昨日のblogを読んで下さった方、本当にありがとうございました。
ただ読み返すと、非常に分かり難い、まとまりに欠けるblog だったと反省しきりです。
一昨日の壷井栄さんについても、昨日の
「悪貨は良貨を駆逐する」もupする意味は同じです。
庶民の限度を超えた貧しさの中では、戦争が起こりやすいし、もし戦争が起こるとすれば真っ先に壊れるのが庶民の生活だという事です。
具体的に言えば、今、石油や小麦粉ばかりか値上がりが凄いですよね。
自分の年金だけでやりくりする貧しい老人(私の事)はヒーヒー言っております。
それだけではありませんが、この値上がりにウクライナ戦争の影響があるのは明らかです。
壷井栄さんの作品は、戦争によって貧しくなった人の生活や心を思いやりを込めて描いてます。
その当時の東京のお風呂屋に行って、出てくると履物全て盗られていた事があるそうです。それほど戦後日本の庶民の生活は貧しかったのですね。
さてこの貧しさは実は戦前もあったのです。資源に乏しい国を豊かにしたい、外国の圧迫を潰したい、ここから先の戦争が始まったと考えます。
例えば、昔、貨幣の原材料が乏しくなった時、貴重な原材料の割合を大幅に減らした貨幣(つまり悪貨)が作られました。
国の財政が逼迫した時に貨幣の質を落とすと一時的に国は助かります。
悪貨(実質価値より額面価値が大きくなった貨幣)が増えれば、一時的に政府側は助かりますが、良貨(本来の価値ある貨幣)が市場に出ない事は、実は国力の低下に繋がるのでは無いでしょうか?
例えば、円安が良い(貿易し易い)と喜んだのは昔の事、貿易が盛んな今、円で安く買えた外国製品が高嶺の花になる。
つまり日本全体は貧しくなるのでは?
飛躍しすぎてこじつけみたいと恐れつつ、blog を書くものです。
実は、小難しくて自分には関係ないと考えたこともなかった経済について真剣に考えるようになったのは、ある事情から自分が働いて貯めた財産を無くしてからです(詐欺とかではありません)。その事情が当時の政治状況と結びついているからなのです。
一人一人の財産は国の経済と深く結びついているという事にやっと気づいたからに他なりません。