シリウスの環

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南欧の猛暑で14人が死亡 熱波の第2波

2007-07-25 18:26:42 | ニュース
南欧の猛暑で14人が死亡 熱波の第2波(共同通信) - goo ニュース
欧州南部は24日、猛暑に襲われ、イタリアでは2人が山火事で死亡、過去最高気温を記録したルーマニアでは熱波で12人が亡くなった。
南欧の猛暑は、6月下旬に続く第2波。ロイター通信によると、ルーマニアの各地では過去最高の44度を記録。
暑さで約1万9000人が病院に収容され、12人が亡くなった。
ブルガリアの各地でも過去120年間で最高の44度を記録した。

***以上引用***

つい昨日,スカパー!のディスカバリーチャンネルで熱波による惨事を扱った番組が放送されていました。
紹介されていたのは,1995年のシカゴと2003年の欧州の熱波です。
共にエアコンの普及率が低く,行政の対応が遅れたために多数の死者を出しました。
シカゴでは730名以上,欧州では5万人以上が熱中症で命を落とされ,その殆どは高齢者だったとのことです。
その後の対策として,熱帯夜は数日続く等の複数の条件を満たした場合は熱波警報がだされ,対策部を設置,1日に数回独居老人に状況確認の電話をするようにしているとのことでした。

近年の地球温暖化の進行や都市部でのヒートアイランド現象(注)により,今後も熱波の発生は多くなることは容易に想像できます。
その対策として温室効果ガスの排出規制があるのですが,途上国では経済活動優先で削減に消極的な現状ではどこまで削減できるのか疑問です。

日本でも毎年熱中症で死亡されるかたがおられます。
大規模な熱波が発生すると多数の死者が出ることは過去の実績からも容易に想像できます。(今の日本ではエアコンがかなり普及していますが、100%ではありませんしね)
個人レベルの対策と合わせて自治体レベルの対策も講じて欲しいと思います。


注)ヒートアイランド
 日中アスファルトやコンクリートに吸収された熱が夜間に排熱され夜間でも気温が下がらない。
 ビルによる風通しの悪さやエアコンの室外機による排熱も原因と言われている。
 対策として、都市部の緑化等や打ち水が行われている。
 沿岸部の都市より内陸にある都市や盆地で主に発生する。

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