日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

★パレ・ガルニエの芸術(パリ・オペラ座)

2007年12月31日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強

今、私はこの部屋のことを何と伝えたらいいのか困っている。
ほぼ本能的に休憩時間にこの部屋まで散歩するのだが、
客席をたち(1回のオーケストラ席)、廊下にでて
脇の階段から上へあがり荘厳な階段と吹き抜け部分を眺めながら
通り沿いにあるきらびやかなこの(写真上)部屋を目指す。
ベルサイユ宮殿でいうと鏡の間のような、金色に輝く部屋へ。
ただ、私はオペラ座の方が数段好きだ。
そこにこの写真(上)のようなツリーが飾ってあった。
部屋の写真も撮ってみたが、どれも肉眼のが百倍美しく、
がっかりして消してしまった。
体験する価値のある空間です!

ちなみにオペラ・ガルニエは
ミュージカル「オペラ座の怪人」の舞台となったあのオペラ座なわけです。


客席に座るたびに反射的に写したくなる空間。
シャガールの天井画は首が痛くなるので見入るには向かないが、
全体としてのその軽く優しく、でも実は強いその絵のパワーに
いつもいつも心がピーンと反応する。
この絵と共にバレエを観ることのできる、
人生全体からした本の刹那にすぎないひとときを本当に感謝する。

しかしフランスの政治家はすごい。
ドゴール大統領時代の文化相アンドレ・マルローの決断によって
生まれたのがこのシャガールの天井画なのだ。
さて、ガイドブックをひもといてみよう。
「・・・・シャガールはこの丸天井をオペラの人物たちが
集う『オリンポスの山』として表現した。ガルニエとシャガール
という2人の芸術家の間には深い共通点がある。2人とも叙情的作家
であることだ。アポリネールはシャガールを『幻想的』と呼ぶが、
パレ・ガルニエも『夢幻』を追求したものである。
シャガールの宗教的または神秘的なエスプリにとって、世界は
愛によって結ばれ変遷しながら継続してゆく。
生き物もオプジェも全てが大きなうねりの中にあり、
上も下もない、重力も抵抗もない雄大な流れの中に存在している。
オペラ座の丸天井を描くには理想的な世界観であった」
(「パリ・ガルニエ パリ国立オペラ座」より抜粋)

●Opera Garnier
Place de l'Opera 75009
見学及び上演の問い合わせ
http://visites.operadeparis.fr
www.opera-de-paris.fr
01 41 10 08 10
(閉館は1/1,5/1,12/25及び特別イベント開催日)

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