近況報告。
職場の同僚の療養期間が、当初は二週間の予定だったものの・・・
三ヶ月に延長となりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あはは、うふふ。(壊)
お陰で帰宅してからはバタンキューの状態が続き、感想記事を書く集中力がもちません。
うう、本編との溝が埋まらない・・・。
でも手を抜くわけには・・・!!
週刊少年ジャンプ2017年28号掲載
掲載順第4位
第218話 【2nd BOUT】
ここ最近はずっと中堅層を維持していた『ソーマ』の掲載順でしたが、久し振りに上位層にきましたね!
一体どの回だったかというと・・・
第214話【強者たる所以】。
でしょうね~~~~~。(^▽^)
あの回の創真の笑顔は本当の本当に最高でしたもの。至高でしたもの。
私の心のアルバムに永久保存されましたもの。
この反響には心から嬉しく思うと同時に、安心もしました。
ネット界ではかなり不評が目立っていた第214話でしたが、やはり多くの方はちゃんと真っ直ぐに読んでくださっているというのが分かって。(^^)
前々回は一色先輩、前回は女木島冬輔と、本編内容に合わせて続いていた創真とのコラボシリーズ。
そんなわけで今回は久我☆
おー!これは似合ってますねー!
久我は中華の料理人ということでこれまでチャイナ服で扉絵を飾ってきましたが、今回は孫悟空の衣装!
着こなし方といい、久我の雰囲気にとてもよく合っていると思います。(創真も結構サマになってるし)
・・・それと。
久我って片足を上げて描かれていることがかなり多いですよね?
仕草でキャラクター性を示すのは漫画の表現手段として常に用いられていることですが・・・、久我のこの仕草は彼の「軽い」イメージを表現しているのでしょうか?
では本編へ。
控室にて、2ndBOUTに誰が出るかを討論し合う反逆者連合。(といっても、主に主張してるのはアリスだけなんだけど/苦笑)
でもね。
一言いいですか?
どこのどいつだ「バカ幸平」なんて書きやがった奴ぁ。💢💢💢
司に勝負を持ちかける久我の場面に遭遇した創真。
取り敢えず考慮する、と言い置き、司はその場を去ります。
で。
久我の前に出ちゃう創真。
久我:「!?」
(^m^;)
まあね。
創真クンは色々なものを相手に与えてくれる子だけど、羞恥というものも与えちゃう天才なんだよね。
ついこの前は寧々先輩がその被害に遭っちゃったし。
しかも追い打ちときたもんだ。(大苦笑)
でも、創真が[ゆきひら式緊張ほぐし術]の事を言ってくれたのは「お!」と思いました。
前回ラストで久我の腕が震えているのを見た時、「震えているならば[ゆきひら式緊張ほぐし術]の出番なのでは・・・」と丁度思っていたので。
まあ、結局しませんでしたが・・・、ちょっと安心もしたり。
やっぱり、ね。
あの交わりは創真と恵だけのものであってほしいので。
司との勝負だけは譲れないと言い張る久我。
久我:「いくらカワイイ幸平ちんでも」
カワイイ・・・
カワイイ・・・
カワイイ・・・(リフレイン)
久我ナイス。
この発言で久我への好感度がパッコーーーンと跳ね上がりました。
が、しかし。
その後の壁蹴りでスコーーーンと下がりました。
結果プラスマイナスゼロです。
(ちなみに創真を蹴っていたらマシンガン持って二次元の扉を探してました)
まあでも。
そんなこんなで照れたり怒ったり笑ったりしているうちに、久我の震えは収まることに。(^^)
かくして始まる2ndBOUT。
反逆者連合から選ばれたのは―――
久我、女木島冬輔、美作!!
一方のセントラル側は果たして誰が選ばれたのか。その中に司はいるのか。
久我:「出てこいや!!!」
・・・大丈夫ですか?ネタ的に。
セントラル側から選ばれたのは―――
司、斉藤綜明、竜胆先輩!!
うっわ・・・!
この見開きの作画力は異常。
特に竜胆先輩。
格好良いわ綺麗だわで、思いっきり魅せられますね。
しかもそれだけでなく可愛くもありセクシーでもあり。
これほど多面的な魅力を持つキャラも珍しい。
ホント創真といい勝負。(さらりと贔屓発言)
この見開きには附田先生もツイッターにて鳥肌が立ったと述べておられましたが、本当に、毎度のことながら佐伯先生はいいお仕事をなさりますよね~。
ひたすら感嘆する事しか出来ません。
注目の対戦カードは
女木島冬輔 VS 竜胆先輩
美作 VS 斉藤綜明
そして
久我 VS 司
という組み合わせに!
久我の要望は通ったわけですが・・・
果たして久我はこの勝負でリベンジを果たすことは出来るでしょうか?
こうして始まった2ndBOUT。
主人公が出場しなくとも、既に今から盛り上がる予感バリバリなのが凄いところです。
前半は久我と創真のやり取りが描かれましたが、「らしい」創真に触発されて久我もいつもの「らしさ」に戻ってくれていましたね。(^^)
久我の内心ツッコミの「間が悪いっつうか逆に良いっつうか」という言葉の通り。
これが考え無しの単純キャラだったら司がまだその場にいる時に出てきちゃってたことでしょうし、思慮深いクールキャラだったら黙ってその場を離れたことでしょう。
だから今回の創真の態度は、彼だからこそと言えます。
付かず離れずといった絶妙な間を取るのが。“取れる”のが創真ですから。
久我の方も、相手がそんな創真だからこそ緊張が解けたと思うんですよね。
創真のある意味無神経な言動で怒ったり笑ったりと感情を発露出来たお陰で、自分一人で緊張を背負い込まずに済んだわけですから。
創真の気遣い方って、相手を「一人」にはしないでくれるんですよね。
そういうところもまた創真ならではだな~、と思うわけです。
個人的には、いつぞやブログ内で述べた「創真と久我は「司へのリベンジ」という共通点ができた」という点もきちんと触れてくれていた事も嬉しかったですね。
ここ最近のお話は過去の出来事をしっかり回収してくれていて、読み込んできて良かった・・・という充実感があります。(^^)
そして、今回最大の注目発言はこれ。
「そんくらいの覚悟がないと第一席には勝てないっしょ」
奇しくも前回の感想で久我の「覚悟」について述べたわけですが、今回は久我自身の口からその言葉が発せられました。
普段はおチャラけた態度ばかりの久我。
そんな久我がこうして己の熱さを「覚悟」という言葉でストレートに表したという事は、それだけ決意が整ったこと、そして、そんな真剣な気持ちを打ち明けられるぐらい創真との絆が築かれた、ということを意味していたのでしょう。(^^)
こうして見ると葉山との再戦時に久我との交流を深めてくれていたのも、今回の展開の良い補強になってくれたと言えますね。
充実感が・・・充実感が溢れてくる・・・。(^^)(^^)(^^)
さてさて、此度の2ndBOUTは個人的に注目していたキャラクターのオンパレードです。
ただしこのメンバーだと、どうやら今回もチームプレーは用いられずに完全な個人戦になりそう。
特に久我は手助けを拒みそうですし、横から手助けするのもまた野暮ですしね。
ですが女木島冬輔、斉藤綜明、そして竜胆先輩と、これまで料理スタイルがずっと伏せられていた料理人が多い分、個人単位でも充分に魅せてくれること間違いなし!!
取り敢えず各対戦カードの注目ポイントを挙げてみましょう。
【女木島冬輔 VS 竜胆先輩】
まず何と言っても、双方が一体どんなジャンルの料理人かという事ですよね。
女木島冬輔は以前からラーメンのスペシャリストなのではと予想しているのですが、果たして?
一方の竜胆先輩はというと・・・全然わかりません★
以前何処かで附田先生が「月饗祭編にてヒント的なものが」と述べておられたと記憶しているのですが・・・。
う~ん・・・ジャンクフード・・・でしょうか?
そしてもうひとつ。
女木島冬輔と創真の「約束」とは何なのか。
創真はこれまで常に先頭に立って他者との縁を繋いできましたが(こういうところが流石主人公♪)、女木島冬輔とは果たしてどんな形の縁を繋げたのか、非常に気になるところです。
【美作 VS 斉藤綜明】
斉藤綜明に関して、私はこれまでずっと精進料理の使い手ではと予想していました・・・が。
いつも常備しているデカ刀について調べてみたところ、「鯨包丁」らしきことが判明したという・・・。
ということは。
斉藤綜明は海鮮系の料理人ということでしょうかね~やはり・・・。
そしてそしてそして。
まさかこれほど早く出番が来ちゃうとは思っていなかったのが美作昴!!
以前から散々述べていた通り、私は今回のセントラルとの戦いにおいて、美作を非常に重要視しています。
なにせ美作の料理スタイルは「模倣」。
これは薊政権が一般生徒に強いている教育指針そのものという。
薊政権の姿勢に真っ向から問いかけられる調理スタイルの持ち主、それが美作なんですよね。
それだけに、美作というキャラクターをどう扱いこなせるかで、作者の力量が真剣に試されることになるわけですが。
薊政権が宣告された時(第139話)、読者内でも大きく物議を醸しだした「真似することで高等技術と安全な未来を得る教育」。
美作がその調理スタイルでもって勝利を収めれば、「なんだ、やっぱり薊の教育指針の方が正しいじゃん」と読者に思わせてしまう。
だからと言って敗北させてしまっては、「なんだ、やっぱり薊政権の方が上じゃん」とも思わせてしまう。
敵対勢力の方針をまさに体現している存在だからこそ、同時に扱いがとても難しい立場になっているんですよね、今章における美作は。
そんな「力」を持っている美作だからこそ。
「彼自身の考え」が大きな鍵になるわけです。
相手に勝つ為だけではない。自分の為だけではない。
創真のお陰で気付けたことを糧にした、「美作だからこその模倣」を披露してくれることを、心から期待しています!!
【久我 VS 司】
この様子から見るに、間違いなく司との因縁をメインに展開していきそうですね。
でもやっぱり何故久我と女木島冬輔と一色先輩だけが薊政権から除外されたのか、という謎をそろそろ明かして欲しいです。
特に久我は、中華研を己の得意分野である四川料理特化へと塗り替えて支配したという、薊と似た行動を取っていただけにどうして除外されてしまったのか気になるところ。
あまつさえ中華料理は誰もが認める[世界三大料理]の一つ。
伝統や格式といった、薊の理念にも合うであろう料理ジャンルだというのに。
果たしてその点を取っ掛かりに、この勝負で明かされることになるのでしょうか?もしくは一色先輩のターンまで持ち越されることになるのでしょうか?
逆に、薊の一番の支持者であろう司の方から、久我のかつてのやり方を指摘される・・・といった事も起こり得そうで少し心配です。
どちらにせよ。
勝とうが負けようが、各々の信念や訴えたいものが存分に示されてくれれば何も不満はありません。
果たしてこの2ndBOUTはどんな結果となるのでしょう?