秋山おさむのブログ

北栄町 秋山おさむのブログです。
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日本一の子育て村構想

2018年11月21日 | 北栄町町議会関係
北栄町議会
総務教育常任委員会
調査研究視察報告書
(秋山個人の報告書です)

日時:2018年10月11日
場所:島根県邑南町
内容:日本一の子育て構想


<概要及び調査結果>

日本一の子育て村構想について(邑南町)

〇子どもが生まれる前から連続してケアして行こうという町長の強いリーダーシップがある。

〇メディアではシングルマザーにやさしい町と紹介されているが、邑南町としては一度もそういう発信していない、シングルでもそうでなくても、子育てし易い支援を目指している。結果としてシングルにやさしいことが全国的に広まった。

〇子育て支援の目玉施策
・中学校卒業まで医療費が無料。
・保育料第2子目以降完全無料。
・安心な医療体制(24時間救急受付、ドクターヘリ)

〇町内に保育所9か所(すべて民設民営、幼稚園は無い)
町内2か所に病児保育室(看護師と保育士が対応)を設置しており、保護者は安心して仕事ができる。

〇学校図書室の充実と環境改善
・小学校8校、中学校3校に司書を配置している。
貸出冊数、利用者も年々増加している。

〇県立矢上高校への支援
・町職員3名の配置(野球部監督に元カープ選手など、島根県の事業に町が相乗りしている)
・高校を卒業すると一旦町外に出ていく。町内に医療福祉事業所が多く、医療福祉従事者確保奨学金制度に力を入れている。

〇子育て村推進本部の評価
・経済的な負担軽減の制度は十分できている。
・地域で子どもを育てるという土壌がある。
・子どもの誕生を防災無線で(同意を得たものだけ)放送、子育て支援ポイント付与制度、「地域学校」の実践など。
・次の課題は、「地域で子育て」を実践。日本一の子育て村を住民が実感できる町にすることです。

〇平成29年4月から「子どもまるごと相談室」を設置している。

〇役場庁舎に入った所に、若手女子職員の提案・町長でキッズスペースを設けている。



”しるべ”(和紙あかり 北栄町美術展から)

<所感>

(1)子育て支援
〇妊娠期から高校までの子ども・子育てを支援していく為に、「北栄町子ども、子育て支援事業計画」(平成27年度~平成31年度)を着実に実行し、検証することが大切と思われる。

(2)人口について
(邑南町)国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の予測より減少幅が少なくなっている。日本一の子育て村効果ではないか。

〇北栄町も社人研の減少予測より人口減を少なくし、自然減・社会減を少なくする、プラスにする工夫が必要です。
(2)財政、財源確保について
(邑南町)数値目標を持って財政運営を行い執行部と議会は共通目標を共有している。大枠の金額を数年間貼り付け、どの事業に幾ら配分するかについては、議会ではあまり問題にしない。そういう予算(事業)に対する考え方もあるかと思う。

〇浜田市、邑南町とも、実額、人口一人当たり、類似団体に比べて地方債残高、人件費、民生費、公債費の金額、比率が高い。過疎対策事業債を組めなくなる平成32年以降は財政運営・事業継続が問題になると思われる。



”うるおい”(和紙あかり 北栄町美術展から)



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