はなん下からさき生まれた。

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左利き

2006-07-06 22:26:27 | 今日の戯れ言
僕は左利きなのですが、正直、あまり得したことがありません。

スポーツの世界では左利きが有利なようですが、あれは希少価値でしょうね。
多くの人が右利きだから、左利きの人を相手にすると戸惑う。
当の左利きは、嫌というほど右利きを相手にしているから、別に苦ではない。
そういうことだと思います。

僕が左手で字を書いていると、はじめて見る人は大抵こう言います。

「器用だねえ。」

それに対して、僕は必ずこう答えることにしています。

「いや、右手で書けないだけだよ。」

実際、それだけのことなのです。
大抵の人が右手で出来ることを、左利きだと出来ないだけのこと。
世の中の仕組みも、右利きの人が多いことが前提になっているので、不自由することが多いです。

僕が特に苦手なのは、駅の自動改札機。
あれって、切符の差込口が右手にありますよね。
右手で切符を出す人が多いからなのでしょうが、僕にはそれが出来ません。
狙いをつけられないのです。
だから僕は、左手を伸ばして切符を入れています。
不器用丸出しの、変な格好になっていることでしょう。

それから、スーパーでもコンビニでもどこでもいいのですが、そこでお金を払う時。
お店の人は、大抵は右手でお金を扱おうとします。
多くの場合、レジは右手にありますから、これは当然でしょう。
それに対して、僕は左手です。
右手で財布を持って、左手でお金を取りますからね。

この時に、冒頭に書いた「左利きの人を相手にすると戸惑う」というのが出てしまうのです。

チャリーン…。

よくお金が落ちるのです。
「握手」を思い浮かべてもらえれば簡単なのですが、右手には右手のほうが合わせやすいんですよね。
まあ、払う時はまだマシです。
お札はさすがに落としづらいですし、最近は「受け皿に置いてください」というところも多いですからね。
問題は、お釣りを受け取る時。
小銭だらけになることが多いですから、お金が落ちる確率も上がるのです。

それが嫌で、僕は意識して右手で受け取ることにしています。
実際、そうするとお金が落ちないんですよ。
けれども、なぜ僕がそんなことをしなければならないのか?
たまに無性に腹が立って、本来の左手を出すのです。
そうすると、

チャリーン…。