秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
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鳥竜種の書 黒狼鳥 イャンガルルガ

2024-04-19 23:48:54 | モンスターハンター・モンスターリスト










「黒狼鳥」

イャンガルルガ
Yian Garuga
鳥竜種
竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 耳鳥竜上科 ガルルガ科
全長約1228.13cm~1744.50cm
全高約423〜470.66cm
脚の大きさ約162〜211cm
・狩猟地
現大陸…森丘、密林、未知の樹海、古代林、遺群嶺、地底火山
新大陸…古代樹の森、導きの地





・概要、特徴
黒く硬い甲殻と、長いたてがみから「黒狼鳥」とも呼ばれる鳥竜種。
イャンクックと同じく耳鳥竜上科に属し、近縁種とされるが、シルエットが酷似していたため、イャンクック及びその亜種の一種であると誤認されていた時期がある。
しかし、イャンクックと比較して一回り以上大柄な体格であり、またイャンクックと似た発達した耳をもつが、本種のそれは硬質で尖り、イャンクックとは異なる進化を遂げている。
両者は同種族ではないと考える説もあるが、 イャンクックの群れを外れた個体が単独で生き抜くために好戦的で気性の荒い性格になり、独自の進化を経たとの可能性が大方の見解である。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1654693809215922177?s=19


火炎液ではなく火球を吐き出す能力や三本の毒針を備えた尾など、 身体機能に大きな差違が見られる他、禍々しさすら感じさせる漆黒の外皮は刀剣をことごとく弾き返すほどの硬度であり、傷つく事に強固に再生する。
この堅牢な外殻に覆われた漆黒に染まった体躯がどのような経緯から得られたのかは、いまだ解明されていない。
尾には毒を持つが、イャンガルルガ自身は出血毒に対して極めて高い抵抗力を持ち、自身の有する毒は勿論の事、外敵から与えられた猛毒の影響も受け付けない。



神出鬼没な珍しいモンスターであり、多くの研究者や狩人から注目されている希少種。
・生態
同類の鳥竜種であるイャンクックから進化した姿であり、生態にも似通った部分が多く見受けられるが、 獰猛性の高さは比較にならない。
鳥竜種の中でも類を見ない戦闘力を誇り、その危険度は強大な大型飛竜にも匹敵する。









好戦的で頭に血が上りやすい短気な性格で、他種族に対して積極的に戦いを挑む。 その様子を目撃した者の記録によれば、生活のために戦うのではなく、戦い自体を楽しんでいるようだったとあり、 自然下に生きる生物としてはかなり特異な性質を持つことがわかる。




それゆえ殆どの個体には傷が見受けられ、特に頭部に大きな傷を持つ個体は”傷ついたイャンガルルガ”と呼び分けられる事もある。
見た目の華奢なイメージとは裏腹に、驚異的な脚力の発達にも驚かされる。 地上を駆け回る際など、 他に類を見ないほどの瞬発力と速さを発揮するのである
対峙したハンターなどの目撃例では、攻撃を行う際に高い跳躍を見せたり、落とし穴へと落ちそうになった瞬間に後方へと跳び退く様などが複数例報告されている。
この瞬発力と重量を活かした突進、その尾に携えた毒針を持って、同族であると考えられるイャンクックすら退ける。
過去に目撃例がなかったため大陸方面から流れてきたとの説が強く、最初に現れたのはココット村周辺であったが、 現在は特にジャンボ村周辺での目撃が相次ぐようになった他、近年では新大陸でも報告が挙がっている。
このように彼らが定住の地を持たないのは、その好戦性ゆえ、常に新たな戦いを求めて移動しているからではないかとも言われている。
 現大陸においては、通常個体であっても怪鳥の姿を見かけると即座に臨戦態勢に入る。
これは同じ餌を好むためだと考えられるが、単に自身と似た容姿や生態を持つ怪鳥が生理的に気に食わず攻撃している可能性も高いという。
未知の樹海での報告に拠れば怪鳥を追いかけ回した挙句、目に付いたハンターにいきなり突進を仕掛けてきたという。





イャンガルルガについて、 同種族で争う姿は目撃されているものの、馴れ合う姿を目撃したという例はない。それゆえ、群れるよりも単独行動を好むと見られる。


イャンクックは大きな耳に反響させた威嚇音をコミュニケーションにも用いると考えられているが、イャンガルルガは同種族に対して縄張りを主張する用途でしか威嚇音を放っていないようだ。
こういった戦闘本能は相手が格上のモンスターであっても全く翳りを見せることなく、通りすがりのイビルジョーに威嚇をした挙句挑みかかったという報告すらある。
しかし力の差は歴然で、怪力に圧倒されて岩場に叩きつけられるが、なお戦意を失わず食い下がり、鋭い咆哮で一瞬の隙を作り、尾の一撃にて一矢報いたという。
https://youtu.be/TLdkHJH-dVY?si=7NW64dIhfb1uRKJa
このように気性が荒く、敵と判断した者には猛烈な攻撃を仕掛けるため、ハンターからは“黒き凶風”と呼ばれ恐れられる。
その反面、警戒心が非常に高く、前述の通りヒトが設置した罠を避ける能力も発揮する。


なおかつ、非常に広範囲にわたって移動することから、その生態を掴むには多大な時間が費やされた。
しかし、 数多くの書士隊が集中的に調査を行った結果、詳細な外姿を記すことができるようになった。


とにかく闘争に特化した生態が目立つ本種だが、その性格ゆえか子育てが不得手であり、現大陸に生息するイャンガルルガの雌はイャンクックの巣に托卵する事で子孫を残すとされている。
新大陸には現在イャンクックの生息は確認されておらず、現大陸とは異なる生態を有している可能性も考えられている。

一説によるとイャンクックを追跡する形で渡りをしているとも言われているが、ただ対戦相手を探して各地を放浪しているという説もある。
新大陸の導きの地においても生息が確認されているが、これは寒くなると暖かい地を目指して旅をするイャンクックの習性に倣い、渡りを行ったと思われる。

不思議なことに、新大陸においてイャンガルルガが積極的に縄張り争いを仕掛ける相手はジンオウガのみであるようだ。 これは、導きの地の森林地帯を生息地とする競合種ゆえ、とくに敵愾心を抱いていると考えられる。
一方他の大型モンスターと組み合わない理由が気になるところだが、現大陸ではイャンクックなどに托卵する習性があると言われているため、リオレイアやその他の飛竜種に托卵することで、独自の進化を得てきた可能性も否定できない。
そういった育ての親となる可能性のある種に対しては、少なからず共生の意識があるのかもしれない。
・食性
肉食性。
クチバシで穴を掘り、幼虫を器用にすくって餌にする。 主にはミミズ、さらには小型の甲虫種であるクンチュウを好む。
森林地帯の一部エリアでは、ときおり一緒に咥え込んでしまう環境生物のモギーを吐き出す姿も見られるようだ。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1515273784986509314?s=19
イャンクックほど聴覚が鋭敏でないために自力で獲物を探す事が苦手であるらしく、イャンクックが獲物を発見したところを横取りする事が多いという。
だが、導きの地におけるイャンガルルガは、他のモンスターの捕食跡をついばむ姿しか確認できない。群がる昆虫目当てか、食性の変化か。 疲労時は水を飲む様子も見られる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487012176791363590?s=19
・危険度
その戦闘能力の高さと凶暴性から、危険度は爆鎚竜や桜火竜などにも比肩し、たかが鳥竜とあなどって討伐依頼を受けたハンターが返り討ちに遭うことも少なくないという。









そのことから各地で狩猟依頼が手配され、無数のハンターを打ち負かしてきたという事例もある。
主な攻撃手段は怪鳥と同じ火炎液であるが、その性質は怪鳥のような地面に落ちて炎上するものではなく、火竜のブレスのような火球となって吐き出されるものであり、時には外敵の耳を劈く高周波の咆哮を上げる。


威嚇時はもとより、飛びのきなどの行動に際しても高い威嚇音を発する。耳を塞ぎ足を止めてしまうと、強烈な一撃の餌食となろう。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1515284579845771267?s=19
3方向に火球を吐き出すブレスや、強い風圧を伴う急上昇からの急下降で獲物にクチバシを突き刺す攻撃などが脅威。突進の速さなど、 身体能力の高さをうかがわせる。
クチバシでのついばみや叩きつけ、飛びかかりの急襲やサマーソルトなど、 それら複数の攻撃を連携させる巧みさも見せる。
怒りで昂った状態にありながら、 ハンターが仕掛けた落とし穴を後方へ飛びのいて回避するばかりか、 罠が発動する前に踏み抜くことさえある。
鋭い観察眼を持ち、ヒトの行動や思惑などを見抜いている節がある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1781320109845549156?s=19




さらに気になることと言えば、空中で縦回転させる尻尾の扱いや、連続で吐き散らす炎ブレスを含めた各種行動が、 他の大型モンスターに酷似している点だろう。
これらについては異種同種との激しい争いのなかで、相手の動きを模倣してきた可能性を指摘する研究者もいる。
リオレウスやリオレイア、ディアブロスをはじめ、プケプケやレイギエナらが見せる動きから自身に生かせる行動を汲み取り、生かしているのかもしれない。
イャンクック同様にパニック走りを繰り出すこともあり、その速度と威力は凶悪。




接近戦では肥大し硬く発達したクチバシで槌のように連続で地面を穿つように叩きつけるが、この攻撃は龍属性を孕む。
また、尻尾を駆使して多彩な攻撃を放つ。尻尾の先端には三叉槍のような形に棘が生え、軽い衝撃にも反応して出血性の毒を滲ませる。
猛毒化する強力な毒液を体内に蓄えており、外敵に突き刺した尻尾の棘から毒液を注入し、弱らせる。そして、弱った獲物を執拗に攻め立てていく。
解毒剤を持っていなかったために命を落としたハンターもいる。


翼のはばたきも力強く、周囲に強い風圧を巻き起こす。空中での素早い動きに翻弄される者も多い。
怒りで滾ると動きはより苛烈になるが、 クチバシ攻撃などによる暴走気味な行動から疲れやすい体質であることも知られている。








・利用
イャンガルルガの素材は威圧感と禍々しさを持つと共に、その希少性から研究素材としても人気が高い。また加工には高い技術を要求するが、非常に優秀な素材であることに疑いの余地は無い。
また、その素材を用いた装備は身につけるだけで畏怖と尊敬の視線を集め、素材に宿る力が装着者に鋭敏な感覚を与えるという。
イャンガルルガの甲殻は傷つく度により強固に再生することから、屈強な個体から得られる甲殻を用いた防具の防御力は桁違いであり、内に籠った黒狼鳥の怒りが甲殻を高密度に圧縮するため強度が何倍にも高められ、受ける攻撃を往なすとされる。
イャンガルルガの素材を使用した武器は、群れを成さないその黒き孤高の姿を見た者にとってどこか物悲しさを帯びたように思えるという。
中でもダイトウ【狼】が持つ「その強さゆえに孤独となった剣士。しかし真の孤独を知るは、主を失った後の刀のみ」 という伝説は、武器を愛する者にとって逸話として語り継がれている。
・ソース
MH4G
MHXX
モンスターハンター2 モンスター生態全書①
復刻ハンター大全
DIVE TO MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE モンスターハンターワールド:アイスボーン 公式設定資料集
https://youtu.be/amDrAJNpPBo



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