秋津蛉のモンスターリスト

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獣竜種の書 恐暴竜 イビルジョー

2024-04-02 23:32:49 | 獣竜種






「恐暴竜」

イビルジョー
Deviljho
獣竜種
竜盤目 獣脚亜目 不明 暴竜上科 イビル科
全長約1801.18〜2660.84cm
全高約629.4〜723.49cm
脚の大きさ約137.5〜146cm
・狩猟地
現大陸…孤島、モガの森、密林、森丘、渓流、原生林、古代林、水没林、未知の樹海、遺跡平原、地底洞窟、天空山、遺群嶺、砂原、砂漠、旧砂漠、凍土、雪山、氷海、火山、地底火山
新大陸…古代樹の森、大蟻塚の荒地、陸珊瑚の台地、瘴気の谷、龍結晶の地





・概要、特徴
暗緑色の鱗とぬめりのある皮に覆われた体躯、異様に太く発達した尻尾、そして口内から溢れるように顎の外側にまで生えた牙が特徴的な巨大な獣竜種。
新大陸に生息する個体群は現大陸の個体と比較して上半身の筋肉が逞しく発達している
不気味な黒い表皮や鋭い爪は現大陸の個体と同様だが、筋肉量以外にも尾の形状など、様々な相違点が見られる。
多くの竜に見られる甲殻は頭部以外には存在せず、体表には過去に他のモンスターと争った傷跡がある場合が多い。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/974165318682603520?s=19










・生態
性質は狂暴にして獰猛、己の欲に突き動かされるままあらゆる者を喰らい尽くす破壊者であり、ギルドでも注意喚起がなされ、生態系に多大な影響を与える”食物連鎖の頂点に立つ者”。
代謝が極めて高く、巨体も相まって消費するエネルギーも膨大で、高体温を維持するために常に獲物を探し求めており、小型モンスターから大型モンスター、果ては古龍種やそれに匹敵する生物まで、如何なる動物にも襲いかかることから、「恐暴竜」と通称される。


実際に超攻撃的生物として恐れられる金獅子ラージャンや同じく特級の危険生物たる爆鱗竜バゼルギウス、古龍種など、通常近付くことすら困難なモンスターにも躊躇なく襲い掛かって捕食しようとするほどの凶暴性と戦闘力を持ち、ギルドでは獣竜種でありながら古龍種にも並び立つ程の危険な存在として、注意喚起がなされている。



空腹時以外にも小型モンスターを気まぐれに攻撃することもあり、その凶暴性は並のモンスターを遥かに上回る。
イビルジョーの捕食活動によってある地域に生息する殆どの動物の個体数が突如として激減、絶滅の危機に瀕するといった出来事や、地域一帯の動物が絶滅に追い込まれたという報告もあり、これらがイビルジョーが「全生態系にとって極めて危険な存在」とされる所以である。
特定の縄張りは持たず、常に獲物を求めて本能の赴くまま移動している。
これは一箇所に留まっていては地域一帯の生物を狩り尽くして獲物不足に陥ってしまいかねないためで、気候の安定した地域は勿論、砂漠地帯や火山、氷海といった厳しい環境、孤島や天空山にすら姿を現し、「新大陸」でも目撃情報が頻発している。
イビルジョーの目撃情報は世界中に及び、その環境適応能力の高さはあらゆるモンスターの中でも随一である。
有害な瘴気や溶岩地帯ですら平然と徘徊し、その性質から他の大型モンスターの縄張りにも平然と侵入し、火竜の巣で堂々と日光浴をする姿すら確認されている。
空腹になると匂いで獲物を見つけ、姿勢を低くしてゆっくりと接近し、自慢の顎で喰らいつく。
その他に類を見ないほどの凶暴性と捕食頻度から現大陸では「健啖の悪魔」や「貪食の恐王」などの異名でも知られる。
その食欲は他の追随を許さず、同種であっても食物としての認識しかなく、 イビルジョー同士が出会うと壮絶な喰い合いをはじめる。その強すぎる食欲と激しい代謝から極めて短命な種である。
激しい代謝から短期間で疲労が溜まり、常に空腹であるが、獲物を大量に捕食して栄養の満ち足りた数日に限り、体内に特殊なホルモンが分泌されることで他個体を見ても捕食行動に入らない時期があるという。
その短期間に成熟した雄と雌が出会うと交尾が行われるようだが、幼体の生育については未だ未解明である。







前述の顎とそれを覆うように生えた発達した牙は、獲物を攻撃または捕食するためだけのものではなく、地面を削るように掘り起こして地中に潜行したり、巨岩を掘り起こして投げつけるという荒業すら可能にする。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1488388686144163842?s=19






また、疲労が溜まると口から唾液を垂れ流すようになるが、この唾液は鋼鉄の鎧すら腐食させるほどの強酸性を持ち、その牙に触れた獲物の硬い部位の消化を早める。
また、獲物を追いかける際にそれらの匂いを辿っている様子もある。

イビルジョーは食物と思われるものを発見するとまず噛みつく習性を持つが、その対象が硬いものであった場合、牙が折れたり欠けたりすることが非常に多いと思われ、その問題に対しては次々と新しい牙が生える事で補われている。

古い牙は頭付近に達するとそこで抜け落ち、時折古くなった牙を自ら削ぎ落とす行為も見られる。

そのため、イビルジョーが徘徊した地には牙の破片と無数の傷が地面に残されていることがある。
全身が異常に発達した筋肉の塊であり、類稀なる筋力を誇る。
顎はことさら強靭で、大型モンスターの堅い甲殻をも噛み砕き、十数mサイズの生物であれば喰らいついて持ち運ぶことすら可能な他、飛竜の中でも屈指の巨体と超重量を誇る角竜の突進を難なく抑え込んだ上軽々と持ち上げて投げ飛ばすほど
https://twitter.com/MH_official_JP/status/973527405615710208?s=19
捕らえられたモンスターは必死にもがいても逃れられず、その圧倒的な力の前になすすべなく死に至ることさえ珍しくない。 イビルジョーは獲物を咥えたまま徘徊する習性があるが、次なる捕食対象を見つけると興奮状態となり、咥えている物が “獲物”であることも忘れ、相手に叩きつけ、投げつけて襲い掛かるのである。
その規格外の膂力と凶暴性から対モンスターにおける縄張り争いにおいては飛竜の飛行能力すら優位性にならず、攻撃の届かない上空から反撃されても力任せに顎で掴み返して投げ飛ばしてしまう。
またハンター落とし穴による拘束でも完全に無力化することはできず、拘束中に暴れ回って周囲のハンターを吹き飛ばしたという報告もある。
これらの凶暴性から、目にしたもの全てに力任せに襲いかかるようにも感じられるが、以外にも冷静さや知性を感じられる様子も多く、新大陸の個体においては自らより弱いと判断したモンスターを軽くあしらってその場から退くなど、無駄な争いを避けるような素振りすら見られるという。


常に各地を放浪しているという性質から、ギルドでもその動向は把握しきれず、クエスト中に予期せずイビルジョーに遭遇したというケースも多数報告されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1626958826477076480?s=19
無論、基本的に相応の実力が認められたハンターでなければイビルジョー自体の狩猟クエストの受領は許可されない。
小型モンスターの掃討や素材の収集など新人ハンター向けとして提示されるクエストであっても、僅かにでも本種と遭遇の恐れがあればそれだけで危険度は跳ね上がり、クエストの受領は大きく制限される。
それゆえ捕獲された例も極僅かであり、新大陸古龍調査団の学者曰く、眠ったイビルジョーを観察した学者は8人もいないという。
ちなみに、新大陸の調査が始まって40年間イビルジョーは誰にも目撃されなかった。
現大陸に生息していた個体が超長距離移動を行った先が新大陸だったという者や、現大陸から渡りを行ったモンスターが意図せずイビルジョーの卵を持ち込んだと推察する者もいる。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/976719804731031552?s=19
イビルジョーはあらゆる厳しい環境に適応してきたため、調査隊が未踏の新大陸の奥地にいた個体が観測域付近までやってきた可能性も推察されている。

非常に危険なモンスターであることから他の生態は殆どが不明であり、ギルドでは最重要調査対象として研究が続けられている。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/950615523829596160?s=19
・食性
完全なる肉食性。小型の草食種から大型モンスターまであらゆる動物を捕食対象とする。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1488392984106205186?s=19
本来なら他のモンスターを圧倒し捕食する立場にある惨爪竜オドガロンをはじめとした肉食モンスターすら、イビルジョーの前では捕食対象と成り果てる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1611265491242471425?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1611266225786748929?s=19
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https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1488395262246547456?s=19






・危険度、戦闘能力
前述の生態から、その危険性は強大な大型古龍種にも並び立つ。
外敵と対峙すると禍々しい咆哮をあげ、戦闘においては強靭な顎による噛みつきや脚の筋力を活かした踏みつけ、太い尾で薙ぎ払うといったシンプルな肉弾戦を仕掛ける。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1488392367011143688?s=19
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また、離れた相手に対しても地中の岩を顎で抉り出し、そのまま放り投げて攻撃手段とする。
しかし、その性質上他の大型モンスターと比較して疲労の頻度は高く、戦闘中に大きな隙を晒すことも多いが、その際は口蓋から溢れ出る強酸性の唾液によってただの噛み付きが致命的な防御力の低下をもたらし、また相手に飛びかかって捕食対象として喰らおうとするなど、一概に隙と言い切るには極めて危険な状態でもある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1488394252820254724?s=19
巨体を支える後脚は細身ながらも凄まじい筋力を持つ。
自重をかけた踏み付けは大地を大きく揺るがし、離れた場所にいる外敵の自由をも奪う。



垂直に聳える岩壁も足の爪を食い込ませて強引に登っていくほか、巨体に見合わぬ跳躍で空中に逃れた獲物にも飛び掛かり、そのまま自身の体重と後脚で抑え込んで捕食してしまうこともある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1488386557278969858?s=19
高所からの圧し掛かりは中型モンスターを一撃で絶命させる威力。




大型モンスターや手強い相手と対峙して興奮すると、血流の増加によって全身の筋肉が赤く染まり、同時に背中を中心に筋肉が大きく膨張、筋肉の暴走とも言える状態となる。こうなればその暴挙の一つ一つが致命的な威力となるが、同時にイビルジョーの身体に刻まれた古傷が再び開き、痛んでしまう。
その痛みがイビルジョーを怒り狂わせ、怒りに我を忘れたように獲物を執拗に追いかけ、活性化した筋肉が齎す圧倒的な力でなんとしても捕食せんと躍起になる。
しかし、筋肉が膨張すると外皮に隙間ができ、伸びた筋膜が露出するため、柔らかな筋膜に傷を負う危険性も高まる。そのため、筋肉の活性化は諸刃の剣と言える力である。



また、驚くべきことに体内には龍属性のエネルギーを精製する器官を持っているらしく、興奮時は怒りと共に体内の龍属性が活性化し、赤黒いブレスとして吐き出して攻撃する事もある。



・利用

希少な素材であるにも関わらず、多くの行商人の間ではイビルジョーの鱗は不吉の象徴として忌み嫌われている。
また、その皮は不快なぬめりを伴うため、加工屋にとっても処理が困難である。


しかし、尻尾は専門に収集している者達がおり、宝玉は怪しげな儀式に用いられるという。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1586572743335550976?s=19



また、それらの素材で作られた武具にはイビルジョーの狂気が宿るとされ、己の欲するままに全てを喰らい、 暴虐の限りを尽くす恐暴竜を制した証となる装備は、手にすれば同等の力を得るとともに危険なまでの破壊衝動を湧き起こ、身につけるだけで悪意に駆られる、怒りで視界が赤く染まるといった恐ろしい噂も存在する。
桁外れの破壊力で他者を圧倒する武器の数々は龍属性を活かす恐暴竜の鉤爪をあしらうことで殺傷能力を高め、その効果を発揮する。
主に恐暴竜の黒皮や黒鱗を加工して作られた防具は、着用した者に力を与える反面、 絶えざる血肉への飢えをもたらすという。


ちなみに、本種の胃袋を福袋のような感覚で求める人々もいる。そのため、モガの村では特産品として扱われている。
・ソース
MH3G
MH4G
MHXX
復刻ハンター大全
DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD モンスターハンター:ワールド 公式設定資料集
DIVE TO MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE モンスターハンターワールド:アイスボーン 公式設定資料集

モンスターハンター モンスター生態図鑑Ⅸ 怒り喰らうイビルジョー



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