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FLOWER PHOTOGRAPH

お 花 の フ ォ ト グ ラ フ + α

ナナカマド(七竈)_Sorbus commixta pt.2

2005年03月18日 | 野草_ナ-ハ
《 北 欧 神 話 》
 ある時、雷神トールは巨人の王ゲイルレズ(槍なるもの)に騙されて、丸腰で彼の館へ向かう途中、女巨人グリーズに出会いました。グリーズはトールの危険を察知し、ナナカマドの杖を貸しました。やがてトールはヴィミル川に着き、歩いて渡り始めました。すると、半分ほど渡ったあたりから急に水かさが増してきて溺れそうになりましたが、グリーズに借りたナナカマドの杖がトールの身体を持ち上げてくれたので助かりました。トールはゲイルレズの娘ギャールプが魔法で川の水を増水させているのに気付き、川底の大きな石を拾ってギャールプに投げつけて倒しました。トールはなんとか対岸に着くことができましたが岸は断崖絶壁でした。トールが上陸できずに困っていると、ナナカマドの枝が垂れ下がってきたので、トールはその枝につかまって無事に上陸し、ゲイルレズを倒すことが出来ました。
 そこで、スウェーデンの人々は船を作るときには、航海の安全を願って、必ずナナカマドの木を加えることにしたそうです。

 《 ナ ナ カ マ ド 聖 者 伝 説 》[キリスト教の普及とともに取り入れられる]
あるとき聖母マリアが、ヘロデ王の迫害を逃れて荒野を旅していました。何も食べるものがなかったので聖母マリアはナナカマドに助けを求めました。するとナナカマドは自分の実を聖母マリアに差し出しました。そこで神はナナカマドを祝福して、どんなに寒いときでも実が決して凍らないようにし、実の中には十字の印をつけました。

ナナカマド(七竈)_Sorbus commixta

2005年03月18日 | 野草_ナ-ハ
名前の由来:実は固く、竈に七回入れても燃えないで残ることからこの名前に(7日間、竈で焼いて炭をつくるから、ともいわれています)
英名:マウンテン・アッシュ
開花時期:6月~7月
バラ(薔薇)科ナナカマド属
花言葉:怠りない心、慎重、賢明、用心、私と一緒にいれば安心

花は白い小さいハナが咲く、実は秋に黄色または赤色に熟します。この木は実のほうが有名で、材は上質の木炭になる。燃えにくい」ことから、火災よけ、落雷よけの木ともされてきた。その御利益のため、神社でよく植えられます。
俳諧では、秋の季語に用いられる。

ハナトラノオ(花虎の尾)_Physostegia virginiana

2005年03月17日 | 野草_ナ-ハ
別名:フィソステギア(学名から)
名前の由来:花穂が虎の尻尾に見たてて名付けられました
シソ(紫蘇)科ハナトラノオ属
開花時期:6月~9月
花言葉:十分望みを達した、達成感

北アメリカのバージニア州原産。大正時代に渡来。白い花が咲くものもあります。
マイナスイオンを出すことで知られる、虎の尾と呼ばれる植物はこれではなく、"サンセベリア"という、固く長い葉っぱだけの園芸植物です。

虎ノ尾シリーズには、他に伊吹虎ノ尾、春虎ノ尾、岡虎ノ尾、虎ノ尾があります。

ニラ(韮)_Allium tuberosum

2005年03月16日 | 野草_ナ-ハ
ユリ(百合)科ネギ属
名前の由来:独特の臭気があることからにおいきらう(香嫌)、これが、にらに変化したともいわれています。もう一つには、美味であることから、みら(美辣)にこれが、にらに変化したともいわれています。
開花時期:8月~10月
花言葉:多幸

アジア原産。てっぺんのところに白い花がたくさん咲く。根元のところから生えてる葉っぱが食べられる。ねぎの一種で、ビタミンAとカロチンを多く含み、消化を助け、風邪の予防効果もある。漢方では種子を乾燥させたものを韮子(きゅうし)といい,、胃腸薬などの用いる。