そんなこんなで、2023年現在に辿り着きました。
2023年11月23日にお聴き頂く最後の曲、バッハのトリオソナタBWV1039 は、現存する筆写譜やバッハのガンバソナタで残された自筆譜などを見比べうるち、細部の違いがどこから来るのか分からず混乱しておりました。老眼の影響で細かいチェックに悲鳴を上げていたある日 友人がいとも簡単に「あ、私ベーレンライターの現代譜持ってますよ!」というので、そっか 今は2023年・・・と気が付かない自分に呆れたのでした。(いつの時代の人?)
そう、今は2023年ではないですか! 恐らくバルトルド・クイケン校訂譜があるはず と検索すると案の定ありました。
2016年発売。。。なんで気が付かなかったのか!我ながらあほやなあ・・・と思う。
バルトルド・クイケンはもう40年以上図書館にいることが最も多い演奏家ではないかと想像します。なので現存するあらゆる筆写譜を調査、細かくチャックした上で校訂譜を出されるのです。
それを自分でしてこそ良い演奏が出来る訳ですが、老眼と語学のハンデに甘えて、この楽譜買っちゃいました
すると、なるほどなるほど~~~。バルトの調査と謙虚な考察、演奏家の思考を邪魔しないあらゆる配慮も伝わります。だからこそバッハが何を意図して書いたのかを考える一番大きな助けになるのでした。
菅さんが「え~っと、ここはなんでこうなる??」 と言い始めると部屋はすぐにこんな感じに。古楽あるあるですが、 あれ?どこかで見たことある光景。。。と思ったら、そう昔一緒の下宿にいた時の記憶。
昔、菅さんを尊敬し憧れるからこそ、私はバッハではなく、ついつい菅さんに注目して一緒に弾いていた。すると、音楽がよく分からなくなり、野球で言えばボール玉ばかり振るような状態になるのでした。
20年近くたって見えて来たのは、相手ではなく、バッハの意図を探り、腑に落ちるまで納得した上で一緒に弾くと、すっきりクリアな透明感を持って、シンプルに一致するという事。バルトルド・クイケンの教えです。
これで、良い演奏会になるね!と安堵した二人でした。(いやいや練習はここからよ)
では、11月23日お待ち致しております。
次回は福澤先生と山縣万里さんの通奏低音隊についてご紹介します。
2023年11月23日にお聴き頂く最後の曲、バッハのトリオソナタBWV1039 は、現存する筆写譜やバッハのガンバソナタで残された自筆譜などを見比べうるち、細部の違いがどこから来るのか分からず混乱しておりました。老眼の影響で細かいチェックに悲鳴を上げていたある日 友人がいとも簡単に「あ、私ベーレンライターの現代譜持ってますよ!」というので、そっか 今は2023年・・・と気が付かない自分に呆れたのでした。(いつの時代の人?)
そう、今は2023年ではないですか! 恐らくバルトルド・クイケン校訂譜があるはず と検索すると案の定ありました。
2016年発売。。。なんで気が付かなかったのか!我ながらあほやなあ・・・と思う。
バルトルド・クイケンはもう40年以上図書館にいることが最も多い演奏家ではないかと想像します。なので現存するあらゆる筆写譜を調査、細かくチャックした上で校訂譜を出されるのです。
それを自分でしてこそ良い演奏が出来る訳ですが、老眼と語学のハンデに甘えて、この楽譜買っちゃいました
すると、なるほどなるほど~~~。バルトの調査と謙虚な考察、演奏家の思考を邪魔しないあらゆる配慮も伝わります。だからこそバッハが何を意図して書いたのかを考える一番大きな助けになるのでした。
菅さんが「え~っと、ここはなんでこうなる??」 と言い始めると部屋はすぐにこんな感じに。古楽あるあるですが、 あれ?どこかで見たことある光景。。。と思ったら、そう昔一緒の下宿にいた時の記憶。
昔、菅さんを尊敬し憧れるからこそ、私はバッハではなく、ついつい菅さんに注目して一緒に弾いていた。すると、音楽がよく分からなくなり、野球で言えばボール玉ばかり振るような状態になるのでした。
20年近くたって見えて来たのは、相手ではなく、バッハの意図を探り、腑に落ちるまで納得した上で一緒に弾くと、すっきりクリアな透明感を持って、シンプルに一致するという事。バルトルド・クイケンの教えです。
これで、良い演奏会になるね!と安堵した二人でした。(いやいや練習はここからよ)
では、11月23日お待ち致しております。
次回は福澤先生と山縣万里さんの通奏低音隊についてご紹介します。