日向ぼっこ

大腸ガンになっても生きて行く

赤い盛り上がり

2016-05-10 23:53:39 | 日記
注腸検査から4日後の11月15日の土曜日でした。
もう何回目かと数えてみると、4回目の大腸内視鏡検査です。
いつも通りの前処置と、当日のニフレックを飲みながら、検査の順番を新しい病院の個室で待っていました。
ようやく午後3時過ぎに順番が来て、検査室に入りました。
鎮静剤を打ち少しうとうとしていたら、あっと言う間に検査が終わりました。
後で分かったのですが、S状結腸までしかカメラが入らなかったから直ぐに終了したのでした。

また個室に戻り、点滴を打ちながら一眠りしていたら、先生がやってきて「後で話しが有るので、呼んだら診察室に来て下さいね。」と…。
その時は未だどんな状況か分からず、不安でいっぱいでした。

看護師さんに呼ばれて、診察室に行き中に入ると既に先生が座っていて、内視鏡で撮影した腸の映像が目の前に有りました。
腸管の内側が赤く盛り上がり、あきらかに腫れ物が❗️( ̄O ̄;)
先生曰く、一部組織を取り生検に出しているが、結果は早くて5日後位に分かると思う。
しかし、おそらく悪性の腫瘍だと思うので、早く手術で切除した方が良い。
病院を紹介するから、何処にするか決めてね。
今は、化学療法も有るからね。…とか、色々言い訳がましい説明が有りました。

念のための検査で分かったのは、私は過敏性腸症候群では無く、大腸の進行ガンだったと言う事でした。


黒の三日月

2016-05-07 00:39:32 | 日記
2014年(平成26年)11月11日、約1ヶ月半程待って、やりたく無かった注腸検査を受けました。
初めての時と同様の前処理をして、検査台の上に横たわり、検査が始まりました。

レントゲンの検査技師さんが、バリウムを腸に注入し撮影を始めると、あきらかに前回と違う様子で画像を確認したり、私のカルテを見直しながら超音波の画像診断は何時受けたか等、質問してきました。
私は、昨年の2月に内視鏡検査を受け、検査後に超音波の画像診断をされたと思うと答えたのです。

検査が終わり、しばらくしてから診察室に結果を聞きに入ると、先生の様子が違っていました。
レントゲン画像の腸の映像には、黒い三日月の様なシルエットが有りました。
それはS状結腸の上部辺りでした。

先生曰く、腸の壁が厚くなっている部分が有る。
以前切除した部分が、厚くなってきたのかも知れない。
直ぐに内視鏡で状況をみたいので、4日後に大腸内視鏡検査をしましょうとの事…。((((;゜Д゜)))))))

エッエッエッ‼︎
いったい、これはどう言う事なのか?
過敏性腸症候群じゃ無かったの?

そして無理矢理4日後、予約で満杯の中に大腸内視鏡検査をねじ込まれて、いよいよ決定的な状況に追い込まれていったのです。

またもや注腸検査

2016-05-05 00:22:30 | 日記
もう何度この病院に通っているのだろうと思いながら、9月に診察を受けました。
最近の身体の症状を先生に告げ、診察ベッドに横たわって触診を受けました。
先生は、この辺りが痛むのでしょと言いS状結腸辺りを押さえ、「別にしこりとかは無いよ。」と…。
5月にカメラもしているので、先生は大した事は無いと思い込んでいる様な素振りでした。

なので私は先生に、「私の身体、何か大変な事になっていませんか?」と、不安をぶつけてみたのです。
そしたら、「注腸検査してみましょ。」って!

何か私がうるさく言うので、納得させる為にするみたいな感じでした。

検査の予約をする時に受け取ったファイルに、過敏性腸症候群って書いたしおりが挟まっていたのを、今でもよく覚えています。

そんなかんなで、あの二度としたく無かった注腸検査をする事になったのです。

腸の叫び声

2016-05-03 08:44:38 | 日記
検査結果で特段の異常は無いと言われ、引き続き過敏性腸症候群の薬を処方されました。
しかし、お腹の具合は日々スッキリする事が無く、処方された薬を飲むと便秘するようになって来ました。
当然、過敏性腸症候群の薬の中に便をまとめる成分が入った薬が有ったからだと思います。

7月位になると便意を感じてトイレに行っても、小さな鹿の糞みたいな固まりか、鉛筆の芯位の細さの便が出て、何度もトイレに行っても汗は吹き出るけど便は出ない状況になったりしました。
それでも時には固い便が出た後、下痢してみたりで不安定な状況でした。

自分なりに処方された薬を加減する事で、何とか便を調整していたのですが、9月位になると便をした後、ティッシュに血が付いたり、何となく血便が出ている気がしたのです。

決定的には、仕事中に腹痛を起こしトイレに駆け込んでもやはり便は出ず、冷や汗と腹痛で気が遠くなりました。
腸が大きな音でグルグルと鳴り、喘いでいるようでした。
今から考えると、この時は腸閉塞になりかけていたのだと思います。
会社を早引きしてようやくの思いで家に帰り、トイレで便が出たら、少し楽になりました。

いよいよこれはおかしいなと思い、又々胃腸科に診察に行ったのです。

腸カメラの検査が終わる

2016-05-01 23:16:13 | 日記
5月の連休も終わり、早速腸カメラの検査を受けに、新築された病院に行きました。
新しい病院には、まだお祝いの欄の鉢植えが並んでいました。

前夜からの下剤が効いているのか、何度も腹痛が起こり、トイレに行ったり来たりしながら検査の順番を待っていました。
ようやく自分の番が来て、真新しい検査室のベッドに横たわりました。
検査が始まり、今までに無いお腹の圧迫と苦しさを感じました。
全大腸内視鏡と違い、S状結腸の上部位までしかカメラを入れないのに、カメラが通過するのが何ともきつかったのです。

検査が終わり、しばらくしてから診察室に呼ばれました。
検査結果は、S状結腸の上部に少し赤くただれた所が有ったけど、おそらく腸の炎症でポリープ等は見られ無かったので大丈夫だと言われました。

思わず良かったと胸を撫で下ろしたのでした。