旅行記は、少し戻ります。
シエナで勉強していた2ヶ月間、学校の準備に追われ、
日曜は、練習か、身体を休める日にしていたのですが、
あのパリオの前日、ちょっと小旅行、ということで、スペインの子と日本人3人で、
すぐ近くの街、サン・ジミニャーノに遊びに行ってきました。
12~13世紀頃、貴族達が見張り塔として、またその権力を誇示するために建てたという塔が、
当時は72基も乱立していたらしいのですが、今はそれも14基になり、
争いの多かった街は人工7,000の静かな街になっています。
土と石の匂いが遠い時代の風を感じる、中世の古都、サン・ジミニャーノ。
シエナもそうでしたが、路地を入ると、ふと今が何時代かわからなくなってしまう。
辛口のワインが有名な街。
トスカーナサラミもおいしい!
シエナへの帰りのバス、なぜか路線を間違えてしまって、
3人とも名も知らない街に、降りてしまった!
バスも全然来ないので、仕方なく近くの丘に腰を下ろして、
トスカーナの真夏の太陽の下、3時間ほど、ずっと座ったままだったけど、
不思議な感じに襲われて、
何だかずっと昔からその場所を知っていたような、
懐かしい、胸の底からわきあがってくる何かを感じた不思議な1日でした。
次回は、ようやくベネツィアにいけますね(笑)
★★★《piano Yoshiko Official Site》 ←ホームページはこちらです。