ちっちゃな幸せ探して

ツレが亡くなってから2年と2カ月目で転勤になりました。
時々思い出して悲しくなるけど、生きていくだけで精いっぱいです。

天璋院篤姫の婚礼時の駕籠

2008-09-29 00:38:41 | メディアより
天璋院篤姫の婚礼時の駕籠、米スミソニアン博物館で確認


篤姫の婚礼時に使われたものと判明した米スミソニアン博物館所蔵の駕籠=江戸東京博物館・斎藤慎一氏撮影 米ワシントンのスミソニアン博物館が所蔵する絢爛(けんらん)豪華な駕籠(かご)(女乗物(おんなのりもの))が、13代将軍徳川家定の正室、天璋院篤姫(てんしょういんあつひめ)が婚礼時に使用したものであることが、江戸東京博物館の斎藤慎一学芸員の調査で確認された。

 NHK大河ドラマ「篤姫」が人気を呼ぶさなか、貴重な“発見”と言える。

 駕籠の本体部分は幅95・7センチ、長さ134・4センチ、高さ136・5センチ。黒漆の地に金の蒔絵(まきえ)で二葉葵(ふたばあおい)をあしらった唐草文様が描かれ、随所に徳川家の家紋「三葉葵紋」と近衛家の「牡丹(ぼたん)紋」が配されている。

 斎藤学芸員は、篤姫の婚礼道具について書きとめた「篤姫御方(おんかた)御待請并(おまちうけならびに)御婚礼御用留(ごようどめ)」(国立公文書館所蔵)に、同一の二葉葵唐草文様の図案があったことや、この文書中の調度品検品リスト(安政3年〈1856年〉9月29日付)に「黒漆二葉葵唐草両御紋付 御輿(おこし)(女乗物のこと) 一挺(ちょう)」の記載があったことなどから、篤姫婚礼時に幕府側で制作した駕籠と断定した。

 また、江戸東京博物館が所蔵する家定の生母本寿院(篤姫の義母)所用の駕籠「黒塗梅唐草丸(まる)に三階菱紋散(さんかいびしもんちらし)蒔絵女乗物」と、内装の図案や外装の金具の付け方などが酷似していることも、この判断を裏付けた。

 この駕籠は、スミソニアン博物館のアーサー・M・サックラー・ギャラリーが1984年にロンドンのオークションで落札したが、来歴は不明という。斎藤学芸員は「篤姫ら大奥の女性たちは江戸開城の際、大きな調度品は置いたまま退去したと考えられる。その後、入城した薩長を中心とする明治新政府がそれらを売却したのではないか」と推測している。

 徳川美術館(名古屋市)の小池富雄・企画情報部長(漆工芸史、江戸大名文化)の話「文献だけでなく図案も一致しており間違いない。幕末期としてはかなり丁寧に作った高級なもの。篤姫の気持ちに思いをはせる直接的な材料が確認されたことは極めて意義深い」

(2008年9月24日14時46分 読売新聞)


どこをどう回って、スミソニアン博物館まで行ってしまったのか興味がありますね~
それにしても、その籠が篤姫のものだと確認する苦労を思うと、忍耐強さに頭が下がります。
ぜひとも里帰りしてもらって、実物を見てみたいな~
本寿院の籠と並べて見られたら最高


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
交渉中 (黒塗二葉葵唐草葵牡丹紋散女乗物)
2008-10-11 21:19:54
二挺をならべる。
とりあえず、再来週が山場です。
ご期待に応えられるようがんばります。
返信する
頑張ってください☆ (ally)
2008-10-12 05:23:22
はじめまして。
もしかして、関係者の方ですか?
コメントいただけて、うれしいです。
再来週が山場なんですね!
ぜひとも良い結果になるように祈ってます
返信する
明後日からです (黒塗二葉葵唐草葵牡丹紋散女乗物)
2008-12-14 22:48:16
今日、展示が完成しました。
お約束どおり、二挺を並べました。
展示室の真ん中にです。とってもよく似ています。
昨日の香箱のニュースは見ていただけましたか?
ぜひご来館ください。
発見者より。
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