あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

舞台が混む場面

2013-03-04 18:42:22 | 日記
3月1日の稽古は、今回の芝居で最も多くの役者が舞台に登場する場面です。
全員かと思ったのですが、芝居の冒頭を盛り上げる「新聞集金人」は、いませんでした。
集金人役のTさん、すみません。
さて、この場面、いろいろな人物が、それぞれの思いで、舞台上にいます。
ディレクターは、登場人物全員にそれぞれ個別に細かく演技指導をします。
それで、この場面の稽古は、台本でわずか4ページほどですが、1時間半ほどかかりました。
ディレクターのコメント:
①立ち位置
舞台上に大勢の人物がいる場合、自分の立ち位置(客席から見た時、最も見やすく、自然に見える舞台上でのそれぞれの役者の位置)が特に重要になる。
役者は、自分で最適な立ち位置を判断できるようにしてほしい。
②観客の視点誘導
舞台上に大勢いたとしても観客の視点は、その場面場面によって“一点”である。
つまり、観客は同時に複数の役者を見ない。
従って、役者は、「今度はこっちに注目してほしい」時には、観客の視点を自分に誘導するアクションをする必要がある。
目立つように、しかも不自然でないアクションをしっかりとすること。

左端:「上野」がお金を取り返してくれたと喜ぶ「待子」「てる」「伸枝」そして「上野」
中央:「この人が犯人ですね」と警官、(やばい)と妻「京子」の後ろに隠れる「田口」
    田口の共犯者「みどり」は、半立ちで警官の動向を見守る。
中央後方:婚約のウキウキ気分を壊されて、呆然と見守る田口の父「秀夫」と京子の母「その」
このあと、「上野」は、観客の視点を集めるアクションを・・・(実際の舞台で見てください)