ボランティア演奏日記 「あきらとマドンナ」

訪問先でのハーモニカ演奏の記録と、時折、趣味の旅の様子等掲載しています

故小野田寛郎少尉 考 2/27(火)ASK様No.4 施設は人なり

2018年03月27日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏
先回から責任者の方が交代されましたが
先任の方同様に大変感じの良い方ですので訪問しても気分が楽です。
今日は不在でしたが代わりのMさんはじめ
スタッフの皆様が好感のもてる方で未だ訪問開始から日は浅いものの
リラックスしてしまいました。

”施設は人なり・・・”
職員さんでその施設の良し悪しの90%が決まったようなものです。

今日の演奏曲は、皆様のご希望の曲を優先的に演奏させていただきました。
「二人は若い・暁に祈る・昔の名前で出ています・ツーレロ節・お富さん
上海帰りのリル・新安里屋ユンタ・ひばりの花売り娘・憧れのハワイ航路
自動車ショー歌・青い背広で・北国の春・緑の地平線・高校3年生」
桜が思ったより早く満開になりましたので「さくら・さくら」を追加・・
お蔭さまで皆様にも喜んでいた頂けた雰囲気でした。

利用者のお一人某ご婦人が終了後我々のところにやって来て
意味不明なお言葉を頂き笑ってしまいました。

「あきらさん・・今日は知らない歌ばかりでしたが楽しく歌いました
又、来てくださいね!・ありがとうございました!」と・・・・

皆様のお蔭で我々も楽しい時間を共有できました

 
先日NHKの番組で
「小野田寛郎さんと発見者鈴木紀夫さん」の番組を見ました。
終戦後29年もの間ルバング島で残置諜者として生き抜いた小野田さん・・
その小野田さんを発見?した鈴木紀夫さん・・・
お二人の人生模様についての内容でしたがなかなか見ごたえがありました。

発見者の鈴木紀夫さんの事をいつも気にかけていて
鈴木さんに「子供や奥さんのことを考えて
”無謀なたぶん居ないであろう雪男”の探索などやめろ!」と意見する小野田さん・・
本当は優しい心の持ち主の方です。あの厳しい軍人のイメージとは全く違いました。
私の経験からも本当に強い人は優しい人が多いです。
鈴木さんはヒマラヤで雪男捜索の途で遭難して帰らぬ人になりましたが
小野田さんは後日その慰霊の為遭難現場までいっています。
タバコを供えるシーンが印象的でした。

しかし、鈴木さんの奥さんも素晴らしい方です。
最後までご主人をを信頼し暖かく見守り
好きなようにさせて上げて死後も非難したり愚痴ることも無く
年齢を重ねてもその愛情が伝わってくるようでした。

小野田さんについては色々な事を非難・批判・中傷する方もいますが
彼もまた戦争の犠牲者・日本帝国の犠牲者です。
誰もが経験したことのない彼の苦しみも分からずに
よく軽々しく批判したりできるな・・と言うのが私の感想です。

比較されるのが同じルバング島生き残りの「横井庄一さん」ですが
私も一度だけデパートで横井さんをお目うけした事があります
がっちりした体格で比較的背が高く顔色が悪いな・・といった印象でした。
彼もまた塗炭の苦しみを味わった一人です。

評論家の田原総一郎さんが述べていらっしゃいました。
「横井さんは同情 / 小野田さんは尊敬・・・」文字で表すならこの二文字だと・・
さすがだと思いました。

”最後の侍・・”と海外でも称賛された小野田さん・・・
2014年に91歳で亡くなられましたがご冥福をお祈りします。
今の日本の政状を見てどう思われるでしょう?
尤も自由にモノが言えるのは平和の証拠かもしれませんが・・・






コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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通りすがりのものです。 (一柳)
2018-04-04 20:04:59
すみません。小野田さんのご意見ですが・・・私も全く同意見です
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一柳 様 へ (あきマド)
2018-04-05 10:25:41
 コメント有難うございました。
本当に強い方は優しいかが多いです
小野田さんもそのお一人だと思いました
返信する

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