雑想

写真、カメラ、車、音楽、旅、ラーメンなど個人的な趣味のごった煮的な日記です。

look back

2007-03-12 01:11:01 | 写真・カメラ
同P19本口。わぉ。神降臨。しかしながら、全て「いつのだ、これ」ってくらい古いフイルムやLF。LFの使用期限が1990年とか。恐らく撮影者は何を撮ったかすら記憶に無いに違い無い。

フイルムは生ものである。撮影前、撮影後に限らず、使用期限の過ぎたフイルムは品質の保証が出来ない。今回のような余りに古いネガの場合、現像してみるとかなり濃いネガに仕上がる。こうなるとカラーバランスが崩れて、マトモな色調は難しい。

まぁ、今のデジタル技術を駆使した業務用デジタルプリンター故、何とか見られるレベルにまで自動補正はしてくれるんだけどね。あとはネガ自体に巻ぐせが付いて、キャリアで搬送不良を起すトラブルも多いけど。

何れにしても、フイルムは使用期限を確認して撮影したら直ぐに現像して下さいな。

*****

お客様のネガで盛り上がるのもどうかと思うが、写真の右下に写り込んだ「1992年」の年号を見て、その時各人は何をやっていたのかで盛り上がる。ある人は出産した年だったり、ある人はOLしてたり。僕はその頃大学かこの会社に就職していた頃じゃないのかな。

そんな頃撮られたフイルムが現像液に浸されてネガフイルムとなってプリントされ、写真として日の目を浴びるのである。これはもう一種のタイムカプセルだね。

仕上がった写真はやっぱり色調が崩れて、今のレベルではとてもじゃないけど見れたもんじゃない。けど、フイルムで育った世代がイメージする「思い出の色」なんだよ、これは。当然、服装や髪型や雰囲気は当時のものなので、そこで懐かしさは感じられるんだけど、でも、なんだろうね、このあったかさは。

逆に言うと、たとえ100年経っても全く色褪せない「デジタルデータ」ってのは気持ち悪い気もしないでもない。「古い写真(思い出)は色褪せるものだ」っていう固定概念があるんだろうね。妙にリアルな自分の若い頃の写真ってのもどうかと感じる世代なのです。

今の若者って、古い写真特有の色調やセピアな写真を見て「回顧」的な感情を持つんだろうかね。


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