Notes3~ヨミガタリストダイアリー

名古屋市在住の俳優/朗読者・ニシムラタツヤの演(や)ったり読んだりの覚え書き

珍しいけど昨日の補足、そして今夜の補足

2006年02月20日 | 舞台特に演劇
1つの演劇作品が、社会の様相をいっぺんに変えてしまう。
そんなことがこんなあやふやな時代にあるわけがない。
こんな複雑怪奇な時代が、という言い方も出来るが。
個人的な体験としてはもちろんあるにせよ。

ただ、俗に「社会派なエンゲキ」と呼ばれる作品を作り続ける
カンパニーでなくとも、その製作作業の段階で、どこに届け
たいか?ということは出て来るような気がしてならない。
私も劇団の制作に携わっていた時、拙いながらも意識していた
ことは記憶している。

断っておくが、この「どこ」とは、もちろん個人の観客の方
だけを指す訳ではない。

★☆

それを考えることは、すなわちどんな切り口を用意するか、
という点において、その作品をより深いものにさせるはずだ。

観て退屈な作品は、きっとそんなことを全く考えていないか、
そこのところの思考が弱いというのを考えてみても、いいのかも
しれない。

いわゆる、「内輪受け」。



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