I.D.S.

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バスに乗り遅れるな!

2007-02-17 20:18:54 | 朝鮮(南/北)
●コカコーラ、韓国事業の売却を検討中(朝鮮日報)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/02/16/20070216000051.html
 韓国でコカコーラを生産、販売している韓国コカコーラ・ボトリング(CCKBC)が経営権の売却を検討している。

 韓国コカコーラ・ボトリング株を100%保有する豪州のコカコーラ・アマティル(CCA)は15日に2006年の業績を発表し、韓国コカコーラ・ボトリングの経営権売却を含む韓国での事業に対する複数の戦略的対応を検討していると明らかにした。

 コカコーラ・アマティルのデービス会長は、韓国コカコーラ・ボトリングの経営権をどうするか検討するために現在ゴールドマン・サックスに諮問していると語った。結果は4月ごろに出る予定だという。その内容によって韓国コカコーラ・ボトリング株のすべてを売却するか、あるいは一部の売却に止めるかを決める。

 さらにデービス会長は韓国での事業が2006年7月の「毒物事件」で困難を極めたが、最近になって売上が回復しているとも述べた。韓国コカコーラ・ボトリングは2005年には76億ウォン(約9億7000万円)の赤字を記録したが、2006年には133億ウォン(約17億円)の黒字となった

 市場調査会社のACニールセンによると、コカコーラのブランドは韓国の炭酸飲料市場の48%を占めている。主な製品はコカコーラ・シリーズやファンタ、キンサイダー、パワーエイド、ネスティー、ミニッツメイド、ネスカフェなどだ。



コカコーラは韓国子会社を売り払いたいそうです。せっかく黒字化したのに…。って、市場の48%を取って黒字なんですか!?黒字額もそれ程ではないし。正直あり得ません。よっぽど人件費がかかるか、市場規模が小さいかのどっちかですかね。


で、記事で触れられている「毒物事件」ですが、一応それっぽい記事を見つけました。不二家みたいに生産者が承知でやったことなのではなく、グリコ森永事件のように第3者がやったことのようです。

●コカ・コーラ、韓国市場で大苦戦(朝鮮日報)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/07/18/20060718000041.html
 韓国コカ・コーラが毒入り事件をきっかけに史上最大の危機に陥っている。

 今回「毒入りコーラ事件」発生後に115万本を回収したものの依然として波紋は治まらず、全国的にコーラの販売量が減少している。

▲ペットボトルのコーラの売り上げは最大50%減 

 コカ・コーラ側のペットボトル製品の回収は、毒物混入の被疑者であるパク某(41/女)さんが訪れた光州、全南潭陽、和順、羅州、全北群山などの特定地域にとどまったものの、大型流通業者は17日、光州、全南全域にわたりペットボトル製品を回収した。

 GS25(コンビニ)とGSマート(スーパーマーケット)を運営するGSリテールは、毒物混入事件が発生した11日から14日の間だにペットボトル(1.8リットル)のコーラの売り上げが前週に比べ40~50%急減した、と話した。またEマートでも10~14日の売り上げが前週に比べ15%減った。

 これまでにコカ・コーラ側が回収したコーラは金額にして約6億ウォンにも上るが、今回の事件で受けた衝撃は金額に換算できないほど大きい。

 さらに会社側は、「1日にも毒物を混入する」という犯人側からの脅迫があったにもかかわらず、被害者が発生するまでこの事実を公表しなかったほか、毒入りコーラを飲んだ被害者のイ某(25)さんが連絡した際、何の措置も講じていなかったことが判明し、人道的レベルで深刻な打撃を受けている。

 韓国コカ・コーラの関係者は「国民の不安を最低限に抑えるよう最善を尽くし、警察にも積極的に協力したことで、速やかな犯人逮捕につながった」としながらも、「対応に落ち度があったのは事実だが、非難の声だけがエスカレートしている」と話している。

▲予想されていたコカ・コーラの危機 

 韓国コカ・コーラの危機はあちこちですでにその兆しが感知されていた、というのが飲料水業界の見方だ。

 コカ・コーラはウェルビーイング旋風に押される一方で新製品の開発に出遅れたほか、何よりイメージ管理に失敗した、という指摘が上がっている。

 コカ・コーラは、全世界でコーラの原液販売とブランド管理、マーケティング業務だけを担当する会社(韓国では「韓国コカ・コーラ」)と、コーラの原液を受け取りコーラ製品を作り、そのほかのジュース製品まで製造販売する会社(韓国では「韓国コカ・コーラボトリング」の2つに分かれて事業を展開している。

 韓国の場合、1997年まで清涼飲料水の製造は3つのメーカーが地域別に分かれて担当していたが、 その後、コカ・コーラがこれらメーカーの事業権を買収し、「韓国コカ・コーラボトルリング」を設立、直営体制に切り替えた。

 このため、「米国のメーカーが韓国のメーカーを飲み込んでいる」と非難されていた。またこうして設立された韓国コカ・コーラボトルリングの実績も低迷していた。

 一方、「韓国コカ・コーラ」は2004年に380億ウォン、昨年は253億ウォンと売上高の3分の1を占める黒字を引き続き計上している。ボトルリング事業を直営せずにコーラの原液だけを販売していればこのような苦労はせずに済んだ、というわけだ。

 このため、当事者の強い否定にもかかわらず、韓国コカ・コーラボトルリングは昨年から続く売却説に悩まされている。

▲ペプシコーラに押されるコカ・コーラ 

 こうしたコカ・コーラの危機は何も韓国に限ったことではない。コカ・コーラのブランド価値に揺るぎはないが、2004年の売り上げは219億6200万ドルにとどまり、ライバルのペプシコーラ(292億6100万ドル)に追い抜かれてしまった。時価総額でも昨年末をベースに初めてペプシコーラ(987億ドル)がコカ・コーラ(965億ドル)を上回った。

 コーラ市場ではいまだにコカ・コーラにリードされているペプシだが、フルーツジュースやゲータレードなどのイオン飲料水市場の開拓にいち早く取り組んだことが功を奏したとされている。

 ペプシコーラは売上全体に占める炭酸飲料の割合を20%までに減らしたものの、コカ・コーラは相変わらず売り上げの80%を炭酸飲料に頼っている。

 飲料水業界のある関係者は「韓国コカ・コーラは韓国市場において多くのジュースを開発してきた割には、まともに定着している製品はあまりない」とし、「もはやブランドパワーに頼っていられなくなった」と分析している。



原液と本社から送って、韓国子会社は炭酸と混ぜるだけ…。子会社を買っても何の足しにもならないじゃないですか。さすが欧米企業はやることがえげつないです。

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