昨日は泉裕紀先生が出演された文化庁芸術祭参加公演を国立劇場(小劇場)で鑑賞しました。
三年前にこの芸術祭で舞踊部門優秀賞を受賞した“たまゆうの会”(花柳珠絃さんと泉裕紀先生)、今年の演目「峠の万才」は特に感動的でした。
「峠の万才」のストーリー;
江戸時代、正月に町々を祝って歩く「万歳」は、三河の国から来た太夫が、日本橋に立つ「才造市」で気の合う才造を選び、松の内を共に稼いだものです。この舞踊は、松の内も終わり三河へ帰る太夫を才造が峠まで見送って来て、来春また逢えることを念じて酒を汲み交わし、三河万歳の一くさりを舞った後、名残を惜しみつつ別れて行くという趣向の曲です。(出典:ネットの記事)
大柄なゆうき先生の「太夫」と小柄な珠絃さんの「才造」、風貌・態度・衣装からして鮮やかな対比です。
チョコマカと動き回って太夫に気遣いを見せる才造、大きな態度ながら、才造への別れの情がふとにじみ出る太夫。
舞踊ですからほとんどセリフはありませんが、言葉ではなく舞の所作の中に雄弁な詩情が現れて見事でした。
帰りのタクシー乗り場で「チャレンジャー」のYさんに会ったら、彼女も余韻の涙目でした。
写真はUチューブ、市山松翁(太夫)、市山松十郎(才造)による「峠の万才」
三年前にこの芸術祭で舞踊部門優秀賞を受賞した“たまゆうの会”(花柳珠絃さんと泉裕紀先生)、今年の演目「峠の万才」は特に感動的でした。
「峠の万才」のストーリー;
江戸時代、正月に町々を祝って歩く「万歳」は、三河の国から来た太夫が、日本橋に立つ「才造市」で気の合う才造を選び、松の内を共に稼いだものです。この舞踊は、松の内も終わり三河へ帰る太夫を才造が峠まで見送って来て、来春また逢えることを念じて酒を汲み交わし、三河万歳の一くさりを舞った後、名残を惜しみつつ別れて行くという趣向の曲です。(出典:ネットの記事)
大柄なゆうき先生の「太夫」と小柄な珠絃さんの「才造」、風貌・態度・衣装からして鮮やかな対比です。
チョコマカと動き回って太夫に気遣いを見せる才造、大きな態度ながら、才造への別れの情がふとにじみ出る太夫。
舞踊ですからほとんどセリフはありませんが、言葉ではなく舞の所作の中に雄弁な詩情が現れて見事でした。
帰りのタクシー乗り場で「チャレンジャー」のYさんに会ったら、彼女も余韻の涙目でした。
写真はUチューブ、市山松翁(太夫)、市山松十郎(才造)による「峠の万才」