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あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『鬼滅の刃』第190話感想

2020-01-26 13:00:00 | 鬼滅の刃

う~~~~~ん。
どうしよう~~~。

 

 実は現在、真剣に迷っています。
 脳内の考察を、記事として今UPするかしないか。

 本音としては第200話を迎えた際にお祝い記事としてUPしたいんです。
 ですが今の展開の早さだと、200話を迎える前に原作が考察内容に触れてしまう可能性があるという。
 第200話まで、あと10話。
 あと10週・・・。
 3月末・・・。
 短いようで長い・・・。
 多分その頃には炭治郎も・・・
 う~~~~~んっっっ。

 

 なにはともあれ、まずは今週の『鬼滅の刃』の感想へといってみましょう。

 

 

 

 週刊少年ジャンプ2020年8号掲載
 第190話 【ぞくぞくと】

 

 

 さて、今回は十の倍数回!
 一体どんな展開が待ち受けているのか、いつにも増してワクワクしながらジャンプ本誌を手に取ったところ・・・

 

 扉絵にいきなり期待値上昇。
 愈史郎の術符を持つ、三人分の腕。
 三人分、ということは・・・
 遂に「彼ら」が!?!?

 

 

 遂に赫刀を顕現させたものの、握力に力を込めすぎてしまったために失神しかけてしまう伊黒。
 勿論無惨はこの隙を見逃すはずが無く、伊黒に攻撃を仕掛けます。

 ですが。

 伊黒は攻撃を回避。不自然な動きで。

 それとほぼ同時に、突如腕が切断される無惨。
 その切り口は柱達の刀では付けられない歪なものでした。
 こんな攻撃をするのは「あいつ」しかいません・・・!!
 自ら刀を欠けさせるあいつしか!!

 ちなみにここのシーン、切断面が確認できるという事は、伊黒や義勇さん達の真っ当な刀(苦笑)に比べてほんの僅かではあるでしょうが回復が遅くなっていると言えましょう。
 この現象にはちゃんと医学的理由が成り立ちます。
 切り口が不揃いの傷って、細胞の並びが乱れているため治りが遅いんですよね。
 逆に切り口が綺麗な傷は治りが早いんです。細胞の並びが整っているので。
 一年に一回は包丁という刃で指を切っている私にはよく分かります。(←←←)


 続け様に起こる不可解な現象。
 ですが、無惨は迅速に察知します。
 今この場に柱達以外の存在がいることを。
 こういう馬鹿じゃないところが無惨の更に厄介なところなんだよなあ~。力だけでもう充分だっつーのに。💢

 僅かな情報からその存在の位置を把握する無惨。
 その攻撃の先から現れたのは・・・!

 

 やっぱりーーー!!!
 同期組ここで参戦!!!


 ああ・・・!でも早速負傷してしまいました!(><;)
 もうこの場に血清はありません。彼らの解毒は一体どうするのでしょう?

 愈史郎がばら撒いていた術符によって姿を消していた同期組。
 愈史郎と珠世さんのサポート力がもう半端じゃありません。
 彼ら無くしてここまで粘ることは到底不可能でしたね。

 柱達との実力差を考えると同期組が無惨と対等に渡り合うのは難しかったわけですが、ここで「透明化」というアドバンテージを付けたのは天晴れの一言。
 しかもそれを無惨相手には圧倒的なものにさせていないあたりが吾峠先生のパワーバランス調整の上手さですよね。

 そんな戦況下でも相変わらずな善逸と伊之助に、久し振りに緊張の糸が緩みました。
 炭治郎も蜜璃さんも戦線離脱となってしまった以上、もうこの二人はユーモアな空気作りにおける最後の砦。
 そしてカナヲも、よく見ると髪飾りがしのぶさんのものになっている!?
 しのぶさんも一緒に戦ってくれているんですね・・・。(><。)

 ・・・この状況を見ると、どうしても思わずにはいられません。
 玄弥もいてくれたら本当に良かったのに・・・と。

 


 同期組が参入してくれたことにより、柱達に向けられていた無惨の意識が分散します。
 お陰で僅かに余裕ができ、悲鳴嶼さんは「あること」を試みることに。
 その「あること」とは―――

 赫刀の顕現!!

 悲鳴嶼さんに引き続き不死川も!
 そして不死川と一緒に義勇さんも!

 凄い。
 流石は歴戦の猛者達。
 上弦の壱:黒死牟との戦いでの経験を彼らもしっかり分析して活かしてきました。

 そんな感心する一方で、戸惑う義勇さんにこれまた緩む緊張の糸。(^m^)
 この人どんどん表情が素直になってきてるなあ~。
 良いことです。

 ちなみに最後のコマは第131話のカラー扉絵を思い起こさせました。
 これは私だけでなく、大勢のファンの方も思われたことと思います。
 この意図は吾峠先生のみぞ知る☆
 ・・・偶然かもしれないけど。(←)

 

 こうして、この場の柱達全員が赫刀を顕現!!
 これは熱い!!ここ最近はずっと重苦しい展開が続いていましたが、今回は久し振りにワクワクできるお話になっていました。
 十の倍数回万歳!!

 扉絵から「もしや・・・!?」と期待を投げかけておき、読み進めるほど期待が確信へと高まっていき、一度頂点に達したかと思いきやその盛り上がりを継続させる構成に今回はひたすら大満足。
 ただ、同時に負傷(被毒)させることでしっかり不安要素も加えているあたりがこの作品らしいところですが。
 それと・・・。
 今回の後半を見るに、早くも柱達の顔が爛れてきているという・・・。
 どうやら珠世さんの血清の効果も私達が思っている以上に早く切れてしまいそうです。
 同期組のこともありますし・・・禰豆子・・・愈史郎・・・お願いだから早く来て・・・。(><)

 それと、鬼殺隊側に僅かとはいえ余裕ができたことで気になるのは、悲鳴嶼さんは「透明な世界」も発動させるのかどうかということ。
 柱全員が赫刀を顕現出来たとはいえ一時的なものですから、ここは「透明な世界」も発動させて一気に畳み掛けるべきと思うのですが。

 

 同期組の参戦と同じくらい今回注目を浴びたであろう「赫刀」の顕現ですが、一番留意すべきなのは赫刀の顕現法は一つではないという点でしょう。
 伊黒は「万力の握力」
 悲鳴嶼さんは「自分の日輪刀(いや日輪球?日輪斧?)をぶつけ合うこと」
 不死川と義勇さんは「お互いの日輪刀を強く打ち合うこと」
 それぞれ顕現させています。

 よって、赫刀の発動条件は「熱」「圧力(衝撃)」とみて間違いない模様。
 実際赫刀の系譜である「爆血刀」もこの発動条件に当て嵌まっていますしね。
 私、ず~~~っと前から禰豆子の血鬼術に疑問を抱いていたんです。
 なんで『“爆”血』なのだろうと。
 「燃える術」ならば、何故それだけにさせず「爆発」という付加効果を付けたのか。
 それがずっと引っ掛かっていました。
 でも前回で赫刀の発動条件が明らかになった事により、その疑問は解消☆
 「爆発」という効果によって、燃焼の「熱」と同時に爆破の「圧力(爆圧)」を付加させるためだったのだと。
 こういう風に考えの点と点が綺麗に繋がる瞬間に考察の達成感を感じます。
 考えるって・・・楽しい・・・

 

 もっとも。
 縁壱と炭治郎の赫刀はこの条件に当て嵌まっていないのですが、ね・・・。


『鬼滅の刃』第189話感想

2020-01-15 22:50:00 | 鬼滅の刃

 『ファイナルファンタジーⅦ リメイク』の発売が一ヶ月ほど延期になったそうで。
 個人的に言いたいことは
 「ラストスパートに向けてどうか頑張ってください!」
 のみ。

 良いものを作るには時間が掛かるんです!!!



 同じ理由で、今年放映とされている劇場版『鬼滅の刃 ~無限列車編~』も年末頃かと思っています。
 ファンの期待に応えてくれるクオリティに仕上げてくださるのならば、一年だって二年だって待てるってもんですよ。(^^)
 そういえば、十数年振りにアニメ情報誌の【アニメディア】を買いました。
 だってこんな朗報が掲載されてちゃねえ~。

 

 

史上初!!! 11冠受賞おめでとう!!!


 社会現象まで引き起こした去年の人気振りを考えれば納得しかありませんが、それでも嬉しいです。
 特に炭治郎が「MVP」「けなげだったで賞」「明るかったで賞」の三冠を受賞してくれたのが嬉しい♪(^^)
 「強かったで賞」では二位でしたが、一位の義勇さんとたった約100票という超僅差だったので文句無し!
 「賢かったで賞」でも三位に入ってくれたのには驚きました。ファンの方はちゃんと見てくださっているんですね・・・(嬉)。
 一位のコナンや二位の千空といった持久的な賢さとは違って、炭治郎はその場での発想力や柔軟性、機転の良さに長けた瞬発的な賢さを持つ子ですもの。
 それにしても・・・。
 これまでの「暗かったで賞」が「ミステリアスだったで賞」へ。そして「わがままだったで賞」が「だだっコかわいかったで賞」へと名称が変わったそうですが・・・。
 随分と角が立つのを避けた名称になったなあ~。(←こら)

 

 さて、それでは遅れてしまいましたが本誌感想へといってみましょう!
 

 

 

 週刊少年ジャンプ2020年6・7合併号掲載
 第189話 【心強い仲間】

 

 

やっばーーーい!!!

 

 これが今回の話を見た瞬間の感想でした。

 何故って扉絵が・・・!
 禰豆子が・・・!

 片目を覆っている!


 それだけなら推測は「人間に戻りかけている予兆」に留まるのみですが、覆っているのが右目というのが大問題なんですよね。
 そう。
 炭治郎が鬼舞辻の血を大量に注がれた(攻撃を受けた)のも右目という。
 これは否応無く考察欲が掻き立てられます。
 (私、もうすっかり御峠先生の掌の上で転がり回されてるなあ・・・。)

 この描写が仮に炭治郎とのリンクを示唆しているならば、個人的推測通り今現在炭治郎の身体には何らかの異変が起こっているということ。
 猗窩座が「さらなる高み」の存在になりかかった時や消滅した時に黒死牟や童磨がそれを感じ取っていたことから(第157話)、炭治郎の変化に禰豆子が共鳴しているとしても何らおかしくはありません。

 その異変は、やはり鬼化・・・?

 確かに禰豆子は鬼と人間とのグレーゾーンにいる存在と私は考えているので、禰豆子の兄である炭治郎もグレーゾーンにいる存在と考えています。(いえ、多分炭治郎は禰豆子よりも・・・)
 しかも二人の相関性も踏まえれば、人間に戻りつつある禰豆子と入れ違いの形で炭治郎が鬼化する展開もあり得ることでしょう。

 でも。私は。

 炭治郎は鬼にはならないと思うんですよね~~~。

 万が一なってしまったとしても、半鬼化ぐらいかと。
 何故なら。
 炭治郎は「人」として鬼と戦う位置付けにいる存在だから。
 二人の竈門兄妹。
 その一人である禰豆子が「鬼」として人を守るために戦う立場にいるならば、もう一人である炭治郎は「人」として人を守るために戦う立場です。
 「鬼」だからこそ描けるもの。「人」だからこそ描けるもの。
 その両方のアプローチから生み出せるものがこの作品の話作りの支柱の一つであると、私は考えています。
 それに、炭治郎は「人」として戦い続け、「人である誇り」を貫き通した煉獄さんの姿に大きく感銘を受けましたから。
 煉獄さんは炭治郎に「鬼殺隊士の在り方」をまさに命をもって教えてくれた人です。
 勿論煉獄さんだけでなく、他の柱達も、隊士達も、限りある人としての命を賭して炭治郎と一緒にこれまで戦ってきましたもの。
 この『鬼滅の刃』は“繋がり”や“積み重ね”をとても尊重してくださっている作品です。
 炭治郎に禰豆子や仲間達がいてくれる限り、彼が鬼になることは無いと信じています
 
(だからこそ今現在の炭治郎が一人という状況に、どうしようもなく不安が募るわけですが・・・)

 

 

 う~ん、扉絵だけでかなり語ってしまいました・・・。(むしろまだ語り足りないくらいだったり)

 

 今回はオールスター第二弾といった内容でしたね。
 柱達が激闘を繰り広げている裏で、やはり「隠」の方々が一般市民の避難・誘導に務めてくれていました!
 う~ん、誰が後藤さんだか分からない・・・(爆)。
 「地盤沈下」という名目で一般人を遠ざけるのは理由として上手いですね。
 地震では局地的すぎますし、火事では被害状況の説明がつかないですし。

 そんな中隠の一人(後藤さん?)が瓦礫の下敷きになっていた猫さんを見つけて助けてくれます。(優しいね、ありがとう。)
 その猫はなんと茶々丸!!
 炭治郎と珠世さんとの伝達係だった猫さんです。
 この子も活躍することになるとは・・・!

 隠の人は止めてくれたものの(ほんと優しい)、その制止を聞かず戦場へと駆けて行く茶々丸。
 果たしてこの子は何を・・・?

 

 

 一方戦場では、尚も柱達と鬼舞辻が激闘を繰り広げていました。
 鬼舞辻の腕を切断した瞬間に蹴り上げることで切断面を分離させ、僅かでも回復時間を稼ごうとする伊黒。
 おお!これは巧い!!
 鬼舞辻の回復時間を稼ぐのに有効な手段は宇髄さんの爆破攻撃か悲鳴嶼さんの重量攻撃ぐらいしかないのではと考えていたのですが、こういう手段もあったとは!
 単なる力のぶつかり合いより、こうした知恵や発想を用いたバトルの方が何倍も好きですね。見ててとても面白いです。

 ですが、伊黒のそんなファインプレーでも稼げる時間は瞬き程度という現実。
 そんな一瞬一秒を、まさに命を賭して稼ぐ柱達。
 ああ・・・こういう時に痛烈に感じる時間の無情さよ・・・。(><。)

 

 ここで前回蜜璃さんに大ダメージを与えた鬼舞辻の攻撃の内容が判明。
 腕に付いている無数の「口」からの呼吸でした。
 予想が当たったのは嬉しいのですが、鬼舞辻にしてみればただ呼吸をしているだけという、何の負担も無い行動だったことに軽く絶望感。
 っていうか、単に呼吸するだけで人を吸い寄せて体を削り取るって、どんな肺活量だという。(肺も複数あるのか?)
 その吸息は攻撃範囲も広く、柱達は回避行動を大きく取らされてしまうことによって体力が大幅に削られていきます。
 あ~ただでさえ毒の浸食でピンチだというのに、更に追い打ちをかけてくるとか鬼ですかコイツは!(いや鬼だけど)

 

 そして、やはり。
 毒の浸食ばかりか溜まった疲労も相まって、遂に刀を弾き飛ばされてしまう義勇さん!!
 ですが、そこを鬼舞辻の攻撃から守ってくれたのは伊黒と悲鳴嶼さん!!
 そして代わりの刀を投げ渡してくれたのは不死川!!
 私情では嫌っていたとしても、やはり「仲間」なんですね・・・。
 今回のサブタイトル、ここで回収です。(^^)

 ここの義勇さんの表情。
 こんな顔も出来るようになったんですね・・・。
 昔の無表情っぷりを思うと感慨深いです。

 その上で更にこれですよ。

 まだやれる!しっかりしろ!!
  最期まで
  水柱として恥じぬ戦いを!!」

 水柱としての自分を否定していた当時を思うとめっちゃ感慨深いです。

 

 余談ですが、不死川が義勇さんに与えた刀の鍔。
 
今回でようやく明らかとなった伊黒の刀の鍔共々、結構凝った意匠でしたね。
 個人的にはこっちの刀の方が好みかも☆

 

 こうして互いに協力し合いながら粘る柱達でしたが、鬼舞辻の攻撃に仕込まれている血毒によっていよいよ限界間際に。
 見れば悲鳴嶼さんや不死川も・・・!

 

 

 そこに現れたのが―――茶々丸!!



 茶々丸がいつも背負っていたリュック。
 その中から現れたのは・・・何かの絡繰り?

 愈史郎製のものと思われるその絡繰りから小さい注射器のような物体が射出され、柱達に刺さります。
 すると。
 鬼舞辻の血毒による症状が緩和!!
 茶々丸によって打たれたのは、珠世さんによる鬼舞辻の血毒に対する血清のようなものでした!

 本来なら、愈史郎の術で姿を消したままこの作戦を決行するはずだったのでしょう。
 ですが倒壊の下敷きになってしまった事で術符が破れてしまい、姿が露わに。
 それでも。
 危険を承知で来てくれたのですね。珠世さんの言いつけを守るために。鬼殺隊を助けるために。
 そんな茶々丸が・・・
 ちゃちゃまるが・・・

 

 

 

茶々丸ーーーーー!!!!!

(。・°°・(><)・°°・。)

 

 あんなに良い子が!!!
 あんなに可愛い子がぁ!!!

 ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!

 あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!

 ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!

 

 

 

 

 

(|||orz|||)

 

 

 

 

 

 

無惨てめコノヤロウ💢💢💢

 

 

 許さない許さない許さねえぞうらぁああ!!!!!(щ(゚Д゚щ))
 鎹鴉ばかりかこんな小さい命まで奪うなんて!!!絶対に絶対に許さない!!!(щ(゚Д゚щ))
 今後どんな展開が訪れようがお前が永久に地獄の業火に焼かれ続けるよう呪ってやるーーー!!!(щ(゚Д゚щ))

 

 

 茶々丸の捨て身の助力のお陰で、まだ戦い続けることができるようになった柱達。
 ですが、この血清の効果は一時的とのこと。
 効果が切れる時が怖いですね。
 その時までに禰豆子が到着してくれればいいのですが・・・。

 そしてこの場にいなかった蜜璃さんは果たしてどうなるのでしょうか。
 多分愈史郎が処置してくれるでしょうけども・・・。

 

 

 こうして時間を稼ぐことは引き続き可能にはなったものの、依然として戦況は悪いまま。
 そんな中、より効果的な攻撃手段を見出すべく思考を巡らせていたのは伊黒。
 己の体験から、そして鎹鴉からの報告による時任の最後の戦いの状況から推測し、遂に見付けます。
 「赫刀」の発動条件を。
 おおーーー!!
 これまで不明瞭だった赫刀の発動条件が遂に明らかになりました!!
 これこそが時任ほどの才能は無く、宇髄さんほどの筋力も無い伊黒が柱にまで上り詰めた最大の“強み”だったわけです。
 多大な努力を礎にした、技術と思考力が。 

 そしてやはり伊黒にも「痣」は現れていたんですね、衣服の下に隠れていただけで。
 痣無しであれほどの激闘を続けられたり血毒に耐えられる筈ありませんもの。

 そんな伊黒が見出した赫刀の発動条件は
 死の淵に己を追い詰めてこそ発揮される、万力の握力。
 なるほど。いわゆる[火事場の馬鹿力]というやつですか。
 ・・・面白いですね☆
 ここでも「火」という言葉が関連しています。

 ただ、ここで「万力の握力」とは述べられているものの、痣の発現が前提にあることでしょう。
 でないと説明が付き辛い状況がこれまで何度かありましたし。
 つまり更に赫刀の発動条件を細分化するならば、赫刀の発動に必要なのは「熱」「衝撃(圧力)」になるのでしょうか。
 ・・・なんだか、刀を作る工程と似ていますね。

 

 

 ふう~。
 それにしても主人公が一切登場していないというのに全くダレないこのテンポ感、この情報量。
 読み込めば読み込むほど次々と考察が湧いてきて困ってしまいます。(とか言っときながら笑顔♪)


 さてさて。いよいよ次回は190話ですよ。十の倍数回ですよ。
 果たしてどんな展開が待ち受けているのでしょうか。

 取り敢えず今のところ起こり得る展開は
 ①伊黒が赫刀を用い、戦況打破。
 ②愈史郎によって同じく一時的に解毒できた蜜璃さんが戦線復帰。
 ③ここで再び場面転換。炭治郎の記憶の遺伝の世界へと戻り、そこで衝撃シーンが。

 ・・・う~ん、どれもあり得そう・・・。

 まず間違いないのは①ですよね。
 今回発動させた赫刀で是非とも無惨に一矢報いてもらいたいところです。
 個人的には十二ある無惨の脳と心臓のうちいずれかを切ってくれることを所望。あれらはきっと無惨の急所でしょうから。


 そんな一方で、同期組の現在の動向もずっと気になっていたり。
 一般隊士や「隠」の方々、あまつさえ茶々丸までもがこんなにも頑張ってくれている一方で、彼らは何をしているんだろうという疑問がいよいよ御しきれなくなってきました。
 彼等もまた勝利の為に動いてくれているのは間違いないでしょうが・・・。

 


鬼滅の刃』第188話感想

2019-12-30 16:50:00 | 鬼滅の刃

 クリスマスも終わり、令和元年も明日で終わりですね。
 今年は例年より早く過ぎ去った感があります。
 それだけ公私共々色々あったということですね☆

 出来れば大晦日に、この一年の振り返り記事を書きたいところ。
 取り敢えず年末は三連休が貰えたので頑張ります!

 ・・・と思っていたところに、両親から温泉旅行のお誘いを受けてしまったり。
 なんでこのタイミング!?
 行くけども!!(←)

 

 

 さて、それでは2019年最後となる『鬼滅の刃』の感想へといってみましょう!

 

 

 

 週刊少年ジャンプ2020年4・5合併号掲載
 第188話 【悲痛な恋情】

 

 

 まずは扉絵から。
 描かれているのは牢屋に閉じ込められながら読者側である「こちら」を見ている人物。
 その人物の顔は格子で隠れているという、なんとも謎かつホラーな雰囲気です。
 果たしてその人物は誰なのかという謎が良い“引き”になっています。
 こういう手法は吾峠先生の得意分野ですね。

 

 

 今回遂に縁壱と竈門家との「約束」が描かれるかと思いきや、場面は現実世界に戻って鬼舞辻と柱達との激闘でした。
 柱達がようやく全員そろったものの、それでも防戦一方になってしまうほどより一層激しさが増す鬼舞辻の攻撃。
 このとてつもない瞬発力や多方向への触手のコントロール能力は、多数の心臓や脳を持つ故なのでしょうか。
 その猛攻に悲鳴嶼さんも「透明な世界」が発動できません。
 ・・・なんだか随分と「透明な世界」が秘蔵されてますねえ・・・。
 確かに発動できればパワーバランスを覆し得る能力ではあるのですが。(特に炭治郎の「透明な世界」は非常に気になるアイコンが出ていますし・・・)
 

 中でも一番苦境に立たされていたのが
 蜜璃さん。
 前々から「自分が最初にやられる」とは独白されていましたが、今回遂にそれが現実になってしまいました。
 どんなに内容が深刻でもギャグ調に描かれると緊迫感はほとんどありませんが、今回のようにシリアスに描写された途端一気に緊迫感が高まりますよね。
 こういった「使い分け」も吾峠先生は随分とお上手になられたと思います。(上から目線でスミマセン)

 そんな蜜璃さんは正体不明の攻撃によって重傷を負ってしまうことに。
 うん、分かっていた・・・分かってはいましたよ・・・。
 この作品は例え子供であろうが女性であろうが容赦無しというのは。
 でもやっぱり女の子の顔が欠損してしまうというのは・・・。
 いや男性でも顔欠損は辛すぎますが・・・。いやいや吾峠先生のことだからこれでも加減してくれていたのかも・・・。

 

 蜜璃さんが受けてしまった謎の攻撃についてですが、見た感じだと風系の技の模様。
 攻撃を受ける直前の「フオ」という音や、被弾した時の「ガヒュン」という音といい。
 単純に考えれば空気砲のようなものでしょうか?
 空気を吸引することで敵を引き寄せ、圧縮した空気を撃ち出し攻撃しているとか?
 触手攻撃だけでも手一杯だというのに、更に厄介そうな攻撃手段が増えてしまいました。
 でもコイツ、まだまだ厄介な攻撃手段を五つも六つも・・・いや十も二十も持っていそうなんだよなあ・・・。

 

 

 蜜璃さんが大ピンチに陥ったところを、柱達が協力して鬼舞辻の攻撃からガード。
 その隙に伊黒が蜜璃さんを建物の影に避難させてくれました。
 市街地という死角の多さがここでも役に立ってくれる形に。

 蜜璃さんはまだ戦うと主張しますが、伊黒は待機していた鬼殺隊士に蜜璃さんを預け戦地へと戻ります。
 置いていかれることを拒否し、泣きながら叫ぶ蜜璃さん。
 「死なないで!!」

 

 

 その悲痛な叫びを背にしながら走り去っていく伊黒。
 鬼舞辻の攻撃を受けていたことによって切れかかっていた口元の包帯が解け・・・。

 ・・・!!

 露わになったのは、口が裂けたような大きな傷。
 痣じゃなかった・・・。

 

 そして伊黒の独白という形で、長く伏せられていた彼の過去がようやく明らかに。

 ・・・。

 ・・・なんかもう・・・。

 吾峠先生の得意とする世界観がこれでもかと詰め込まれているとしか言い様が・・・。

 怪奇的世界観。
 これは吾峠作品の最大の特徴ですからね。
 さすがは初期から完成されていたキャラクターといったところ。

 

 一般的な人々は神を奉りますが、伊黒の一族は鬼を奉る一族でした。
 そしてその家系は女ばかりが生まれていたという。
 そんな中で伊黒は久方振りに生まれた男だったそうですが・・・
 370年振りて。
 むしろこれこそ「呪い」でしょうよ。

 鬼舞辻も「血の呪い」で鬼達を縛り付けているけれど、伊黒もまたある意味での「血の呪い」に縛られているわけです。
 鬼舞辻は命を。伊黒は心を。

 

 自分が生きようとしたがために一族の多くが死んでしまった。
 どんなに理不尽であろうがその事実から逃れられず、ただひたすら贖罪のために刀を振るってきた伊黒。
 そんな根深い罪悪感や重暗い血筋に囚われていた彼にとって、純粋な正義感や慈善の意志で戦う煉獄さんや蜜璃さんはきっと眩しい存在だったことでしょう。

 汚い自分とは真逆の、綺麗な人達。
 だからこそ惹かれ、だからこそ負い目も感じるという。
 これが相反する人の心というもの。

 それにしても八丈島という隔離された土地の出身だったこと(公式ファンブックより)や、極めて少食という伊黒のキャラクター設定が彼の背景ときちんと整合性がとれているのが実に見事です。
 今回の話を読んでからこれまでの彼の言動を考え直すと、色々と新たに見えてくるものがありますね。

 

 こうして、「死なないで」という蜜璃さんの言葉を受け止められず、自ら死地に向かった伊黒。来世での再会を願いながら。
 現実では蜜璃さんから離れ去り。
 でも願いの世界では蜜璃さんの元へ歩み寄っているんですよね、伊黒は。
 この対比が現実と願いの中の二人の関係を示しているようで切なくなりました。



 個人的には玄弥が死んでしまった時点で「誰が死んでもおかしくない」という覚悟はとうに出来ています。蜜璃さんも。伊黒も。
 勿論本音としては嫌ですけどね。
 特に蜜璃さんは第一印象最悪な人物が九割を占めるこの作品において(←)数少ない第一印象が悪くなく、その後も変わらず好感を持てる人物だったので尚更退場してほしくないです。幸せになって欲しい。
 逆に伊黒は第一印象最悪人物の代表格ですが。(←←←)
 基本的に炭治郎の呼び方に合わせてキャラクターを「さん」付けで呼んでいる私ですが、伊黒や不死川は呼び捨てにしているのはそれが原因です。
 表面しか見ていない愚者と言われても構わない。
 炭治郎を一方的に非難し、攻撃した者を私は簡単には許さない。
 ・・・まあ、最近になって炭治郎を鬼舞辻の攻撃から助けてくれましたけども。炭治郎の涙を前に、大分柔らかい言葉を掛けてくれましたけども。

 

 なんにせよ、読者の気持ちを振り切って「現実」が描かれるのがこの作品です。

 ただし。

 吾峠先生は登場人物に「その人物の務め」を全うさせてから退場させてくださるはず。必ずや。

 ならば伊黒や蜜璃さんの「務め」は何なのか。考えてみました。
 「柱」としての立場で考えるなら、やはり現状打破に限りますよね。鬼舞辻の猛攻を一体どう切り崩すか。

 そして一個人としてで考えるならば・・・
 伊黒は「信じる事」じゃないでしょうか・・・自分を。
 初登場時から「信用しない」と連呼し、懐疑心の塊のような第一印象だった伊黒。
 だけど、一番信じていないのは自分自身なのでは。
 自分を信じられないということは、自信が無いということと同義。
 だから蜜璃さんに想いを告げることを端から諦めてしまっているのでしょう。

 それに・・・。
 伊黒は全然汚くなんかないと思いますよ。
 だって。
 伊黒は鏑丸と親友になったじゃありませんか。蛇の鬼を恐れていたというのに。
 蜜璃さんに恋をしたじゃありませんか。女の強欲にまみれた世界にいたというのに。
 「蛇」と「女性」というこれらの二項目は伊黒の過去を考えればそれこそ不信と嫌悪の象徴になったとしても何らおかしくないというのに、「蛇」も「女性」も大切にすることが出来た。愛することが出来た。
 それは彼の心根が清く強い何よりの証だと思いますけどね。

 

 一方の蜜璃さんの「務め」は果たして何でしょう。
 やはり本当の恋」を自覚する事・・・でしょうか。
 基本的に誰にでもときめいてきた蜜璃さんですが、「恋」というものはときめきだけではない、時に“痛み”を伴う気持ちですからね・・・。
 この伊黒との関係を通して、他の誰のとも違う、唯一無二の「恋」を知ってもらいたいところ。
 実質二人は両思いだと思っているので、先に待ち構えているのが生存であろうが死別であろうが二人の気持ちが結ばれることを願ってやみません。

 

 

 さて・・・いよいよ次々回は190話です。
 十の倍数回です。
 これまでの話を振り返ってみると、十の倍数回は大きな展開が起きたり後に重要な意味を持つ布石が置かれていたりすることが多いんですよね。あくまで私個人の印象ですが。

 次回はきっと伊黒が頑張ってくれるに違いないでしょう。
 伊黒は柱の中で一番「型」が明かされていませんし、「痣」も確認できていませんからね。今のところ。
 そして気になるのは、鬼に大きな効果を持つ「赫刀」が伊黒達にも発動するのかということ。
 これまでも度々発動はしていましたが、まだその発動条件は確定していませんからねえ~。
 その点も気になるところです。

 

 

 ふう。
 2019年の『鬼滅の刃』感想もこれにて終わりです。
 来年も出来得る限り頑張りますので、どうかよろしくお願いします!!(^^)


『鬼滅の刃』第187話感想

2019-12-22 23:10:00 | 鬼滅の刃

 この前健康診断があり、行ってまいりました。
 で、今回初めて肺活量測定なるものを受けたんですね。
 よっしゃ!ここはいっちょ「栗の呼吸」の見せどころ!(←)と、頑張った結果・・・
 年齢より10歳若いと判定されました。(ドヤ)

 

 さてさて、今日も健康第一でいってみましょう~♪

 

 

 

 週刊少年ジャンプ2020年3号掲載
 第187話 【無垢なる人】

 

 

 縁壱から遂に語られる、鬼舞辻との戦い。
 「透き通る世界」が見える縁壱によると、なんと鬼舞辻は五つの脳と七つの心臓を持つ体だったとのこと。

 

 あ~~~・・・。なるほど。

 

 吾峠先生はこの時の為に、炭治郎が鬼舞辻と初めて戦った時「透明な世界」を発動させなかったのですか(第182話)

 いやあの時は炭治郎の片目損傷のショックがどでかすぎてその事以外に何も考えが及ばなかったのですが、時間が経って改めてその回を振り返った時思ったんですよ。
 炭治郎、ほとんど実力発揮していないじゃんと。
 「透明な世界」はおろか「ヒノカミ神楽」でさえも。
 勿論鬼舞辻の圧倒的な攻撃能力を知らしめる意味もあったのでしょうが、炭治郎贔屓な私の目には、ちょっとあの戦闘シーンは炭治郎が何も出来無さすぎに見えたんですよね。
 まあ、逆を言えば。
 鬼舞辻は炭治郎の実力をまだ身をもっては分かっていないということでもあるわけですが。

 

 そして縁壱は拾三番目と思われる型を完成させ、鬼舞辻を追い詰めます。
 以前から度々出ていた「赫刀」ですが、鬼舞辻にも非常に有効な事がここで証明されました。
 ふむ・・・多分ですが、今回判明した多数の心臓や脳を赫刀で切るほど鬼舞辻の再生能力が落ちていくとかだったりして。

 ちなみに、以前も述べましたが私は「拾三ノ型」はこの追体験で炭治郎が知ることは無いだろうと考えているので、ここではあまり触れるつもりはありません。
 ただ。
 縁壱は鬼舞辻の計十二の脳と心臓を目にして「拾三ノ型」を閃いた模様ですが・・・
 そういえば
 「日の呼吸」以外の呼吸は現在十二ありましたっけねえ~~~。

 

 ま、それは置いといて。

 

 私達読者や炭治郎からしてみれば、この後鬼舞辻は縁壱から逃げおおせるのを知っているわけですが、その手段は何だったのかというと・・・

まさかの爆散☆★☆


 まさに「やられた」という感じ。
 こんな手段一体誰が予想し得たでしょうか。
 まさに何百万人もの読者の考えを吾峠先生一人の発想が上回った瞬間です。


 それにしても瞬時に飛び散った肉片を千八百と把握し、その内千五百余りをその場で斬ったと仰る縁壱さん。
 ここでもさらりと超人発言(汗)。

 

 こうしてあとに残されたのは縁壱と珠世さんだけに。
 鬼舞辻が死なずに逃げおおせたことに激しく取り乱す珠世さん。
 どうやら珠世さんは既にこの当時から鬼舞辻に対する嫌悪や憎悪をしっかり抱いていた模様です。
 そんな憎い相手の側近になっていたのは、やはり「呪い」のせいだったのでしょうね。
 荒れ狂う悔しさと怒りのままに、珠世さんは鬼舞辻の名を口にします。その名を他者に口外すれば「呪い」が発動して死んでしまうというのに。
 それだけ悔しくて堪らなかったのでしょう。
 ところが。
 「呪い」は発動しませんでした。
 どうやら鬼舞辻が弱ったため一時的に「呪い」から解放されたとのこと。
 なるほど☆
 その間に珠世さんは自身の手で鬼舞辻の「呪い」を完全に外したというわけですね。

 

 こうして自由の身となった珠世さんから鬼舞辻のことを教えて貰った縁壱は、珠世さんに鬼舞辻打倒の協力を頼みます。
 うん、やっぱり縁壱はとても心の清い人です。
 鬼に大切な家族を殺された立場でありながら憎しみや恨みに囚われることなく、鬼である珠世さんに真っ直ぐに向き合えるのですから。(こういうところは炭治郎と似てると思う)
 そんな縁壱の頼みに、最初は珠世さんも戸惑っていたそうで。
 それもそうでしょうね。
 これまで珠世さんが出会ってきた鬼殺隊は自分を殺そうとする輩ばかりだったでしょうから、縁壱のような征伐にこだわらない、ましてや「協力」を頼んでくるような剣士は初めてだったに違いありませんので。
 ですが珠世さんは了承してくれて、こうして予想通り縁壱と珠世さんには縁が出来る事に。

 

 そしてその後。
 縁壱は知ったわけです。
 兄の巌勝が鬼になってしまったことに。

 

 

 鬼舞辻を倒せなかったこと。
 鬼である珠世さんを逃がしたこと。
 身内が鬼になったこと。

 その責任を取るよう責められた結果
 縁壱は鬼殺隊から追放されてしまうことに。
 

 

 ・・・(重い溜息)・・・。

 周囲の剣士達から一人責められる縁壱の姿が見てて辛い・・・。

 そんな中、煉獄さんの先祖と思われし剣士さんだけが縁壱を庇ってくれていて別の涙が出そうに。
 本当に煉獄家は先祖の代から良い人だったんですね・・・。
 ただただ感謝するばかりです。

 


 よってたかって縁壱を責めていた(煉獄家以外の)剣士達。
 当時の時代背景と、「鬼殺隊」の隊士という縁壱の立場を考えればある程度は仕方ない部分もあるとは思います。実際、善逸のおじいちゃん(師匠)も弟子の獪岳が鬼になった際は自刃という形で責任を取りましたからね・・・。

 でも・・・これだけは言いたい。

 どうして人は「凄い力を持つ者は失敗しない」と思い込むのでしょうかね?

 「凄い力を持つ」のと「完璧」は決してイコールではないというのに。
 どうして勝手に決めつけて、勝手に押し付けて、勝手に責めるのでしょう?

 しかも当の縁壱はそんな一方的な非難を素直に背負ってしまう心の綺麗な人だけに、尚の事やるせないです。

 

 

 「縁壱さんは悪くない・・・」

 ああ・・・、やっぱり。

 

炭吉の言葉と心、そして炭治郎の言葉と心が
一致してくれましたね・・・。

(
)

 

 
 炭治郎、炭吉は「何も言わなかった」んじゃないんだよ。君と全く同じ気持ちだったからこそ「何も言えなかった」んだよ。

 

 酷く傷付いているだろう縁壱をどうにかしてあげたい。
 でもかける言葉が見つからない。
 それでも、どうにか―――

 

 そんな炭治郎(炭吉)に代わるように、縁壱に声をかけたのは
 今回のサブタイトルが示す「無垢なる人」でした。

 

 

 

 

 

 はい、ここからはもう言葉は不要です。

 

 

 

 

 

 これぞ吾峠先生の真骨頂。
 言葉を失うほどの残酷で無情な「現実」の描写。
 それと対を成す
 言葉が出ないほどの温もりに溢れた「情感」の描写。

 それを改めて目の当たりにした思いです。

 

 


 

 

 今回は“剣士”として以上に、“人”としての「継国縁壱」の姿が圧倒的に印象に残るお話になっていたと思います。

 縁壱の傷心と救済。
 これらがたった二話で充分に伝わってくるのだから、御峠先生の構成力・描写力はやはり素晴らしい。

 

 今回の話の後半を読んだ時、栗うさぎは煉獄さんの言葉を思い出しました。
 「世界は共に寄り添って悲しんではくれない」という言葉を。
 確かにその通りです。
 世界はどこまでも美しく、どこまでも無情。
 でも。
 時に醜さもありながらも、悲しみに共に寄り添ってくれるのが人の世界なんですよね・・・。

 

 

 

 前回に引き続き今回も情報量が多かったため、これまでの考察を改めて再検証する良い機会になりました。
 まず一つ目の再考察としては、珠世さんが鬼舞辻に投与した「鬼を人間に戻す薬」について。
 もともと私はあの薬は本当に鬼を人間に戻すものなのかどうか、疑念を抱いていました。
 
 だってですね。
 もし本当に薬が効いて鬼舞辻が人間に戻ったら。

 炭治郎達は「人殺し」になってしまいます。

 炭治郎達鬼殺隊が滅するのは「鬼」のみ。「人」を殺傷する存在ではありません。
 それに鬼舞辻のこれまでの罪を考えれば、命を落したり苦しむような効果ではなく「人間に戻すだけ」の効果の薬を用いるなんてあまりにも甘すぎません???

 なので、ひょっとしたら・・・
 珠世さんが使った薬は「人間に戻す薬」のようで実は違う、「人型を維持する薬」だったりするのかも・・・。
 今のところ鬼舞辻は己の身体をどんどん変化させていますが、いずれも基本的に「人型」ですし・・・なにより。
 もしそうだったならば、これから鬼舞辻が追い詰められても今回の縁壱の時のような爆散逃避は出来なくなりますから。

 他にも珠世さんは「もう一つの仕掛け」を施している筈。
 投与した薬共々、それも気になるところです。

 

 

 次に二つ目の再考察は、縁壱の刀について。
 この点に考えが及んだ切っ掛けは、今回の煉獄さんの先祖でした。
 前回もそうでしたが、今回も一人縁壱を庇ってくれて、縁壱の味方であってくれた煉獄さんの先祖。
 その様子に改めて感謝したのと同時に、改めて縁壱の刀に今現在炎柱の鍔が用いられている事を嬉しく思ったんですよね。
 そう思いながら縁壱の刀を見たところ・・・

 ん?

 

 ・・・。

 

 ・・・・・。

 

 ・・・・・・・・・・。

 

 

 ち が う。

 

 違う。

 

 縁壱が使っていた刀は、今炭治郎が手にしている刀じゃない。

 

 縁壱が使っていた刀は縁壱零式が手にしていた刀の方でした・・・。縁壱零式の体に内蔵されていた刀とは違います・・・。


 念のため第174話を読み直してみましたが、晩年の縁壱もあの刀を持ってはいませんでした。
 うっわ~~~!!!今まで気付けなかった!!!
 我ながらこれは情けないレベルのデカい見落としでした~~~!(><;)

 

 ん?ん??ん???

 と、 い う こ と は ・・・ ?????

 すみません、時間の都合上この件はひとまず保留ということでお許しください。(来年始めにちょっとした企画を計画中)

 

 

 

 さて。
 次回はいよいよ「約束」が交わされることとなるのでしょうか?

 


『鬼滅の刃』第186話感想

2019-12-14 21:50:00 | 鬼滅の刃

 いや~~~、なんだか最近ニュースでも『鬼滅の刃』が取り上げられていますね~。
 ここまでくるともう、ちょっとした社会現象と言ってもいいのではないのでしょうか?
 私の地域でも単行本最新刊(18巻)は発売日の昼頃には残り4冊という状態。(早番で良かった)
 でもってこの前同じ書店を覗いてみたところ、最新刊はおろか『鬼滅の刃』全巻が売り切れていたという
 う~ん恐るべし鬼滅フィーバー。恐るべしアニメ効果。

 これだけ鬼滅人気が高まっているとなると、今月行なわれる「ジャンプフェスタ」の鬼滅の刃ステージも相~当~凄い事になるでしょうね~~~。(私は仕事にガチ当たりで行けませんいつものことながら)
 個人的にはこのステージ内で、来年公開予定の劇場版の放映日を発表して頂きたいところ。(さすがに早すぎるかな?)
 ま。
 もし発表されたりしたら余裕で会場大爆発でしょうけども。(^^A;;;)

 

 さて、それでは今週も『鬼滅の刃』の感想へといってみましょう~。

 

 

 

 週刊少年ジャンプ2020年2号掲載
 第186話 【古の記憶】

 



 「記憶の遺伝」によって、再び先祖である炭吉の記憶とリンクした炭治郎。

 とそこへ、炭吉(炭治郎)を父と呼ぶ幼子が。
 え?この子って、以前の追体験(第99話)に出ていたあの赤子?
 ということは、今回の追体験は前回から数年後の出来事のようです。

 その幼子が指さす先に佇んでいたのは―――
 始まりの日の呼吸の剣士:縁壱!!!

 

 

 

 一方の現実世界では、村田さんが懸命に炭治郎に救命措置を施してくれていましたが・・・。

 えええええええええーーーーー!!!???!!!
 心臓も呼吸も止まっているだってーーーーー!!!???!!!


 もはや三途の川に片足突っ込んでいるってこと!?
 って、この子以前三途の川にダイブしたことありましたけど。(爆爆爆)

 

 

 あ・・・。
 村田さんは愈史郎の救助へと駆り出されちゃいましたか・・・。

 ・・・しばらく炭治郎一人になるわけだ・・・。

 さてこのまま愈史郎達が戻って、救命措置が再開されるのか。
 同期組や禰豆子が炭治郎のもとに集うのか。
 それとも。
 この間に、炭治郎の身体に何か変化が起きるのか・・・。(個人的にはこれを推したい栗うさぎ)

 

 

 

 場面は再び過去の世界へと戻り、縁壱と再会した炭吉(炭治郎)。

 日の呼吸の開祖である縁壱を前に、継承されていなかったヒノカミ神楽拾参ノ型について聞けないだろうかと思う炭治郎でしたが、口と体が勝手に動き自由に発言することが出来ません。
 今体験している出来事は先祖の記憶であるため自分は干渉出来ないと考える炭治郎。

 ・・・そうかな?

 いえ確かに干渉は出来ないでしょうが。
 “届ける”ことは出来るのではないでしょうか。

 

 多分。
 いえ、きっと。



この追体験の何処かで、炭吉の言葉と心、
そして炭治郎の言葉と心が一致する時が訪れると思います。



 

 その時の二人の言葉と心が、竈門家に自身の技と耳飾りを継承させることを縁壱に決心させるのではないのでしょうか。

 第99話で炭吉を目にした瞬間に思いましたから。
 炭治郎にそっくりと。
 外見ではなくて、彼から感じる温かくて明朗で誠実な雰囲気が。とっても。
 炭治郎の数年後はきっと炭吉のようになるだろうと確信するぐらいに。

 

 

 それにしても炭吉の子供って女の子だったんですね☆ 何故か男の子とばかり思ってました。
 名前は「すみれ」ちゃんですか~。
 なるほど、炭吉の「すみ」から取ったんですね。(^^)

 

 どうやら縁壱さんは落ち込んでいる模様・・・。
 誰かに話を聞いて欲しくて、その時心に浮かんだのが炭吉と、炭吉の奥さんであるすやこだったそうです。
 そういえば、すやこはまだ出てきていませんね。
 彼女との交流にも注目したいところです。

 

 

 そうして、話し始める縁壱。
 話を聞いて改めて思いますが、縁壱って良い人ですよね、凄く。
 
感情表現が乏しいだけで、優しくて心の清い人だというのが伝わります。
 なんだか義勇さんに少し似てるかも☆(偶然かもしれないけど、義勇さんと縁壱って眼の描き方が同じなんですよね・・・)

 今は炭治郎が受け継いでいる縁壱の耳飾りは、お母様が作ってくださったお守りだったのですか。
 お母様は信心深い人で、毎日毎日平和をお祈りする優しい方だったそうです。
 そんなお母様が信奉していた神様はというと、太陽の神様。
 だから耳飾りが「日」のデザインだったのですね。
 縁壱が「日の呼吸」なのも、それが所以なのかも。

 

 そしてやはり、巌勝は縁壱にとっては優しい兄でした。
 笛のエピソードも、相手にとっては取るに足らない些細な事だったとしても自分にとっては非常に大きい事だった、というのはままある事です。
 っていうか、父親に顔が腫れる程殴られながらも尚自分に会いに来て笑いかけてくれたなんて、そりゃあ慕って当然ですって。(><。)

 ここは第177~178話と見比べながら読むべきでしょう。
 あの時は巌勝自身の視点で語られていたシーンですが、私は彼の考えや心理には全く共感を抱けませんでした。
 何故なら、巌勝は何も見えていなかったから。自分の本心さえも。
 鬼になってあんなにも目が沢山増えたというのにね。
 いや、だからこそ目が沢山になった、というべきでしょうか。

 
 要するに巌勝と縁壱は価値観の基準が真逆だったのでしょう。
 巌勝はひたすらに、自分に無いものを求め続けた。
 一方の縁壱はただ目の前にあるものを大切にしたかったという。

 このお互いの価値観はどちらが悪いというわけではありません。
 ただ私は、縁壱の価値観の方に共感出来るというだけです。

 

 

 そして謎に包まれていた、家を出てからの縁壱に何があったのかが明かされます。
 「どこまでも続く美しい空の下を思いきり走ってみたかった」
 ここの発言は、生まれてからずっと家に閉じ込められていた縁壱の解放感と、冒頭で述べていた「世界の美しさ」に対する思いが窺えて好きです。
 ただまあ、「一昼夜走り続けても疲れて足が止まるということがなかった」というあたりに縁壱の只者ではないところも窺えるのですが。
 道理で縁壱が家を出た後探しても見付からなかったわけですね☆

 

 そんな風に走って走って、走り抜けた先に出会ったのが
 「うた」という漆黒の瞳の女の子。
 これまた印象的な瞳の子ですね~。
 吾峠先生は“眼”に多くのバリエーションをつけておられる方ですが、この子の眼の描写にはかなりの気合を感じられました。
 個人的に“眼”が印象的に描かれていると感じているキャラを挙げるとするならば
 炭治郎(&すやこといった彼の一族)
 伊之助(&母の琴葉)
 うた
 この三人かな。


 「うた」もとても良い子ですね。
 大きな悲しみと寂しさを抱えながらも、それでも命を、命あるものの心を思い遣れる優しい子だというのがよく分かります。
 そしてうたは縁壱の疎外感(孤独)に寄り添ってくれた子でした。
 この事から既に、二人がお互いにとってかけがえのない存在になったというのは想像に難くありません。

 そして十年後、二人は夫婦に。(かなり意外でした。今回のエピソードを知るまで縁壱は独身と思っていたので・・・。)
 うたも身籠り、慎ましくも幸せな毎日を過ごしていた縁壱。

 そんな中、うたの臨月が近付いたため産婆を呼びに出掛けることに。
 その道中で苦しんでいたお爺さんを縁壱は助けます。
 お爺さんが息子さんの危篤に間に合って良かった・・・。本当に良かった・・・。縁壱ありがとう・・・。(><。)
 それは本当に良かったのです、が。

 

 

 

 

縁壱もまた、炭治郎と似た悲劇に晒されるとは・・・。

 

 

 

 何の前触れもなく。
 突如として奪われた大切な人達。
 
 うたと、生まれることさえできなかった子供の亡骸を抱きながら、十日間も茫然自失としていた縁壱。
 もはや泣くことさえ出来なかったのかと思うと・・・。

 

 

 私の夢は家族と静かに暮らすことだった
 小さな家がいい 布団を並べて眠りたい
 愛する人の顔が見える距離 
 手を伸ばせばすぐに繋げる 届く距離
 それだけで良かったのに
 そんなことすら叶わない

 

 縁壱のこの独白が。

 この願いが。

 本当に本当にささやかな願いで。

 尚の事、やるせなかったです。

 

 

 炭治郎が鬼殺隊に入る切っ掛けは義勇さんとの出会いでしたが、縁壱の場合は煉獄さんの先祖との出会いでした。
 こうして見ると縁壱は炎の呼吸の剣士と縁が深かったようですね。
 今現在、自分が使っていた刀に炎柱の鍔が用いられている事を縁壱が知ったら喜んでくれそう。(^^)

 

 こうして縁壱は鬼殺隊へと入り、これまで語られていた事の真実が明らかに。
 なんと!これまでは縁壱の日の呼吸が全ての型の原型と云われていましたが、縁壱が教えたのはあくまで「呼吸」のみだったとのこと。
 炎や水といった剣技の「型」自体はそれ以前から存在していたのでしたか!
 これまでは縁壱が全ての開祖にして始祖というイメージでしたが、こうしてみると縁壱は鬼殺隊の基礎戦力の底上げをしてくれたアドバイザーといったイメージにもなってきましたね。

 

 やがて鬼舞辻と対峙することになった縁壱。
 鬼舞辻の傍らに控えていたのは・・・
 珠世さん!?
 え~~~!?いや珠世さんと鬼舞辻の間には浅からぬ因縁があるだろうことは感じていましたが、まさか側近を務めていたほどの関係だったなんて!
 これが珠世さんが自ら仰っていた、自暴自棄になっていた時期なのでしょうね。 

 

 

 さて、先代の親方様の言葉通り、鬼舞辻は本来なら一生眠っていたはずの虎の尾を踏みまくり、竜の逆鱗をはがしまくったことを身をもって思い知るに違いありません。
 次回はそんな鬼舞辻のトラウマ(笑)となった、縁壱との戦いが描かれることでしょう。
 ただし、その概要は既に炭治郎は知っている筈なんですよね。千寿郎からの手紙で。(第149話参照)
 なので個人的にはどんな戦いが繰り広げられたのかという点よりも、縁壱の視点からと第三者(当時の炎柱)からの視点の違いを炭治郎がどう汲み取るか、という点に注目したいと思います。

 あと、どうやって鬼舞辻は縁壱から逃げおおせたのかという点ですが、どうせコイツのことだから珠世さんを盾にしたとかじゃないですか?💢
 でも縁壱は珠世さんの深い絶望や悲しみに気付き、殺さずに見逃してくれたのでは?
 そして珠世さんはその時の縁壱との関わりを切っ掛けに自分を取り戻し、罪を償うためにも鬼舞辻の支配から逃れる決心をすることになったのでは?
 もしそうだとしたならば、縁壱と面識があった珠世さんと、縁壱の日の呼吸(ヒノカミ神楽)を受け継いだ炭治郎が出会ったのは運命的と言えるかもしれません。

 

 

 ・・・少しずつですが、いよいよ炭治郎のもとに集う様々な運命が明かされ始めましたね。

 

 

 多分・・・。

 

 「あの人」との出会いも、炭治郎の運命の一つなのではないのでしょうか・・・。