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土佐鷹なす

2014-11-16 10:12:28 | Weblog
夏ちゃうのに、この時期「なす」?

いえいえ、高知県ではこれからが茄子の美味しい季節なんですよ。

先日TVを見ていると、全国の優秀な農家さんが集まって、自慢の野菜や果物のお話をされる番組がありました。


なんと!「土佐鷹なす」も登場!!

えっ!それに、生産者さんは、”うえもん”のお父さん(植野進さん)やん。
なんと、農林水産大臣賞を2度も受賞されているとか。。。

  


高知県は生産量日本1のものが沢山ありますが、この「土佐鷹なす」も、冬春なすのシェアはナンバーワン。

収量の多い「竜馬なす」と品質の良い「千両なす」を掛け合わせて生まれた次世代のホープなんですよ。

新品種に求められたのは、
「冬場に色が薄くなる」「へたに緑色が混ざる」「収量があがらない」などの改善。

これらの課題を克服し、艶やかで綺麗ななす紺色の土佐鷹なすが誕生しました。

 

特徴は、アクが少なく、皮や果肉の柔らかいこと。。。ボリュームもあるでしょ?



高知県は、環境保全型の農業に取り組み、農薬の使用を極力抑えるために、天敵昆虫を活用しています。

 

植野さんのお話によると、
胡麻を栽培している畑で、その天敵を育てていて、小さいので捕獲するのにストローのようなもので吸引するんだとか。。。

なすの害虫(アザミウマやコナジラミ)にとっては、「タバコカスミカメ」がその天敵です。。。




あんな話、こんな話。。。丁度西宮阪急でセミナーがあり、土佐鷹なすについてお話させて頂きました。

 

クセが無く、色々な料理に使用できるなす。。。世界中に1000種類、日本でも200種ほどのなすが作られています。
特に日本では、地方色が強く、形も大きさもさまざまですよね。


英語では「EGG PLANT」(エッグプラント)っていいますが、
実は、原産地周辺では、日本と違って白色や緑色のなすが、一般的なんだとか。。





そんななすの見分け方。。。

 

ヘタと実の間が白いものがお薦めですよ。
白い部分は1日で、伸びたところ。。それだけ鮮度がいいという証拠です。

なすって「おたんこなす」とか「ぼけなす」とか、あまりいいたとえに使われませんが、大変デリケートな野菜なんですよ。


冷たい風があたっただけでも萎んでしまいます。

で、これがビックリ!

インド東部が原産なので、寒いところは嫌います。なんと、常温で保存するのがいいんですよ!



新聞紙で包んで涼しいところに保存しましょう。
日持ちさせたいときや、気温の高い時期は、それをポリ袋に入れて野菜室に保存。3~4日で食べきりましょうね。


植野さんのお薦めの食べ方は。。。。

”焼きなす”と”なすのピザ”

焼きなすは、かつお節と生姜醤油でさっぱりと。。。なす本来の味を楽しめますよね。

なすが嫌いなお子様でも”なすのピザ”ならきっと進んで食べてくれますよね。



さて、試食です。


「土佐鷹なすとアボカドソースサラダ」
サラダに出来るのも、えぐみが少ない土佐鷹なすならでは。。。。


なすは、身体を冷やすと心配なら、スープは如何ですか?

「なすとみょうがの生姜スープ煮」

なすを大きめにごろっと使い、存在感のある具だくさんの食べるスープです。


※一部皮を残したバージョン。。。

ミョウガも高知県では生産量日本1なんですが、血行を良くし体を温める作用があります。
生姜の絞り汁もプラスして、温まって下さいね。。。


そうそう、スープ煮は皮をむきましたが、皮にはナスニンという色素がありこれがい~い仕事しています。
だから、捨てると「もったいない!」

きんぴらにすると、シャキシャキとした歯触りの1品になります。

「土佐鷹なす」を見つけたら。。。。

買いですよ~~~





















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