I.D.S.

ニュースは日々大量に配信され、そして消え去っていきます。記憶しておくべき情報を拾い上げ、保存することを目的としています。

海洋国家宣言

2006-07-17 21:49:28 | 外交
●「海を守る日本へ変革を」初の首相メッセージ(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060717i102.htm?from=main1

 小泉首相は17日の「海の日」にあたり、初めて首相メッセージを発表した。

 「古来より海に守られて発展してきた日本は、これからは海を守る日本へ変革を遂げなければならない」などとし、海洋国家として積極的に海洋政策に取り組む姿勢を強調した。

 首相は、日本が竹島周辺海域の海洋調査や東シナ海のガス田開発など、海洋権益をめぐる問題に直面していることから、昨年までの「祝辞」に代え、国民向けに「メッセージ」を出すことにした。

 首相は、韓国や中国との排他的経済水域(EEZ)に関する紛争を念頭に「海洋権益を巡る緊張関係」を始め、海洋汚染や海賊、海上テロの脅威を例に挙げ、「海を取り巻く環境は一段と厳しさを増している」との認識を表明。「我が国は海洋国家として、国際協力に積極的に取り組み、平和な海を次世代へと引き継ぐ努力をする必要がある」とし、国民の理解を求めた。


海に守られてきた…、確かにその通り。
歴史的には元寇は台風で大ダメージ受けて撃退されちゃいました。もっと身近なところでは、食卓にあがるメニューに海産物が非常に多いこと。ワカメとか昆布とかまで入れれば必ず一品は含まれてしまいます。その極めつけは寿司ですよね。日本では古来から農作物としては米くらいしか自給できていませんでした。その米と海産物である魚とかを組み合わせただけのシンプルなメニューです。私はそのすごくシンプルなメニューが大好きですけどw
そういえば米国に行ったことがあるのですが、「米」を含むメニューがほとんど無くて吃驚でした。「rice」って書いてあるメニューを選んだはずだったのに、皿にのって来たのは「レーズンか何かと一緒に蒸されたらしい甘ったるい米みたいな形をしたコリコリした何か」でした。
※ここでいう「自給」とは、毎食食べれる食品くらいに考えてください※

小泉首相の言、
。「我が国は海洋国家として、国際協力に積極的に取り組み、平和な海を次世代へと引き継ぐ努力をする必要がある」
これは遠回しに中国のアジア海域覇権を阻むという意思表示ですね。日本の主なシーレーンは中東-東南アジア-シンガポールー台湾ー日本ですから。中国が目指す第一列島線ともろに被ります。

やっぱり歴史に示されるように、中国が拡大政策をとっている時期に対抗する(対抗できる?)のは日本だということですね。何でこんなちっぽけな島国に、それほどのパワーが宿ってしまうのか不思議でなりません。

最新の画像もっと見る