雑想

写真、カメラ、車、音楽、旅、ラーメンなど個人的な趣味のごった煮的な日記です。

フルサイズ

2006-08-31 00:54:15 | 写真・カメラ
接客中、自分でも思いも寄らぬ結論を引出す時がある。接客してる時は、何かが降りてきてるのかもしれん。

で、今日僕の中で一つの結論が出たのは、35ミリフルサイズCCDデジイチの必要性は無いのでは、ということ。

35ミリフイルムと、(俗に言う)APS-CサイズCCD(あるいはCMOS)では、レンズの画角が違ってくる。実際にはデジイチの場合、35ミリに比べて1.5倍(キヤノンは1.6倍)の画角計算になる。だからデジイチに標準で付いてくるレンズは18ミリ前後なのだ。18ミリったって、35ミリフイルムカメラで言う所の28ミリ位に相当するわけで、接客を始める場合、一応その辺から説明を始めるのが通常。

さて。セミプロが35ミリフルサイズにこだわる理由として、フイルムカメラと同じ画角で撮影出来る、という点がある。デジイチに於いても、どこかでフイルムカメラを意識する一要素としてこだわっていたい気持ちもわかる。

だけど、今後35ミリフイルムカメラが衰退し、ただでさえ画角って何?っていうお客様が多い昨今、フルサイズにこだわる人の比率はどれくらいなものだろう。今後どんどん減ってゆくであろう35ミリフイルムカメラを併用して使っているごく一部に過ぎない人達の為に、そこまでして作る価値はあるのだろうか。

APS-Cサイズでも10Mが発売される今、画質的にはなんら問題はないレベルまで来ている。ましてRAWで撮るなら畳以上の大きさにプリントする事だって可能なのだ。現実にニコンは35ミリフルサイズは作らない、と断言しているし、現行機種で35ミリフルサイズを出してるのは、今やキヤノンだけなのだ。

デジイチは持ってないけど、どうせ買うならフルサイズCCDのデジイチが欲しい(しかも、出来るなら安価で!)、って人は、そもそもデジイチを買う気が無いと考えていい。フイルム至上主義で、デジタルに対して一つでも懐疑心があると購入に踏み切れないタイプ。



だって、僕がそうなんだから。

デジタルの楽しさを分かっていながらどこかで拒絶している。なんか僕の人生全般を表してるような。


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