天王洲アイルに行けたのは、
本当にラッキーなことだった。
TERADA ART COMPLEX II
の2階にある
コンテンポラリー 東京
「Contemporary Tokyo」
にふらふらと入った。
お肌ツルツル、目元涼しげな
ステキな青年が
作品の横に立っている。
「アーティストさんですか?」
と声をかけると、
「はい」と
爽やかで感じがいい。
Sumaさんによる
薄い板に描かれた絵の、
ポップで不思議な魅力は、
見れば見るほど深まるばかりで。
「狼って足の指3本なんでしたっけ?」
といかにも間抜けな質問をしてしまった。
そんなアホな問いかけにも、
爽やかさはそのまま、
「いや、5本かと、、、あと2本は隠れてるって設定で、あえて鳥みたいに描きました」
て、好感度満点で答えてくれた。
オオカミ人間といえば、満月。
謎解きみたいに背景の絵柄を
ひもといていくのが面白い。
「鎖はなんであるんですか?」
とこれまた、
なんでも聞きゃあいいって
もんじゃないだろ、
て質問でも、丁寧に
「鎖を噛み切る、て話があるんですよね」
と、どの国の話かを
教えて下さったのに、
忘れてしまったが、
全てに根拠があることに
恐れ入った。
いずれにせよ、
オオカミの絵を描くとしたら、
オオカミに関係する話を、
とことん調べるのだそうだ。
追求していくのが面白い、とも、、、。
Sumaさんの絵から、
どんな話が題材かを全て分かる人は、
よっぽどの物知りかもね!
いや、私が知らなすぎ?
だったりもするが。
ひとことで表現すると
イケメン、
なSumaさんに、
心から敬意を払いたい。
その作品の一つ一つに、
見えないはずの探究心が
確かな彩りとなって昇華されていた。
ああ、キュートなオバケやオオカミと
天井の高いロフトのような部屋で、
共に呼吸して暮らしてみたいなあ。