である「日本食との融合」。
タクミに見て欲しいと言った勝負だからこそ、この点はとても重要と思えるのですが、今回の美作のトレース力を目の当たりにすると、それさえも踏破されかねないような気がしてきちゃいました・・・。(><;)
仮に。
もしも。
タクミの料理から学んだ事までトレースされていたならば。
最後の最後の鍵はやはり 「美作自身への思い遣り」 になるのでは。
個人的に神回だった第80話。
創真を自分の狙いに嵌めようとしたものの、逆に創真の言動が全く掴めなかった美作。(しかも翻弄されたという/笑)
その創真の言動にあったのは、とても深い思い遣り。
今回の食戟は、きっと私が思う以上に、創真の“優しさ”が大きな意味を持ってくると思っています。