丁度アメリカ大統領選 混乱の日々が続いています。いかがお過ごしでしょうか。
続きます。
1:06:13からです。
Nr.61a: Rezitativ
Evangelist:
Und von der sechsten Stunde an war eine Finsternis über das ganze Land bis zu der neunten Stunde. Und um die neunte Stunde schriee Jesus laut und sprach: And from the sixth hour onward,there was darkness over the whole land until the ninth hour. Jesus cried aloud and said:
さて、正午から、闇が全地を覆い、3時まで続いた。3時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。
Jesus:
Eli Eli, lama asabthani? (Eli ,Eli, lama asabthani?)
「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」
Evangelist:
Das ist : Mein Gott ,mein Gott, warum hast du mich verlassen? Etliche aber,die da stunden ,da sie das höreten, sprachen sie: (That is " My God, my God, why have you for saken me ?" But some bystanders,when they heard this said:)
これは、「わたしの神、わたしの神、どうして私をお見捨てになったのですか」という意味である。そこに立っていた人々の何人かが、これを聞いて言った。
Nr.61b: Chor
Der rufet dem Elias! (He is calling for Elijah!)
「この男はエリアを呼んでいる」
Nr.61c: Rezitativ
Evangelist:
Und bald lief einer unter ihnen,nahm einen Schwamm und füllete ihn mit Essig und stekkete ihn auf ein Rohr und tränkete ihn. Die andern aber sprachen: (And once one of them ran,took a sponge and filled it with vinegar,and stuck it on a reed,and gave it to him to drink. The others said:)
そのうちの一人はすぐに走り寄り、手にした海綿に、酸い葡萄酒を含ませ、それを葦の棒につけ、イエスに飲ませようとした。しかし、他の者たちが言った。
Nr.61d: Chor
Halt! laß sehen, ob Elias komme und ihm helfe? (Stop! Let/s see whether Elijah will come and help him.)
「待て、エリヤは救いに来るかどうかを見ていよう。」
Nr.61e: Rezitativ
Evangelist:
Aber Jesus schriee abermal laut,und verschied (But Jesus again cried out loudly, and died.)
イエスは、再び大声で叫んで、息を引き取られた。
Nr.62: Choral
Wenn ich einmal soll scheiden, (When one day I must depart,)
私がいつの日か去り行くとき
So scheide nicht von mir, (do not depart from me!)
どうぞ 私から離れないでください。
Wenn ich den Tod soll leiden, (When I must suffer death,)
私は死を迎える時
So tritt du denn herfür! (then come to be with me!)
どうぞ
Wenn mir am allerbängsten (When my heart)
不安の極致が
Wird um das Herze sein, (feels most frightened,)
私の心を取り囲む時も
So reiß mich aus den Ängsten (then tear me out of my anguish)
どうか私を恐怖の底から救い出して下さい。
Kraft deiner Angst und Pein ! (by the power of your anguish and pain.)
あなた自身が苦悩と痛みに打ち勝たれた、その力によって。
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遅かれ早かれ、誰しも必ず迎える死。 それぞれ どんな風に迎えると思われますか?
”癌になったら一番かかりたい病院ランキングNo.1”の病院長さんが、「どんな状態で死にたいが・・・日頃から考えてみることをお勧めします。」と仰っていました。
その先生は、「病院の廊下でバタっと倒れて美人の看護婦さんに抱き留められて死にたい」と冗談で仰っていましたが。。。
かたや十字架刑に処せられたその時に イエスは「父よ、彼らをお赦し下さい。彼らは自分が何をしているのか分からないのです」(ルカの福音書23:34)と仰った。
これは人間には言えない・・・と幼いころから直観的に感じていた言葉です。
そしてイエスの最後の言葉、「わたしの神、わたしの神、どうして私をお見捨てになったのですか」には、バッハは今まで必ずあった弦楽器の伴奏による 「光背」を音付けていません。
何故か。 ・・・と議論になっている所です。
ある音楽学者や演奏家が ”そもそも、なぜ神の子がこんな恨み言をいうのか分からない” と仰る場面に 何度か居合わせたことがあります。「ほ~~、そう思う人もいるのか・・・」と、驚きました。
勿論これが 旧約聖書詩篇22番の冒頭であって、(日本人が有名な百人一首の上の句を聞けば、下の句まで分かるように、ユダヤ人は旧約聖書を皆口伝で覚えていたそうですから、冒頭だけで十分だったと思われます )イエスがその最初を仰れば、その詩篇全体を思い起こすのが自然と知ったうえで、「だとすれば、その全てが出来すぎだ・・・」というご意見でした。
出来すぎ、、、と聞いた瞬間、なるほど~。と思いました。
そもそも神や仏の在り様は、常に人間の理解を超えた次元。
宇宙の神秘に始まって、天体の運行、人体の各器官の働きや動き、免疫の働き、植物や動物の種類と 水、土、空気、火の神秘 人との出逢い などなど・・・そもそも超出来すぎで 分からないことだらけ。
自然科学、天文学、神学、数学など深く探求していたバッハが そこに神の摂理、叡智、恩寵を日々発見し、感嘆していたからこそ、彼の異次元の音楽も生まれたのではないでしょうか。
バッハがSDG (神のみに栄光)と 曲の最後に 時々サインしているのは、その感動からでは。。。と思うのです。