あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『鬼滅の刃』第190話感想

2020-01-26 13:00:00 | 鬼滅の刃

う~~~~~ん。
どうしよう~~~。

 

 実は現在、真剣に迷っています。
 脳内の考察を、記事として今UPするかしないか。

 本音としては第200話を迎えた際にお祝い記事としてUPしたいんです。
 ですが今の展開の早さだと、200話を迎える前に原作が考察内容に触れてしまう可能性があるという。
 第200話まで、あと10話。
 あと10週・・・。
 3月末・・・。
 短いようで長い・・・。
 多分その頃には炭治郎も・・・
 う~~~~~んっっっ。

 

 なにはともあれ、まずは今週の『鬼滅の刃』の感想へといってみましょう。

 

 

 

 週刊少年ジャンプ2020年8号掲載
 第190話 【ぞくぞくと】

 

 

 さて、今回は十の倍数回!
 一体どんな展開が待ち受けているのか、いつにも増してワクワクしながらジャンプ本誌を手に取ったところ・・・

 

 扉絵にいきなり期待値上昇。
 愈史郎の術符を持つ、三人分の腕。
 三人分、ということは・・・
 遂に「彼ら」が!?!?

 

 

 遂に赫刀を顕現させたものの、握力に力を込めすぎてしまったために失神しかけてしまう伊黒。
 勿論無惨はこの隙を見逃すはずが無く、伊黒に攻撃を仕掛けます。

 ですが。

 伊黒は攻撃を回避。不自然な動きで。

 それとほぼ同時に、突如腕が切断される無惨。
 その切り口は柱達の刀では付けられない歪なものでした。
 こんな攻撃をするのは「あいつ」しかいません・・・!!
 自ら刀を欠けさせるあいつしか!!

 ちなみにここのシーン、切断面が確認できるという事は、伊黒や義勇さん達の真っ当な刀(苦笑)に比べてほんの僅かではあるでしょうが回復が遅くなっていると言えましょう。
 この現象にはちゃんと医学的理由が成り立ちます。
 切り口が不揃いの傷って、細胞の並びが乱れているため治りが遅いんですよね。
 逆に切り口が綺麗な傷は治りが早いんです。細胞の並びが整っているので。
 一年に一回は包丁という刃で指を切っている私にはよく分かります。(←←←)


 続け様に起こる不可解な現象。
 ですが、無惨は迅速に察知します。
 今この場に柱達以外の存在がいることを。
 こういう馬鹿じゃないところが無惨の更に厄介なところなんだよなあ~。力だけでもう充分だっつーのに。💢

 僅かな情報からその存在の位置を把握する無惨。
 その攻撃の先から現れたのは・・・!

 

 やっぱりーーー!!!
 同期組ここで参戦!!!


 ああ・・・!でも早速負傷してしまいました!(><;)
 もうこの場に血清はありません。彼らの解毒は一体どうするのでしょう?

 愈史郎がばら撒いていた術符によって姿を消していた同期組。
 愈史郎と珠世さんのサポート力がもう半端じゃありません。
 彼ら無くしてここまで粘ることは到底不可能でしたね。

 柱達との実力差を考えると同期組が無惨と対等に渡り合うのは難しかったわけですが、ここで「透明化」というアドバンテージを付けたのは天晴れの一言。
 しかもそれを無惨相手には圧倒的なものにさせていないあたりが吾峠先生のパワーバランス調整の上手さですよね。

 そんな戦況下でも相変わらずな善逸と伊之助に、久し振りに緊張の糸が緩みました。
 炭治郎も蜜璃さんも戦線離脱となってしまった以上、もうこの二人はユーモアな空気作りにおける最後の砦。
 そしてカナヲも、よく見ると髪飾りがしのぶさんのものになっている!?
 しのぶさんも一緒に戦ってくれているんですね・・・。(><。)

 ・・・この状況を見ると、どうしても思わずにはいられません。
 玄弥もいてくれたら本当に良かったのに・・・と。

 


 同期組が参入してくれたことにより、柱達に向けられていた無惨の意識が分散します。
 お陰で僅かに余裕ができ、悲鳴嶼さんは「あること」を試みることに。
 その「あること」とは―――

 赫刀の顕現!!

 悲鳴嶼さんに引き続き不死川も!
 そして不死川と一緒に義勇さんも!

 凄い。
 流石は歴戦の猛者達。
 上弦の壱:黒死牟との戦いでの経験を彼らもしっかり分析して活かしてきました。

 そんな感心する一方で、戸惑う義勇さんにこれまた緩む緊張の糸。(^m^)
 この人どんどん表情が素直になってきてるなあ~。
 良いことです。

 ちなみに最後のコマは第131話のカラー扉絵を思い起こさせました。
 これは私だけでなく、大勢のファンの方も思われたことと思います。
 この意図は吾峠先生のみぞ知る☆
 ・・・偶然かもしれないけど。(←)

 

 こうして、この場の柱達全員が赫刀を顕現!!
 これは熱い!!ここ最近はずっと重苦しい展開が続いていましたが、今回は久し振りにワクワクできるお話になっていました。
 十の倍数回万歳!!

 扉絵から「もしや・・・!?」と期待を投げかけておき、読み進めるほど期待が確信へと高まっていき、一度頂点に達したかと思いきやその盛り上がりを継続させる構成に今回はひたすら大満足。
 ただ、同時に負傷(被毒)させることでしっかり不安要素も加えているあたりがこの作品らしいところですが。
 それと・・・。
 今回の後半を見るに、早くも柱達の顔が爛れてきているという・・・。
 どうやら珠世さんの血清の効果も私達が思っている以上に早く切れてしまいそうです。
 同期組のこともありますし・・・禰豆子・・・愈史郎・・・お願いだから早く来て・・・。(><)

 それと、鬼殺隊側に僅かとはいえ余裕ができたことで気になるのは、悲鳴嶼さんは「透明な世界」も発動させるのかどうかということ。
 柱全員が赫刀を顕現出来たとはいえ一時的なものですから、ここは「透明な世界」も発動させて一気に畳み掛けるべきと思うのですが。

 

 同期組の参戦と同じくらい今回注目を浴びたであろう「赫刀」の顕現ですが、一番留意すべきなのは赫刀の顕現法は一つではないという点でしょう。
 伊黒は「万力の握力」
 悲鳴嶼さんは「自分の日輪刀(いや日輪球?日輪斧?)をぶつけ合うこと」
 不死川と義勇さんは「お互いの日輪刀を強く打ち合うこと」
 それぞれ顕現させています。

 よって、赫刀の発動条件は「熱」「圧力(衝撃)」とみて間違いない模様。
 実際赫刀の系譜である「爆血刀」もこの発動条件に当て嵌まっていますしね。
 私、ず~~~っと前から禰豆子の血鬼術に疑問を抱いていたんです。
 なんで『“爆”血』なのだろうと。
 「燃える術」ならば、何故それだけにさせず「爆発」という付加効果を付けたのか。
 それがずっと引っ掛かっていました。
 でも前回で赫刀の発動条件が明らかになった事により、その疑問は解消☆
 「爆発」という効果によって、燃焼の「熱」と同時に爆破の「圧力(爆圧)」を付加させるためだったのだと。
 こういう風に考えの点と点が綺麗に繋がる瞬間に考察の達成感を感じます。
 考えるって・・・楽しい・・・

 

 もっとも。
 縁壱と炭治郎の赫刀はこの条件に当て嵌まっていないのですが、ね・・・。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする