goo blog サービス終了のお知らせ 

バロックヴァイオリン 佐藤 泉  Izumi SATO

「コンサート情報」や「日々の気づき」などをメモしています。

ピアニスト 内田 光子さん

2021年01月10日 | 日記
若いころ何も知らない頃に夢中になって聴いたのは 内田光子さんのピアノでした。

その後バロックヴァイオリンを始めましたが、最近彼女のインタビューや マスタークラスの動画で 内田さんが どれほど原点資料やクラヴィコード、チェンバロ、ピアノフォルテを知った上で、モダンピアノを弾いておられるかもわかり、益々その深淵なまでの謙虚さ、音楽への敬意の奥深さ、愛情に感動しています。 

彼女は 「人が作曲した音楽は 楽譜の状態が完璧で、弾いてみると自分の下手さをまず感じる」といいます。

こちらは日本での音楽教育や なぜ音楽を聴きたくなるのかについてお話されています。

内田 光子へのインタビュー  ステージ ドア

そしてこれは内田さんのシューベルトのソナタ。 

今でも「その作曲家の全ての作品を研究するまでは、一曲のソナタも演奏しない」 というホロビッツのものが最高だと思っているけれど、これも比べようもない宝石。


マタイ受難曲を聴きに行く着物

2020年08月30日 | 日記
姫路市立近代美術館 「志村 ふくみ いのちを織る」 を拝見。

展示最初の着物がこの「茜」。 
生活を切り詰めて60点もの志村 ふくみの着物を買い取り、のちに近江八幡の美術館に寄贈された 佐久間 幸子さんは、「マタイ受難曲」を聴きに行かれる時はこの着物をお召しになったとか。

赤は受難を表すことをゲーテの色彩論に影響を受けたふくみさん、友人の佐久間 幸子さんもご存じだったのだろうと推察する。

ふくみさんからのメッセージはこちら。コロナ禍だからこそ、響くメッセージです。

姫路市立近代美術館の意気込みを感じたのは、展示は今日までなのに、28日から全作品を90分の動画で公開したこと。本当に知って欲しいという気持ちが伝わります。

志村 ふくみ HP

良き種を蒔き育てる

2019年12月24日 | 日記
今年のクリスマス、いかがお過ごしでしょうか?

お忙しい一年だったことと思います。 年末 少しでもゆっくり来年へと備えられる時間になります様に。

昨日教会のクリスマスで 改めて馬小屋で生まれたイエス家族の飾りつけを見ながら、赤ちゃんとして生まれたイエス・キリストをまじまじと見て、なるほど~~~。と思いました。

これが いきなり 神がオジサンとして出現していたら、お祝いムードのクリスマスはなかった。。。に違いない。

赤ちゃんの誕生は無条件に希望であり、感動する一大事です。

それを2000年以上 希望の祭典として 世界中でともしびを絶やさず来られた不思議を思います。

誰しも赤ちゃんから 人生を始め 若葉が大木になるように、太陽や水、土から栄養をもらい、風雨や暑さ寒さに鍛えられ育って行く。 

不幸にして途中で枯れること、切り倒されることがあるように、イエスですら33歳(くらい?)でこの世から旅立ちました。

しかしその短い生涯に蒔いた種は 世界中に広がって実を結んでいく。

そうした良き収穫はあまりにもささやかで、大きなニュースにはならないけれども、誰にも見えないところで 一番苦しい瞬間に立ち会い 助けになっていると思います。

そのことを誰も喋らないし、奇跡として表に出ることも少ないけれども。

今日はクリスマスというだけで、ご家族の間で、友人の間で、また初対面の間でも 温かい 優しい 一瞬の視線や 言葉という良き種が撒かれます様に

そして それが世界に広がることを祈って

I wish you a merry Christmas




今日は昨日の続きだけれど by みつはし ちかこ

2019年06月28日 | 日記
何年か前にもご紹介した詩ですが、梅雨時 特に新鮮に感じます。

[ 今日は昨日の続きだけれど ] みつはし ちかこ

今日は昨日の続きだけれど

朝ごとに目覚める様に

一日は日々に新しい。

昨日のぬくもりを肌に 今日の冷たい服を着よう。

ちょっと膝まずいて、祈りに似た気持ちで

手早く服を着よう。

窓を開けて

昨日とは違う 新しい季節の顔に 挨拶を送ろう。

雨でもよし、風でもよし

曇りでも嵐でもよし。

私の今日はこれから始まる。




今年の桜

2019年04月13日 | 日記
今年の桜は堪能されましたでしょうか?

電車の窓から眺めるばかりの毎日でしたが、今日やっと近くでゆっくり拝見。

ここ数年青空が少なかったけれども、今年は短時間ながらこんな感じでした。