I.D.S.

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クローン胚ES細胞

2007-02-20 23:27:47 | その他
●非受精卵からES細胞作製 神戸の理化学研(神戸新聞)
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000246538.shtml
 さまざまな細胞へ分化可能で、神経や臓器を修復する再生医療への応用が期待される胚(はい)性幹(ES)細胞について、理化学研究所神戸研究所(神戸市中央区)の若山照彦チームリーダー(39)らが、体外受精で受精しなかった卵子を使ったES細胞の作製にマウス実験で成功したと、十九日付の米国科学誌「カレント・バイオロジー」に発表した。 

 細胞を複製するクローン技術を使った実験で、マウスの体細胞の核を非受精の卵子に移植したクローン胚からES細胞をつくった。この胚を雌の体内に戻しても、子どもは一匹も生まれなかった。クローン技術の人間への応用は、同じ遺伝子を持つクローン人間づくりにつながることなどから日本では認められていないが、若山さんは「この方法は人間のクローンを防ぎ、倫理面の問題を解決する可能性がある」としている。

 実験には、受精しなかったマウスの卵子約四百三十個を使用。クローンの成功率を高める薬を使い、作業手順を効率化したことで、新鮮な卵子を使った場合とほぼ同じ約6%の確率でES細胞ができた。分化能力や染色体にも異常はなかった。

 人間では、不妊治療のための体外受精で受精しなかった卵子の活用が可能。健康な女性からの提供や、命の始まりとされる受精卵の使用を避けられるメリットもある。

 人間のES細胞は、受精卵とクローン胚を材料にする二つの方法が有力とされ、国内では受精卵からつくったものに限って基礎研究が認められている。クローン胚は、二〇〇四年に韓国の学者が作製を発表。だが、ねつ造と分かり、現在も成功例は報告されていない。

 成功すれば、患者自身の細胞を使った再生医療につながり、免疫による拒否反応を防げる。文部科学省は条件付きの研究解禁を検討しているが、今回の研究が条件緩和につながる可能性もある。



「よくやった、感動した」級の仕事だと思います。
もっとも、韓国学者の前科があるので、すぐには学会が認めてくれないかもしれませんw

そういえば、ファン教授はどうしてるのかな~と思ったので調べてみました。

●<Joins風向計>「黄禹錫氏にもう一度研究機会を」76.8%(中央日報)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=84090&servcode=400§code=400
黄禹錫(ファン・ウソック)元ソウル大教授にもう一度研究機会を与えるべきだ、と考えている国民が多いことが調査で分かった。

黄氏は1年前の論文ねつ造問題を受け、現在はヒト胚性幹細胞(ES細胞)研究者ではなく、クローン動物研究などに専念している。

ジョインス風向計が24日、国民を対象にアンケート調査を行った結果、「黄氏にもう一度ES細胞研究の機会を与えるべき」という回答は全体の76.8%にのぼった。これは「与えるべきでない」という回答(14.4%)に比べてはるかに多い。

「与えるべき」という回答は19-29歳(83.2%)、大学在学以上(82.1%)、月所得350万ウォン以上(83.8%)、ウリ党支持者(86.9%)に多かった。


日本の学者が成功したとなると、この活動が激しくなるかも。


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