忘れ物

店の前に落ちてたよーと、お客さんが手帳（A５くらいの大きさ）を拾ってきた。名前を調べる為とはいえ見知らぬ人の手帳を見るのもどうかと思ったし、まぁ、そのうち取りに来るだろう、とそのままに。

夕方になって時間ができたのと、何時までたっても持ち主がいらっしゃらないので、意を決して一番後ろのページを開く。よくある「大切な手帳ですので、この手帳を拾った方はこちらに連絡して下さい」のページ。その箇所に運良く名前と会社名を発見。でも電話番号がない。

会社名を頼りにぐぐってみる。関西では有名な某外食チェーン店（らしい）。あちこちクリックして電話番号を調べていると代表取締役の名前が出てきた。あれ？この手帳の持ち主じゃないか。こりゃ大変だ。

店の電話番号は載っているけど、営業本部の電話番号が無かったので、結局１０４で調べる事に。くだんの会社にお伝えした後、数時間後に赤ら顔の御機嫌な持ち主の登場で一件落着。「新幹線に忘れてきたかと思ったよ。（手帳に書いてあった名前を見て）いやぁ、書いておくもんだねぇ」と。

出店の視察か素材の仕入れなのか。実に行動的なトップさんですねぇ。