I.D.S.

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活性化する日本外交

2006-12-14 00:16:42 | 外交
●羽田空港に到着し、出迎えの麻生外相と握手するインドのシン首相(日経新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/im20061213IM9CD001_13122006.html

先日は安倍首相がフィリピンを訪問していました。
今度はインドの首相が来日しました。

まさに、日本の対アジア外交が活性化している良い証左です。


で、このエントリーのカテゴリーを「麻生太郎」に設定したのには訳があります。
その麻生さんがこんどはこんな事を言い出したそうです。

●北方領土解決へ4島「面積で2等分」…麻生外相が私案(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061213it14.htm?from=top

 麻生外相は13日の衆院外務委員会で、北方領土問題について、北方4島(択捉、国後、色丹、歯舞)全体の面積を2等分する境界線を日露両国の国境とする新たな解決案を示した。

 民主党の前原誠司・前代表が「4島を(二つに)分けても、4島とも日本の領土に入るという認識が必要だ」と指摘したのに対し、外相は「北方領土を半分にしようとすると、択捉島の約25%と、残り3島をくっつけることになる。面積も考えず2島だ、3島だ、4島だというのでは話にならない。現実問題を踏まえて交渉にあたらなければならない」と述べた。

 外相はさらに、「ロシアのプーチン大統領は強い権力を持ち、領土問題を解決したい意欲もある。この人のいる間に決着を付けなければならない」と語り、大統領の任期が切れる2008年5月までに解決の道筋を付ける意向を強調した。



面積で半分に割るなんてアホだw
と言いたいところですが、麻生氏がこうも仰っています。

北方領土を半分にしようとすると、択捉島の約25%と、残り3島をくっつけることになる。

実現すれば、三島返還以上の意味を持つわけですね!日本としては、土地(面積)が欲しいわけでなく固有の領土を取り戻したいといった願望があります。また、実際問題として北方領土が返ってくることで領海がかなり増えるという側面もあります。

実際にロシアと国境を接すると厄介なことになりかねないので、落としどころとしては”択捉島を除く三島の返還”ではないでしょうか? あくまで麻生案を基に動くなら、ですが。また、ロシア側への餌として、サハリン周辺の地下資源開発への日本の協力をちらつかせるのもいいかもしれません。ロシアとしては、原油が高い今のうちに次の収益源を確保しておきたいでしょうから。麻生氏が指摘したのと別の理由で短期決戦を目論むのが良いと思います。



PS.
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