『ファイナルファンタジーⅦ リメイク』の発売が一ヶ月ほど延期になったそうで。
個人的に言いたいことは
「ラストスパートに向けてどうか頑張ってください!」
のみ。
良いものを作るには時間が掛かるんです!!!
同じ理由で、今年放映とされている劇場版『鬼滅の刃 ~無限列車編~』も年末頃かと思っています。
ファンの期待に応えてくれるクオリティに仕上げてくださるのならば、一年だって二年だって待てるってもんですよ。(^^)
そういえば、十数年振りにアニメ情報誌の【アニメディア】を買いました。
だってこんな朗報が掲載されてちゃねえ~。
史上初!!! 11冠受賞おめでとう!!!
社会現象まで引き起こした去年の人気振りを考えれば納得しかありませんが、それでも嬉しいです。
特に炭治郎が「MVP」「けなげだったで賞」「明るかったで賞」の三冠を受賞してくれたのが嬉しい♪(^^)
「強かったで賞」では二位でしたが、一位の義勇さんとたった約100票という超僅差だったので文句無し!
「賢かったで賞」でも三位に入ってくれたのには驚きました。ファンの方はちゃんと見てくださっているんですね・・・(嬉)。
一位のコナンや二位の千空といった持久的な賢さとは違って、炭治郎はその場での発想力や柔軟性、機転の良さに長けた瞬発的な賢さを持つ子ですもの。
それにしても・・・。
これまでの「暗かったで賞」が「ミステリアスだったで賞」へ。そして「わがままだったで賞」が「だだっコかわいかったで賞」へと名称が変わったそうですが・・・。
随分と角が立つのを避けた名称になったなあ~。(←こら)
さて、それでは遅れてしまいましたが本誌感想へといってみましょう!
週刊少年ジャンプ2020年6・7合併号掲載
第189話 【心強い仲間】
やっばーーーい!!!
これが今回の話を見た瞬間の感想でした。
何故って扉絵が・・・!
禰豆子が・・・!
片目を覆っている!!
それだけなら推測は「人間に戻りかけている予兆」に留まるのみですが、覆っているのが右目というのが大問題なんですよね。
そう。
炭治郎が鬼舞辻の血を大量に注がれた(攻撃を受けた)のも右目という。
これは否応無く考察欲が掻き立てられます。
(私、もうすっかり御峠先生の掌の上で転がり回されてるなあ・・・。)
この描写が仮に炭治郎とのリンクを示唆しているならば、個人的推測通り今現在炭治郎の身体には何らかの異変が起こっているということ。
猗窩座が「さらなる高み」の存在になりかかった時や消滅した時に黒死牟や童磨がそれを感じ取っていたことから(第157話)、炭治郎の変化に禰豆子が共鳴しているとしても何らおかしくはありません。
その異変は、やはり鬼化・・・?
確かに禰豆子は鬼と人間とのグレーゾーンにいる存在と私は考えているので、禰豆子の兄である炭治郎もグレーゾーンにいる存在と考えています。(いえ、多分炭治郎は禰豆子よりも・・・)
しかも二人の相関性も踏まえれば、人間に戻りつつある禰豆子と入れ違いの形で炭治郎が鬼化する展開もあり得ることでしょう。
でも。私は。
炭治郎は鬼にはならないと思うんですよね~~~。
万が一なってしまったとしても、半鬼化ぐらいかと。
何故なら。
炭治郎は「人」として鬼と戦う位置付けにいる存在だから。
二人の竈門兄妹。
その一人である禰豆子が「鬼」として人を守るために戦う立場にいるならば、もう一人である炭治郎は「人」として人を守るために戦う立場です。
「鬼」だからこそ描けるもの。「人」だからこそ描けるもの。
その両方のアプローチから生み出せるものがこの作品の話作りの支柱の一つであると、私は考えています。
それに、炭治郎は「人」として戦い続け、「人である誇り」を貫き通した煉獄さんの姿に大きく感銘を受けましたから。
煉獄さんは炭治郎に「鬼殺隊士の在り方」をまさに命をもって教えてくれた人です。
勿論煉獄さんだけでなく、他の柱達も、隊士達も、限りある人としての命を賭して炭治郎と一緒にこれまで戦ってきましたもの。
この『鬼滅の刃』は“繋がり”や“積み重ね”をとても尊重してくださっている作品です。
炭治郎に禰豆子や仲間達がいてくれる限り、彼が鬼になることは無いと信じています。
(だからこそ今現在の炭治郎が一人という状況に、どうしようもなく不安が募るわけですが・・・)
う~ん、扉絵だけでかなり語ってしまいました・・・。(むしろまだ語り足りないくらいだったり)
今回はオールスター第二弾といった内容でしたね。
柱達が激闘を繰り広げている裏で、やはり「隠」の方々が一般市民の避難・誘導に務めてくれていました!
う~ん、誰が後藤さんだか分からない・・・(爆)。
「地盤沈下」という名目で一般人を遠ざけるのは理由として上手いですね。
地震では局地的すぎますし、火事では被害状況の説明がつかないですし。
そんな中隠の一人(後藤さん?)が瓦礫の下敷きになっていた猫さんを見つけて助けてくれます。(優しいね、ありがとう。)
その猫はなんと茶々丸!!
炭治郎と珠世さんとの伝達係だった猫さんです。
この子も活躍することになるとは・・・!
隠の人は止めてくれたものの(ほんと優しい)、その制止を聞かず戦場へと駆けて行く茶々丸。
果たしてこの子は何を・・・?
一方戦場では、尚も柱達と鬼舞辻が激闘を繰り広げていました。
鬼舞辻の腕を切断した瞬間に蹴り上げることで切断面を分離させ、僅かでも回復時間を稼ごうとする伊黒。
おお!これは巧い!!
鬼舞辻の回復時間を稼ぐのに有効な手段は宇髄さんの爆破攻撃か悲鳴嶼さんの重量攻撃ぐらいしかないのではと考えていたのですが、こういう手段もあったとは!
単なる力のぶつかり合いより、こうした知恵や発想を用いたバトルの方が何倍も好きですね。見ててとても面白いです。
ですが、伊黒のそんなファインプレーでも稼げる時間は瞬き程度という現実。
そんな一瞬一秒を、まさに命を賭して稼ぐ柱達。
ああ・・・こういう時に痛烈に感じる時間の無情さよ・・・。(><。)
ここで前回蜜璃さんに大ダメージを与えた鬼舞辻の攻撃の内容が判明。
腕に付いている無数の「口」からの呼吸でした。
予想が当たったのは嬉しいのですが、鬼舞辻にしてみればただ呼吸をしているだけという、何の負担も無い行動だったことに軽く絶望感。
っていうか、単に呼吸するだけで人を吸い寄せて体を削り取るって、どんな肺活量だという。(肺も複数あるのか?)
その吸息は攻撃範囲も広く、柱達は回避行動を大きく取らされてしまうことによって体力が大幅に削られていきます。
あ~ただでさえ毒の浸食でピンチだというのに、更に追い打ちをかけてくるとか鬼ですかコイツは!(いや鬼だけど)
そして、やはり。
毒の浸食ばかりか溜まった疲労も相まって、遂に刀を弾き飛ばされてしまう義勇さん!!
ですが、そこを鬼舞辻の攻撃から守ってくれたのは伊黒と悲鳴嶼さん!!
そして代わりの刀を投げ渡してくれたのは不死川!!
私情では嫌っていたとしても、やはり「仲間」なんですね・・・。
今回のサブタイトル、ここで回収です。(^^)
ここの義勇さんの表情。
こんな顔も出来るようになったんですね・・・。
昔の無表情っぷりを思うと感慨深いです。
その上で更にこれですよ。
「まだやれる!しっかりしろ!!
最期まで
水柱として恥じぬ戦いを!!」
水柱としての自分を否定していた当時を思うとめっちゃ感慨深いです。
余談ですが、不死川が義勇さんに与えた刀の鍔。
今回でようやく明らかとなった伊黒の刀の鍔共々、結構凝った意匠でしたね。
個人的にはこっちの刀の方が好みかも☆
こうして互いに協力し合いながら粘る柱達でしたが、鬼舞辻の攻撃に仕込まれている血毒によっていよいよ限界間際に。
見れば悲鳴嶼さんや不死川も・・・!
そこに現れたのが―――茶々丸!!
茶々丸がいつも背負っていたリュック。
その中から現れたのは・・・何かの絡繰り?
愈史郎製のものと思われるその絡繰りから小さい注射器のような物体が射出され、柱達に刺さります。
すると。
鬼舞辻の血毒による症状が緩和!!
茶々丸によって打たれたのは、珠世さんによる鬼舞辻の血毒に対する血清のようなものでした!
本来なら、愈史郎の術で姿を消したままこの作戦を決行するはずだったのでしょう。
ですが倒壊の下敷きになってしまった事で術符が破れてしまい、姿が露わに。
それでも。
危険を承知で来てくれたのですね。珠世さんの言いつけを守るために。鬼殺隊を助けるために。
そんな茶々丸が・・・
ちゃちゃまるが・・・
茶々丸ーーーーー!!!!!
(。・°°・(>□<)・°°・。)
あんなに良い子が!!!
あんなに可愛い子がぁ!!!
ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!
ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
(|||orz|||)
無惨てめコノヤロウ💢💢💢
許さない許さない許さねえぞうらぁああ!!!!!(щ(゚Д゚щ))
鎹鴉ばかりかこんな小さい命まで奪うなんて!!!絶対に絶対に許さない!!!(щ(゚Д゚щ))
今後どんな展開が訪れようがお前が永久に地獄の業火に焼かれ続けるよう呪ってやるーーー!!!(щ(゚Д゚щ))
茶々丸の捨て身の助力のお陰で、まだ戦い続けることができるようになった柱達。
ですが、この血清の効果は一時的とのこと。
効果が切れる時が怖いですね。
その時までに禰豆子が到着してくれればいいのですが・・・。
そしてこの場にいなかった蜜璃さんは果たしてどうなるのでしょうか。
多分愈史郎が処置してくれるでしょうけども・・・。
こうして時間を稼ぐことは引き続き可能にはなったものの、依然として戦況は悪いまま。
そんな中、より効果的な攻撃手段を見出すべく思考を巡らせていたのは伊黒。
己の体験から、そして鎹鴉からの報告による時任の最後の戦いの状況から推測し、遂に見付けます。
「赫刀」の発動条件を。
おおーーー!!
これまで不明瞭だった赫刀の発動条件が遂に明らかになりました!!
これこそが時任ほどの才能は無く、宇髄さんほどの筋力も無い伊黒が柱にまで上り詰めた最大の“強み”だったわけです。
多大な努力を礎にした、技術と思考力が。
そしてやはり伊黒にも「痣」は現れていたんですね、衣服の下に隠れていただけで。
痣無しであれほどの激闘を続けられたり血毒に耐えられる筈ありませんもの。
そんな伊黒が見出した赫刀の発動条件は
死の淵に己を追い詰めてこそ発揮される、万力の握力。
なるほど。いわゆる[火事場の馬鹿力]というやつですか。
・・・面白いですね☆
ここでも「火」という言葉が関連しています。
ただ、ここで「万力の握力」とは述べられているものの、痣の発現が前提にあることでしょう。
でないと説明が付き辛い状況がこれまで何度かありましたし。
つまり更に赫刀の発動条件を細分化するならば、赫刀の発動に必要なのは「熱」と「衝撃(圧力)」になるのでしょうか。
・・・なんだか、刀を作る工程と似ていますね。
ふう~。
それにしても主人公が一切登場していないというのに全くダレないこのテンポ感、この情報量。
読み込めば読み込むほど次々と考察が湧いてきて困ってしまいます。(とか言っときながら笑顔♪)
さてさて。いよいよ次回は190話ですよ。十の倍数回ですよ。
果たしてどんな展開が待ち受けているのでしょうか。
取り敢えず今のところ起こり得る展開は
①伊黒が赫刀を用い、戦況打破。
②愈史郎によって同じく一時的に解毒できた蜜璃さんが戦線復帰。
③ここで再び場面転換。炭治郎の記憶の遺伝の世界へと戻り、そこで衝撃シーンが。
・・・う~ん、どれもあり得そう・・・。
まず間違いないのは①ですよね。
今回発動させた赫刀で是非とも無惨に一矢報いてもらいたいところです。
個人的には十二ある無惨の脳と心臓のうちいずれかを切ってくれることを所望。あれらはきっと無惨の急所でしょうから。
そんな一方で、同期組の現在の動向もずっと気になっていたり。
一般隊士や「隠」の方々、あまつさえ茶々丸までもがこんなにも頑張ってくれている一方で、彼らは何をしているんだろうという疑問がいよいよ御しきれなくなってきました。
彼等もまた勝利の為に動いてくれているのは間違いないでしょうが・・・。