言語分析未来予測

上石高生
言葉の分析からの予測です。分析の正しさは未来に答えが出ます。分析予測は検証可能でなければなりません。

インターネットの発達で自主規制の流れ

2009年12月28日 06時57分33秒 | 話題
 60年代はフラワームーブメントにおけるドラッグ文化、70年代はヒッピー文化によりフリーセックス主義と、世界的に情報の伝達が速くなるほど個人の自由は権利として叫ばれ拡大し、性的な内容もオープンになっていった。

 テレビ放送はアメリカで1941年から、日本では1951年から、衛星放送は1963年のケネディー大統領の暗殺からと、映像と音声の情報はかなり昔からリアルに届いていた。
 フリーセックス主義は、特にスエーデンやデンマークなどからの輸出されたものを思い出す。アメリカのプレイボーイなどはまだ品のある雑誌だった。
 今やネットで「フリーセックス主義」と検索しても出てこない。出てくるのはフリー・セックス・マニア(FSM)であって主義でも思想でもない。

たばこ規制枠組条約Q&A
1998年に世界保健機関(WHO)の事務局長に選出されたグロ・ブルントラントさん(医師)が,Tobacco Free Initiative (TFI,たばこのない世界構想)を発表し,翌年1999年にはWHOでは初めての画期的な国際保健条約として,本条約を提案しました。その後2000年5月の世界保健総会で,加盟国192カ国の全会一致でこの提案が採択されました。


 世界保健機関(WHO)が有害だとしているのは、特に「たばこ」、次に「児童ポルノ」などが顕著だ。
 インターネットが普及して情報伝達が個人レベルで加速してくると、ポルノなどは有害サイトとして世界的に認知されていく。
 かつて表現する権利を主張した「チャタレー夫人の恋人」での裁判は懐かしく、しかしこれもただの世界的な流れに刺激されただけの反応ではなかったか、と今さらながらに疑問に思ってしまう。

 「自由」を叫んでいたのは、テレビメディアが発展していた頃だけで、インターネットが普及すれば今度は規制が強化されるという、まったく逆の現象となる。

ビール5社、来秋からテレビCM自粛強化(読売新聞) - goo ニュース

 固定消費税が高い酒類の製造メーカーが、世界保健機関(WHO)の有害なアルコール使用を低減するための規制強化の流れを受けてCM自粛である。
 ネットも業界も自主規制ではあるが、いつも海外からの影響である。もっとも世界保健機関(WHO)では日本人も議論に参加しているであろうから、一方的ではないにせよ、日本文化的な道徳はいつも見えてこない。

 世界保健機関(WHO)が今や世界の道徳的基準・規制基準を作っているようだが、しかしこれこそ権力ではないか、という疑問は過敏すぎるのか。
 まあ、権力的な検閲で階級社会からの圧力を感じるよりはましかもしれない。

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