「池坊・花のあけちゃんブログ明田眞子」 花の力は素晴らしい。広島で45年、池坊いけばな教室。熱心な方々と楽しく生けてます

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「シオン」の生花 決まった生け方 大きい葉を楽しむ

2022-09-02 | 西区民文化センター教室・木曜日・夜

   

   

   

2022. 9. 1(木)西区民文化センター・夜

生花・・シオン

立花・新風体・・ススキ・ソケイ・ヘリコニア・ハナナス

        リンドウ・ソリダゴ・ナルコ・ナデシコ

当分、生花の「シオン」は、生けてない。

何度も出くわしたが、なかなか葉のしっかりしたのが、

入荷しなくて、久しぶりとなった。

シオンは、秋の大葉物・広葉物の一つで、

葉が賞美される。

生け方が決まっている。

花を真として2本。

花は、葉の2倍位の高さ。

挿し口の、花と花の間には、葉を挟まない。

葉は、奇数。

真の花を高くして、真・副の間遠く、

副・体の葉の間を近く生ける事。

陰葉(裏葉)が、1枚多くなる様に生ける。

葉の長さは、欲しい長さの葉がなく、

なかなか、理想の配置にいかない。

少々、高かろうが、低かろうがいい。

立花は、ススキを組んでみた。

ススキの葉は、生けてる最中に、葉がクルクル巻いて、

とても難しい。

ススキを稽古に使わないのは、そのせいです。

それを知って、ススキの葉が生きてる内に、

少し水で濡らして拭き、

「桃の花」のハンドクリームを葉の表裏に塗り、

水分の蒸発を止めていた。

まずは、ススキの葉がイキイキとしているのが、素晴らしい。

秋らしい作品になった。

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