我が家の猫も高齢に、人間でいうと80歳です。昨年は腫瘍摘出の手術もしました。
田舎なのでご近所の家猫さん達も、自由に外を走り回っています。
嫁に来た頃は、耳が少しかみ切られた?片目が無い?飼い猫が多数いて、
ご近所さんに聞くと、「 元気がありすぎてねー困ったもんだわぁー」といわれてました。
当時は去勢はしない家庭が多く、女の子の猫の家に、雄猫が大集合して、夜通し恋の大合唱していた時代がありました。
雄猫の飼い主も、雌猫の飼い主も、恋の季節が来たかぁーと、笑っていました。
ところで、若いころの我が家の猫は、野生の鳥のキジ・キツネなど追いかけていました。
キツネにイヤーな顔されてたのを、私は一度だけ見たことがあります。
ある日出て行ったきり戻らない日があり、上の牙が片方だけ無くなっていました。
ひどいケガでしたが、我が家の猫は 「まだまだいけるんだニャー」と意気っていましたね。
猫のケンカの仲裁に入ろうとするも、男気強くて、「 じゃますんな、男が廃るぜ!」と、逆に我が家の猫に襲われることもしばしばでした。
その日からしばらく外出禁止、しばらくして、庭まで他の猫の縄張りになってしまったようで…
ほとぼりがさめたので外に出したら、今度はもう片方の上の牙も無くなって帰ってきました。
やはり、人間でいうと中高年にさしかかったころ、近所の飼い猫のほうが若いからかなぁ。
再び外出禁止令、今度はさらに玄関のまえまで縄張りが無くなってしまったようで、かわいそうなことをしたと思いました。
いまでは、家の前で他の飼い猫と声だけでケンカしています。
私が迎えに行くと、依然と違い素直につかまります。
ケンカ相手の猫は 「おまえ、ずるいぞ、母ちゃんつれてきたな、おれも母ちゃん呼んでくる」と、私に向かって唸ります。
玄関先で10分ほど外の空気を吸い、すぐ戻ってくるの繰り返し、網戸開けていると、ムカデ、クモ、カエル、カマキリ、ゴキブリその他いろいろくるので、そのたびに開け閉めしにいってます。
玄関先にいる我が家の猫の背中から、「 俺さまは、まだまだいけるんだニャー 」と哀愁が染み出ています。