あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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南河内万歳一座

2012-03-11 12:52:59 | 日記
昨日は、アウルスポットで「窓の彼方へ」(仲道郁代×内藤裕敬共同企画、南河内万歳一座)を鑑賞しました。
きっかけは、先月の仲道郁代ピアノリサイタル(パルテノン多摩大ホール)で貰ったチラシです。
チラシによると「窓の彼方へ」は、仲道さんが出演する芝居だというのです。
仲道さんのショパンと万歳一座の芝居がどんなふうに融合するのか、ワクワクしながら出かけました。
舞台セットは、通りに面したビルの高層にある貸家、劇中の仲道さんが部屋の下見に来て、ふと部屋に残されたピアノに触れます。
引っ越す人、新たに来る人の思いが気持ちの良いテンポで演じられます。仲道さんのショパンが、場面にふさわしい曲で見事に情感を盛り上げます。
そして昔、ここに住んでいた一人の男の成功→破滅の波乱万丈の人生が、数人の洗濯女と組んでコミカルに早替わりで演じられます。
ここは、観客からドッと笑いが起こることが演出の意図だと思いますが・・・
この日の客層は、年配者が多いみたいです。
おそらく私と同じようにピアノの仲道さんから導かれた客が多いのですかね。
それで、若者のテンポの速いギャグについていけない感じ?
あるいは、素直に笑いを爆発させるのは、ちょっと照れくさい感じ?
こんな観客の反応の弱さを演技者や演出は、どう感じているのでしょう。
ちょっと焦ったりするのでしょうかね?
いつのまにか、客の反応について役者の側から考えている私自身がいます。
私はといえば、学校に入りたての新一年生のように万歳一座の演技力に、いちいち目を瞠って感心しながら見てました。
私たちと比べるのはおこがましいのですが、やはり演技の基本は、同じですから・・・。