雑想

写真、カメラ、車、音楽、旅、ラーメンなど個人的な趣味のごった煮的な日記です。

判断

2020-02-27 21:44:00 | 雑想
本日帰還いたしました。

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ご批判を頂いている向きもございましょうが、2月25日・26日に開催された「P Cubed in Dome」に参戦いたしました。正確には26日は開催中止となりましたが。ライブのような大人数が一箇所に集まるようなイベントは感染する確率が格段に上がるのは、僕も知ってます。が。

これって、自分に甘い人間に特有なことだと思うのですが、例えば「家庭崩壊につながるのはわかっているのに不倫してしまう」とか「負けて借金を重ねるのはわかってるのにギャンブルに手を出してしまう」とか、「体がボロボロになるのはわかっているのに暴飲暴食をくりかえしてしまう」とか。

後先考えずに欲望のままに行動してしまうのと似てると思うのですよね。今回だと「感染する可能性があるところに出向いてしまう」でしょうか。違うのは、参戦しただけで感染するとは限らない、ということと、もし感染しているならば、同居人や同僚、見も知らぬ第三者に拡散してしまうという事。

参戦するだけで100%感染するならば誰もライブに行かないし、それ以前に主催者側も中止するでしょう。この曖昧な段階でこのようなライブがあると、感染について楽観的な人はライブに行くだろうし、慎重な人はライブに行くことは無い。僕のような楽観的な人も実際のところ「リスクを伴う賭け」というのは、どこかで実感してると思う。

この賭けというのは正確じゃないな、実は参加不参加の判断を自分で判断することなく、主催者側に委ねてしまった感はある。やれば行く、中止なら行かないって具合に。何でも自分の考えで判断を下すのが自立性のある正しい人だ、とは思う。ただ、欲望のままに動く一般の人にとっては、何処かで誰かがブレーキをかける事が多分必要。

今回だと判断を委ねる対象が「個人→主催者」「主催者→国家」になるのだろうか。参加者の健康やウイルスの拡散防止を第一に考えるのならば、ライブの中止は絶対だろう。中止による損失もあるだろうけど、僕の知ってるアミューズやホットスタッフ・プロモーションはそんなに無責任な集団じゃない。

同時期や今後ライブが予定されているアーティスト、都内や各地のイベントの主催者にヒアリングしての25日の開催だったと思う。結果、結局横並びで開催を決定してしまったのが良かったのか悪かったのかは、今後の感染者の有無にかかってくるのですが。特に今回、誠実というか正直にいろいろメディアに出てしまったので叩かれる対象になってしまったのではないかと。LDHとか坂道みたいに隠密開催が正しかったのか?

26日は政府の判断で中止になったのですが、当日参戦の遠征組もこれはこれで仕方ない、と納得していると思う。感染者が出てからでは遅い、と言われますが、あまりにも恐れ過ぎて前倒しで判断してしまうと、経済や日常生活に将来的に致命的な支障をきたすと僕は思う。ただ今は早く新型コロナウイルスが収束してくれることを祈るだけです。


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