記録帳~

私的な事の記録帳。

読みました 「悪人」 吉田修一 著

2011年02月05日 21時12分10秒 | 読書録
NO,1です。

”読んだ後、気分が滅入った小説”という
ランキングをした場合での話し。



血の通った人物が少なく、

”傍観者”もしくは”評論家”である。

自分で自分でさえを”傍観”している。

仕事を通じても希望もない。

存在感があるようで無い都市部と、
古くて壊れそうだが、
しっかり手触りも、染み付いた臭いもある寒村化している漁村との対比。


読むと見事に落ち込むよー



読んだ後、

まだうじうじと気分が落ち込んでいるので、
もうちょっとこの気分に浸ってよう。




悪人
吉田 修一
朝日新聞社


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