毎日『少年ジャンプ +』の方もチェックしている栗うさぎ。
そんな中、本誌の方で『BOZEBEATS』を連載なさっていた平野稜二先生の最新作が一昨日掲載されていました。
その作品名は、『勇者ご一行の帰り道』。
なんとなく興味を引かれ、読んでみたところ―――
涙腺崩壊。
確かに作品名にこれ以上ないくらい寄り添った内容でした。
中盤くらいで“真相”に気付きはするものの、それが尚更主人公ニナの心情を噛みしめさせるものになっています。
一回読むだけではその良さを理解するには不十分。むしろ二回目以降から本当の意味が分かる作品ですね。
それぐらい丁寧で深い造りになっていました。
これほど心に響いたのは、私も「帰る」ということの意味を考える年代になってきたからかも・・・。
思えば、このブログで主に扱っている作品である『食戟のソーマ』も、『キングダムハーツ』も、「帰る」という要素が一つの鍵として用いられている作品ですしね。
内容もさることながら、時折挟まれるカラーページもまた印象的でした。
いや~~~これほど良い涙を流させてくれた漫画に出会えたのは本当に久し振り・・・。
お勧めです。
それと、以前附田&佐伯先生も出演なさっていた『ヒット作のツメアカください!』。
それに今出演なさっているのがミウラ先生なんですよね。
読んでみて、改めてミウラ先生の凄さを再認識。
さらっと凄い事実が判明してます。流石は佐伯先生の師匠・・・!
個人的には“理想病”のくだりがとても共感できました。
そうなんですよ。
漫画にせよ、料理にせよ、文章にせよ、良いものを作ろうとすればするほどこの“病”に罹りやすくなってしまうんですよね~。
作者:天望先生の『ゆらぎ荘の幽奈さん』への見解・感想にも大いに共感し、大いに苦笑しながら楽しく拝読させてもらいました。
次回も楽しみです♪
では『ソーマ』の感想をば。
今回は短いです。
週刊少年ジャンプ2018年35号掲載
掲載順第10位
第273話 【もう一人の息子】
前回の『食戟のサンジ』が冒頭カラー2ページだったというのに、引き続き今回もセンターカラー。
集英社さん、どうか佐伯先生に夏休みをば(懇願)。
そして附田先生にもどうか休養をば・・・!(←目次ページ見て青ざめた人)
そんなセンターカラーは、恵とえりなによる海辺のシーン。
ダブルヒロインということで、佐伯先生はこの二人を一緒に描く場合共通性もしくは対照性を意識した描写をしてくることが多いですが、今回は二人ともツインテールという共通性を持たせています。
特に恵のツインテールは初という事もあって新鮮な限り☆
・・・え?
「もう片方」の感想はどうしたって?
じゃあ述べさせてもらいますけども・・・・・怒らないでくださいね?
ぶっちゃけ、ヘアチェンジした現在の彼女の髪型は
重い
と思っています。(←ぶっちゃけすぎだバカヤロー)
でも、こうやってアップにすればバランスが取れるな~とは思っていたり。
本編。
おやまあ。
第162話の司戦だけでなく、第150話の爆弾展開の二番煎じでもあったとは。
今回の展開は、正直言って
ふ~~~~~ん。
(棒読み&余所見&耳ほじ&欠伸)
としか思えませんでした。私はね。
これはきっと、恵が対象になっていても同じ感想になっていたと思います。
これは完全に私個人の好みの話なので申し訳ないのですが、私はこういった“誤解”によって巻き起こる恋愛沙汰ってかなり嫌いなんですよ。
「なんでそうなる💢」と、見ててかなりイライラしてしまうタイプなんです。(私がラブコメオンリーの作品に対して基本辛口なのはこのためです)
それとはまた別に、私にとって創真は「無遠慮に発言しているように見えて、実は言葉選びを常に気遣っている人物」とずっと尊敬していたこともあって、今回の誤解しか招かない発言に落胆してしまった、というのも原因にあります。
そういうわけで、とにかく早々に今回の“誤解”は解消してもらいたいところ。
長く引っ張れば引っ張るほど、周囲が混乱するだけですし・・・
なにより、えりなが傷付くだけになるんで。
そもそも。
この勝負にほとんど“意味”なんてありませんしね。
さて。
それでは本番へ入りましょうか。
なにが本番かって?
それは勿論♪
今週の『ゆらぎ荘の幽奈さん』感想
もうもうもう!
もうもうもうもうもうもう!!
かるら良い子すぎるだろおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
(o(><o))((o><)o)(o(><o))((o><)o)
つくづく思います!!
かるらを好きになって良かった・・・!
この作品の登場人物って優しい子がほとんどなだけに、正面からピシッと叱れる子って貴重なんですよね。
そういった厳しい役目をしっかり担える子がかるらなんですよ。
本当に、かるらは「人の上に立つ者」であり「一人の女の子」でもあるという、「高貴さ」と「健気さ」が凄く魅力的に融合しているキャラクターだと思います。
そんなかるらだけでなく、呑子さんも大活躍。
十升が全力かと思っていたら、まさかの千升・・・!(ひーえー)
なんだかんだで呑子さんもまた隠れた実力者の一人でしたが、これほどのものだったとは。
なのに宵ノ坂の家とは勘当しているんですよね、この人って。
これほどの才能の持ち主ならば尚の事、「家」のしがらみは大きかったでしょうに・・・。
彼女のドラマもかなりのものがありそうです。
そんなわけでバトルがいよいよ宇宙規模(笑)になってきましたが・・・
師匠さんもまだ全力を出していませんよね。
それに、いくら呑子さんも戦闘経験アリとはいえ、戦歴は師匠さんの方が圧倒的に上。
まだ形勢逆転とは言えないでしょう。
・・・それと、思ったのですが・・・。
おかしいですね、呑子さん。
私から見て呑子さんは、普段の態度はだらしないものの本当はゆらぎ荘の住人の中でもトップクラスの思慮深さと器を持つ人物だと思っています。
なのに、師匠さんにあれほどケンカ腰の態度をとるなんて・・・。
いくら相手が、可愛がっているコガラシを吹っ飛ばしたといえども。大切な“家族”である幽奈を消滅させようとしているといえども。
これはちょっと、呑子さんにしては短絡的な対応の仕方なのでは・・・。
師匠さんが霊装結界を修復した時のあの横顔といい、ひょっとしたら呑子さんは、何かを既に察知しているのかもしれませんね。
師匠さんが話し合いでは簡単に引き下がらないであろうことを。力づくでしか止められないであろうことを。
それを考えると、やはり師匠さんは・・・。
そして、ここまで呑子さんが出し惜しみなしの大バトルを披露してくれているならば、本命主人公のコガラシに期待が高まるのは必然なわけで。
師匠さんは自分と別れてから修行してないだろ?とか言ってましたが
んなわきゃないでしょ。
何話だったかは忘れてしまいましたが、かつてコガラシは千紗希に言ってましたよね。
憑りつかれた幽霊達から仕込まれたスキルを発揮することは、彼ら幽霊の供養でもあると。
ならば勿論。
師匠さんから仕込まれた八咫鋼の力はずっと磨き続けてきたはずです。
コガラシならば、きっと。
そもそも、師匠さんが成仏しない原因の根底にあるのはコガラシへの心配です。
幽奈と蛾爛洞との関係の解明。
信頼できる仲間達。
そして何より、コガラシの成長。
それらをもって、是非師匠さんを安心させてもらいたいですね。
それにしても今章はこれまで丁寧に張ってきた伏線を見事に回収してくれていて、読んでてとっても面白いです!!(>▽<)
各キャラクターも、それぞれが「その人物だからこそ出来る事」をフルに用いて活躍してくれているのが素晴らしい限り!!
もはやちょっとした総力戦とさえ言える展開にワクワクが止まりません。
ハッキリ言って、今の展開はどれだけ女性キャラの露出が多かろうが「それがどうした」と思えるほどに、王道の面白さがお色気のインパクトに勝っていると思います。
どうしよう・・・単行本買っちゃおうかなあ~。