今日は天皇陛下のお誕生日、 謹んでお祝いを申し上げます
お言葉全文を拝見しましたが、本当にこんなに柔らかで隅々まで配慮に満ちた 国家元首の思いを受けとめられる国民が、日本以外世界のどこにもないことを思うと胸がつまります。
そういえば、文化の日ってイマイチわからない休日でしたが、明治天皇のお誕生日だったのをGHQが変えさせたとか。 11月23日の勤労感謝の日も意味が分からん、、と思っていたら、新嘗祭のことだったそうで。それなら しっくり来ますのに。なんてこと・・・・
話は変わって
2月26日 ・27日 前田 りり子さん と 菅 きよみさんによる J.S.バッハの長男 フリーデマン・バッハの二重奏公演と ライヴ配信のお知らせです。
詳しくは りり子さんのお言葉を拝借
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J.S.バッハが最も才能のある息子としてかわいがっていた長男フリーデマンは性格が少々だらしなかったようで音楽家としては成功しませんでしたが、奇才とも呼べる独特の個性を持つ曲を残しています。父譲りの対位法と当時流行していた多感様式を組み合わせたフリーデマンのデュオを聴くとフィッシャーのだまし絵を思い出すのは私だけでしょうか?迷路に迷って万華鏡を見ているような不思議な世界に迷い込みます。
席数を大幅に減らしての公演のため26日のSpace415での公演は早々に完売してしまいましたが、18時からの公演はライブ配信があります。今回は一ヶ月のアーカイブ付きですので、一か月間何度でもお楽しみいただけます。また初めての試みとして、公演後は30分程度チャット機能を通じてライブ配信をご覧の方と交流ができればと思っておりますので、ご感想や質問を書き込んでいただければと思います。
配信はこのサイトから2000円でご購入いただけます
チラシ等はホームページの方もご覧ください。
27日の公演は埼玉県坂戸のTTTホールにて 15時開演、参加費3500円です。
F-durとEs-dur 2曲とさらにフラット4つのf-mollまで含まれるこのデュオはバロックフルートとしては最高難度といってよい曲です。調性的に難しいだけでなくとても複雑、緻密なため本当に大変なプログラムで、この一ヶ月ほどは緊急事態を宣言してひたすら練習に励んできました。
そんな多大な労力を費やした公演を極少人数の方にしか直接聴いていただけないのはとても残念なのですが、配信という手段を通して、これまで会場においでいただくことができなかった皆様にお届けできるようになったことは、音楽の新しい表現方法の一つなのかなと思います。まだ、配信に関しては手探りのとこともありますが、たくさんの方にご視聴いただければ幸いです。
また、27日には19時からFM福岡のラジオでモーツァルトカルテットの放送があります。2月12日に福岡で行ったフルート四重奏全4曲公演の一部で、ニ長調とト長調が放送される予定です。最近はネットを通じて全国でお楽しみいただけます。今回はグレンザーというオリジナル・フルートを使って演奏しました。こちらもぜひお楽しみください。
前田りり子
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2020年の暮れ くも膜下出血で りりちゃんが倒れた時、こうして完全復帰+パワーアップしたりりちゃんを想像した人がいたでしょうか。 お医者様は 高齢だったら手術はしない深刻な状況と仰ったそうです。
そう、恐らく本人以外は完全に途方にくれていました。
私が知る中で、一番元気な人 りりちゃん、、しかも若い。それだけに一瞬こちらの心臓が止まったと感じるほどの衝撃でした。
12月26日に手術して、お正月にはフェイスブックで、「レッスンは2月から始めます。合宿のテーマは@@@ 時期は00月 ・・・」などと書いたりりちゃん。主治医に「どれほどの奇跡が重なって今があるか、、」と諭されたとかで、いくつかは断念していましたが、そこはりりちゃん。。。
日々の回復の速さ、本人の意思の強さに、周りは驚かされることになりました。コロナ禍外出を控える世間とは正反対に、 2021年2月に退院すると りりちゃんが電車で芸大にレッスンに行ったと聞いて、菅 きよみと 私は 顎が外れるほど驚きました。そしてすぐにオケやアンサンブルのコンサートを精力的に始めたりりちゃん。その後の活躍はご存知の通りです。
私は入院もしていないのに、コロナ禍の疲れを感じていた頃でしたが、りりちゃんのお陰で何かが吹っ切れたものでした。 今年も りりちゃんの背中から沢山学ぶ私です。