『北の国から』 the favorite ⑪ 『'98時代』より
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純は、上砂川にあるシュウ(宮沢りえ)の実家に挨拶へ行く。
完全に舞い上がる純。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/a6/5b3ee8b40b048e2ec96b0f997fc470a8.jpg)
純「黒板純といいます。怪しいもんでは、ありません。」
(中略)
(その後のことは、ほとんど覚えていない。僕はほとんど、意識不明の状態だったように思う。)
『北の国から』全作品の中で、最も異様な空気が流れていたシーンではないでしょうか。
シュウの父(室田日出男)が最高です。
【64点】
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富良野にやって来た蛍は、あちらこちらで金を借りようとする。
草太の家を訪れた彼女は、その理由を打ち明ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/2e/0fb16b9a3e611d398e5383e225d795fa.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/ac/da4a54a0c6379dbb0b7daea0e854e522.jpg)
蛍 「赤ちゃんいるの。今、このお腹に。」
「別れた人の赤ちゃん。」
草太「相手は何つってんだ?」
蛍 「相手には言ってない。言う気ない。」
「だけど、1人で…あたし、産むの。」
「決めたの。産んで、育てるの…あたし。」
これは衝撃的でしたねえ。
蛍はそこまで行ってしまったか、という感じでした。
彼女は純と違って、行き着くとこまで行ってしまうタイプのようですね。
【88点】
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正吉は、蛍と結婚するよう草太に説得される。
次の日、蛍のいる札幌へ行った正吉は、彼女にプロポーズする。
草太に言われたからではない。
その思いは、もともと正吉にあったのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/8f/f8b22da3fa62f1a32a147de3d1b82371.jpg)
正吉「結婚してくれ。」
「オレの嫁さんになってくれ。」
「オレと一緒になってくれ。」
蛍 「おかしいね、正ちゃんて相変わらず。」
「何よ、いきなり現れたとおもったら…。」
ここで、あの年賀状が出てきます。
『'83冬』で、居候していた正吉のために、蛍が書いてやった年賀状です。
『'84夏』でのあの火事からよく焼け残ったなあとか、そういうことは考えないことにしましょう。
【77点】
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正吉は、蛍に大反魂草(おおはんごんそう)を送り続ける。
ついに蛍は折れ、正吉のプロポーズを受け入れる。
それを知って狼狽する純とみどり(正吉の母、林美智子)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/e7/793dc644c7be3dfc14e6b9b7dea477e6.jpg)
純 「何やってんだお前、そんなもん刈って。」
正吉「いいんだ、オレの趣味だ。ほっといてくれ。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/dd/b03229746d011a7644d123849497a201.jpg)
純「妹だぞ!」
「たった1人の…オレの妹だぞ。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/0d/f7dafb073ecc80dfdfaef1854250e024.jpg)
みどり「母親が五郎さんに迷惑かけて、顔向けできないと知っていながら!」
「こともあろうに、その娘さんに…あんた!」
1つのシーンとしてくくるには長いのですが、まあ、一連の流れということで。
『'98時代』前編の主役は、間違いなく正吉ですね。
あの悪ガキが、ここまで話に関わる存在になろうとは…。
ところで正吉は、大反魂草をいったい何本刈ったんでしょうね。
100万本ということはないでしょうが、4,000は超えてましたから、1万本は刈ったのかも知れません。
取り乱すみどりの後ろで、知らん振りしてみかんを食べる蛍もナイスです。
【89点】
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純と蛍、そして正吉が、そろって五郎のもとを訪れる。
そこで正吉は、蛍との結婚を五郎へ願い出る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/88/7484c017cde5b62089184b2ec4336ea0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/61/a4fad90f16299b65a42e00378d30fcc0.jpg)
純(富良野に来て17年。)
(多分、父さんがこんなにもストレートに感情をさらけ出し、)
(喜びで泣くのを、僕は初めて見たんじゃないかと思う。)
(父さん、泣いてくれ。どうか、存分に泣いてください。)
(あなたがそこまで喜ぶ姿を、生まれて初めて、僕は見てます。)
(父さん、思い切り泣いてください。)
久し振りの4ショットです。
『'84夏』以来のはずですから、14年振りです。
五郎が号泣しますが、僕ももれなくもらい泣きです。
【92点】(涙)
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五郎は、上砂川にいるシュウ(宮沢りえ)に会いに行く。
彼女が上砂川に移って以来、純との間が疎遠になっているのが心配なのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/b8/ebdb0d9b3cf477bd185930a2f424a2a6.jpg)
五郎「あいつは、シュウちゃんのことが、大好きだ。」
「そりゃあ、見てりゃ分かる。そりゃ、見てりゃ分かる。」
ここで五郎は、シュウのほうから電話してやってくれと頼みます。
この場面に限ったことではありませんが、シュウのことになると五郎はよく世話を焼きます。
よほど気に入ってたんでしょうね。
【78点】
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草太が事故で死んだ。
純は、自分が草他の手伝いを断ったことに責任を感じ、落ち込んでいる。
雪子はそんな純に、前の晩に会ったという草太の話を聞かせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/78/3aff556d7421ce1e892f286982d3b462.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/df/b9a82bb7512191ada9fd95e1b956b903.jpg)
雪子「純を、何とかしてやりたいんだ。」
「蛍はこれで何とかなった。正吉に任せたから、もう安心だ。」
「あとは、純のことだ。純がとっても心配だ。」
「あいつが、自分をどう思おうが、自分にとって、あいつは弟だ。」
「だから、自分はあいつが心配だ。」
草太はこの『'98時代』で、人が変わったようだと周りから言われていました。
その理由について語られることなく、彼は亡くなりました。
そこで思い出されるのは、雪子との会話です。
彼女が離婚して富良野に帰ってきたとき、草太が自分の土地を案内する場面があります。
この中で、7年前から自分が中心にやっている、というような台詞がありました。
7年前…『'92巣立ち』の頃です。
この中で草太はアイコ(美保純)と結婚しますが、同時に子を失います。
この頃から草太は、自分が何かを残すとしたら、それは純と蛍に…。
そう思い始めていたのではないでしょうか。
彼はきっと、生き急いだのです。
【91点】(涙)
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正吉と蛍の結婚式の朝。
蛍は五郎に、最後の挨拶をする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/3f/c0577d6b55e1ea303ebb20dc73709db5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/8c/1cc7f21bb64f3fd1d53358349fb04d10.jpg)
蛍「ここで暮らした8つからのこと、ホントに良かったと思ってます。」
「出来るなら蛍は、あの頃の蛍にもう1度戻りたいって、思ってます。」
「これからは正ちゃんと、仲良く暮らします。」
「父さん、ホントに有難うございました。」
蛍がホントにキレイでした。
「あの頃の蛍にもう1度戻りたい。」
このシーンでは、この台詞が全てですね。
彼女はずっと目が潤んでいるのですが、この台詞のあたりで、さらに涙がにじみ出てくるのです。
演技の域を超えていますね。
【87点】(涙)
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蛍の結婚式の夜。
五郎を家に送って帰った純は、その懐から、令子(いしだあゆみ)の写真を見つける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/bf/2588d2525668701e0028fdff12322fad.jpg)
五郎はやはり、蛍の晴れ姿を令子に見せてやりたかったんですね。
ところで、五郎は披露宴では完全に壊れていました。
裸踊りもしています。
写真をよく無くさなかったものです。
まあ、雪子か中畑あたりが、そっと戻しておいてくれたのでしょう。
【78点】(涙)
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純は、上砂川にあるシュウ(宮沢りえ)の実家に挨拶へ行く。
完全に舞い上がる純。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/a6/5b3ee8b40b048e2ec96b0f997fc470a8.jpg)
純「黒板純といいます。怪しいもんでは、ありません。」
(中略)
(その後のことは、ほとんど覚えていない。僕はほとんど、意識不明の状態だったように思う。)
『北の国から』全作品の中で、最も異様な空気が流れていたシーンではないでしょうか。
シュウの父(室田日出男)が最高です。
【64点】
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富良野にやって来た蛍は、あちらこちらで金を借りようとする。
草太の家を訪れた彼女は、その理由を打ち明ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/2e/0fb16b9a3e611d398e5383e225d795fa.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/ac/da4a54a0c6379dbb0b7daea0e854e522.jpg)
蛍 「赤ちゃんいるの。今、このお腹に。」
「別れた人の赤ちゃん。」
草太「相手は何つってんだ?」
蛍 「相手には言ってない。言う気ない。」
「だけど、1人で…あたし、産むの。」
「決めたの。産んで、育てるの…あたし。」
これは衝撃的でしたねえ。
蛍はそこまで行ってしまったか、という感じでした。
彼女は純と違って、行き着くとこまで行ってしまうタイプのようですね。
【88点】
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正吉は、蛍と結婚するよう草太に説得される。
次の日、蛍のいる札幌へ行った正吉は、彼女にプロポーズする。
草太に言われたからではない。
その思いは、もともと正吉にあったのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/8f/f8b22da3fa62f1a32a147de3d1b82371.jpg)
正吉「結婚してくれ。」
「オレの嫁さんになってくれ。」
「オレと一緒になってくれ。」
蛍 「おかしいね、正ちゃんて相変わらず。」
「何よ、いきなり現れたとおもったら…。」
ここで、あの年賀状が出てきます。
『'83冬』で、居候していた正吉のために、蛍が書いてやった年賀状です。
『'84夏』でのあの火事からよく焼け残ったなあとか、そういうことは考えないことにしましょう。
【77点】
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正吉は、蛍に大反魂草(おおはんごんそう)を送り続ける。
ついに蛍は折れ、正吉のプロポーズを受け入れる。
それを知って狼狽する純とみどり(正吉の母、林美智子)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/e7/793dc644c7be3dfc14e6b9b7dea477e6.jpg)
純 「何やってんだお前、そんなもん刈って。」
正吉「いいんだ、オレの趣味だ。ほっといてくれ。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/dd/b03229746d011a7644d123849497a201.jpg)
純「妹だぞ!」
「たった1人の…オレの妹だぞ。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/0d/f7dafb073ecc80dfdfaef1854250e024.jpg)
みどり「母親が五郎さんに迷惑かけて、顔向けできないと知っていながら!」
「こともあろうに、その娘さんに…あんた!」
1つのシーンとしてくくるには長いのですが、まあ、一連の流れということで。
『'98時代』前編の主役は、間違いなく正吉ですね。
あの悪ガキが、ここまで話に関わる存在になろうとは…。
ところで正吉は、大反魂草をいったい何本刈ったんでしょうね。
100万本ということはないでしょうが、4,000は超えてましたから、1万本は刈ったのかも知れません。
取り乱すみどりの後ろで、知らん振りしてみかんを食べる蛍もナイスです。
【89点】
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純と蛍、そして正吉が、そろって五郎のもとを訪れる。
そこで正吉は、蛍との結婚を五郎へ願い出る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/88/7484c017cde5b62089184b2ec4336ea0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/61/a4fad90f16299b65a42e00378d30fcc0.jpg)
純(富良野に来て17年。)
(多分、父さんがこんなにもストレートに感情をさらけ出し、)
(喜びで泣くのを、僕は初めて見たんじゃないかと思う。)
(父さん、泣いてくれ。どうか、存分に泣いてください。)
(あなたがそこまで喜ぶ姿を、生まれて初めて、僕は見てます。)
(父さん、思い切り泣いてください。)
久し振りの4ショットです。
『'84夏』以来のはずですから、14年振りです。
五郎が号泣しますが、僕ももれなくもらい泣きです。
【92点】(涙)
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五郎は、上砂川にいるシュウ(宮沢りえ)に会いに行く。
彼女が上砂川に移って以来、純との間が疎遠になっているのが心配なのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/b8/ebdb0d9b3cf477bd185930a2f424a2a6.jpg)
五郎「あいつは、シュウちゃんのことが、大好きだ。」
「そりゃあ、見てりゃ分かる。そりゃ、見てりゃ分かる。」
ここで五郎は、シュウのほうから電話してやってくれと頼みます。
この場面に限ったことではありませんが、シュウのことになると五郎はよく世話を焼きます。
よほど気に入ってたんでしょうね。
【78点】
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草太が事故で死んだ。
純は、自分が草他の手伝いを断ったことに責任を感じ、落ち込んでいる。
雪子はそんな純に、前の晩に会ったという草太の話を聞かせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/78/3aff556d7421ce1e892f286982d3b462.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/df/b9a82bb7512191ada9fd95e1b956b903.jpg)
雪子「純を、何とかしてやりたいんだ。」
「蛍はこれで何とかなった。正吉に任せたから、もう安心だ。」
「あとは、純のことだ。純がとっても心配だ。」
「あいつが、自分をどう思おうが、自分にとって、あいつは弟だ。」
「だから、自分はあいつが心配だ。」
草太はこの『'98時代』で、人が変わったようだと周りから言われていました。
その理由について語られることなく、彼は亡くなりました。
そこで思い出されるのは、雪子との会話です。
彼女が離婚して富良野に帰ってきたとき、草太が自分の土地を案内する場面があります。
この中で、7年前から自分が中心にやっている、というような台詞がありました。
7年前…『'92巣立ち』の頃です。
この中で草太はアイコ(美保純)と結婚しますが、同時に子を失います。
この頃から草太は、自分が何かを残すとしたら、それは純と蛍に…。
そう思い始めていたのではないでしょうか。
彼はきっと、生き急いだのです。
【91点】(涙)
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正吉と蛍の結婚式の朝。
蛍は五郎に、最後の挨拶をする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/3f/c0577d6b55e1ea303ebb20dc73709db5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/8c/1cc7f21bb64f3fd1d53358349fb04d10.jpg)
蛍「ここで暮らした8つからのこと、ホントに良かったと思ってます。」
「出来るなら蛍は、あの頃の蛍にもう1度戻りたいって、思ってます。」
「これからは正ちゃんと、仲良く暮らします。」
「父さん、ホントに有難うございました。」
蛍がホントにキレイでした。
「あの頃の蛍にもう1度戻りたい。」
このシーンでは、この台詞が全てですね。
彼女はずっと目が潤んでいるのですが、この台詞のあたりで、さらに涙がにじみ出てくるのです。
演技の域を超えていますね。
【87点】(涙)
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蛍の結婚式の夜。
五郎を家に送って帰った純は、その懐から、令子(いしだあゆみ)の写真を見つける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/bf/2588d2525668701e0028fdff12322fad.jpg)
五郎はやはり、蛍の晴れ姿を令子に見せてやりたかったんですね。
ところで、五郎は披露宴では完全に壊れていました。
裸踊りもしています。
写真をよく無くさなかったものです。
まあ、雪子か中畑あたりが、そっと戻しておいてくれたのでしょう。
【78点】(涙)
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