あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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演技中に涙が

2012-03-31 04:59:39 | 日記
きのうの稽古では、役を演じていて、初めて泣けたんです。
台詞:「聞いたえ・・・(マ)みな去(い)んでしもた。うちとばあやと二人きり・・・。(マ)淋しいなあ。」
ディレクターは、上の(マ)の箇所に思い切り、間を空けることを指示。
間をとっているうちに、何か自分の心の中に、ジワ~っと感情が膨らみ、本当に涙が浮かんできました。
ディレクターの「間をとって」は、観客の感情を呼ぶための仕掛けだと思ったのですが、思いがけず自分の中に変化が起きていました。
そして、ディレクターの次の言葉が、グッときました。
「役者の心に、役の心が乗り移って勝手に動き出す。が、役者の心には、一段高い所にもう一つの意識があり、これが、ほとばしる感情を制御し、演技全体のバランスをとる。これが本当の役者だ。」(ちょっと、うろ覚えで、ディレクターの言葉通りでないかもしれません)
私にもちょっとだけ、役者のうしろ姿が見えたというところですか。


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2 コメント

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涙がでるのは成りきっている証拠です。 (しげる)
2012-03-31 08:47:42
稽古中に涙がでるには心ががお姫さまになりきり演じられる証拠です。なかなか出るものではありませんがここでそれが出来るのは立派です。芝居が上手、下手でなく役になりきり演じることがお客にも伝わり感動を呼ぶのだと思います。
演出の指摘、なかなかですね。
「役者の心には、一段高い所にもう一つの意識があり、これが、ほとばしる感情を制御し、演技全体のバランスをとる。これが本当の役者だ。」もう一段高い所の意識など考えてもいませんんですが、それは名役者でないとできるものではないと思います。
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Unknown (akira)
2012-03-31 21:56:35
しげるさん、本当に有難うございます。
私も、これから1ヶ月、まさに全霊を注いでも、やらねばならないことが見えたように思います。
未熟者であっても、努力することを否という人はいませんものね。
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