拝啓、Bovensiepen様。

November of 2004, It was love at first sight...

鮮烈なイメージを与えられるか?

2007-02-22 18:25:02 | Weblog
先日、アストンの新しいモデル・V8ヴァンテージを見かけました。(最初FTOかと思ってしまったのはヒミツです・笑)
多分、ミッドナイト・ブルーという色だと思います。
濃紺の、何とも言えない高級感を纏った色でした。

私は右折待ちをしていたのですが、思わずボーっとしてしまいクラクションを鳴らされる羽目に(笑)。普段は滅多にクラクションなんて鳴らされることはないのですが、この時ばかりは仕方がありません・・・だって、アストンですからね。

グラマラスながらも、メリハリの利いたデザインだと思いました。
全然ボテっとしていません。カッコ良い!!
でも、フロントのデザインはちょっと爬虫類系かな?(笑)
実物は、写真よりも小柄に見えました・・・流石に幅は広かったですけど。

久しぶりに心の底からカッコ良いと思えるクルマを見ました。
走り去っても、確実に意識に残りましたからね。
冷静に考えたら、あんなスーパーカー絶対買える訳ないのですが、仮にお金があって買えたとしても私は買わないでしょうね。
・・・だって、似合わないですから(笑)
あのクラスのクルマに乗るには、それなりの腕は当然として、それに加えて様々な経験を経てきた大人の品格が必要だと思います。
若造はお呼びじゃないんです。
まあ、背が高くて金髪碧眼だったら、若くても似合うかもしれませんが(笑)

・・・・・・

ああいったスーパーカークラスに必要なものとは何でしょうか。
とんでもないパワーでしょうか?
それともデザインでしょうか?
はたまたブランドなのでしょうか?

どれも正解だと思いますが、私の意見はちょっと違います。
V8ヴァンテージを見て感じたこと。
すなわち「イメージが残ること」です。
一度見たら、脳裏に焼きついて簡単には忘れられないこと・・・それこそがスーパーカーをスーパーカーたらしめているのではないでしょうか。
すべてはリンクしているのですね。

そう考えれば、「ブランド」というカタチのないものにお金を払う人の気持ちが、ちょっぴり分かるような気がするのです。
ひとつの「記号」なんでしょうね、きっと。

レクサスが手こずっている理由も、そのあたりにあるのではないかと思います。
クルマ自体のデキはものすごくいいのに、イマイチ売れない・・・。
何故なのか?
何よりその存在を誇示したい表現方法としてのブランドなのに、清廉なイメージを持ってきてしまったこと・・・失敗とさえ言われる原因は、そのあたりなのではないでしょうか。
基本的にブランド品を買う人は、目立ちたがり屋なのです・・・。
そして、同時に保守的でもあります。
なかなかに、一個のブランドを確立するのは大変でしょうね。

・・・こんなこと考えるのは私だけかもしれません。
いや、なまじ哲学なんてやるもんじゃないですね。理屈っぽくていけない(笑)
稚拙なブランド論、お目汚し失礼しました。

改めて愛車の後姿を眺めてみる。



やっぱり、お前はサイコーだよ!(笑)

トップ画像は東京モーターショー、アストンマーティンのブースにて。


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